【オーストラリア 旅の最新事情】観光客の受け入れ、フライト、主要都市の様子など

公開日 : 2021年07月16日
最終更新 :

コロナ感染の抑え込みに成功した国として注目を集めるオーストラリア。現在はニュージーランドとの間にのみトラベルバブルを形成し観光客を受け入れている状況で、日本人が平常時のようにオーストラリアへ入国・観光できるのは、もう少し先になる見込みです。この記事では、2021年7月現在の最新情報をお伝えします。

観光客の受け入れ状況

観光客の受け入れ状況

<日本人観光客の入国は不可>

2021年7月現在、オーストラリアは海外からの観光客を受け入れていません。入国可能な人はオーストラリア国籍保持者、もしく永住ビザ保持者とその近親者に限られており、1週間あたりの入国者数の上限も定められています(現在は約3,000人[注1])。詳細は下記、在日オーストラリア大使館ウェブサイトをご参照ください。
・URL: https://japan.embassy.gov.au/tkyojapanese/novel-coronavirus.html

[注1]オーストラリアは新型コロナウイルスの市中感染者がほぼゼロの状態でしたが、その後デルタ株の影響で一部都市で市中感染が急増しました。そのため、1週間あたりの入国可能人数を従来の6,070人から半分程度に減らす措置が執られています。


<入国可能な場合も隔離措置あり>

現在、永住ビザ保持者であっても、オーストラリア入国にはハードルがあります。まず、日本出発前72時間以内に実施したPCR検査の陰性証明書が必要です。さらにオーストラリア到着後は、市の指定施設で14日間の自主隔離となります(その際の宿泊費は自己負担)。
隔離期間終了後、オーストラリア他州へ移動する場合は、各州の検疫指示に従う必要があります。詳細はオーストラリア保健省の新型コロナウイルス専用サイト(英語)をご確認ください。
・URL: https://www.healthdirect.gov.au/covid19-restriction-checker/domestic-travel

なお、「オーストラリア政府が指定するワクチンを接種している場合、隔離措置を7日程度に短縮する」という案が現在審議されています。

航空便・空港の状況

航空便・空港の状況

コロナ禍により、日本~オーストラリアのフライトの多くは減便/運休となっています。現在はJALとANAが下記スケジュールで運航しているのみ(オーストラリアの航空会社、カンタス航空とジェットスター・オーストラリアは2021年12月以降の運航再開を予定)。

●JALオーストラリア線(2021年7月)
《シドニー線》
羽田→シドニー JL051(火木 19:20発-翌6:10着)
成田→シドニー JL771(土 19:20発-翌6:10着)

シドニー→羽田 JL052(木土 11:15発-20:05着)
シドニー→成田 JL772(月 8:15発-17:05着)

《メルボルン線》
成田→メルボルン JL8773(火 11:30発-22:55着)
成田→メルボルン JL8773(木 10:30発-21:55着)
※帰路便は運休

●ANAオーストラリア線(2021年7月)
《シドニー線》
羽田→シドニー NH879(月水木金土 22:30発-翌8:55着)
シドニー→羽田 NH880(火木金土日 20:55発-翌5:30着)

主要都市の街なかの様子

主要都市の街なかの様子
©ケアンズ観光局

<シドニー>

感染拡大を抑え込んでいたシドニーでしたが、2021年6月後半、マスクをしていなかった空港職員が海外からの帰国者からデルタ株に感染。その後、シドニー東部でデルタ株クラスターが発生したことにより、7月7日現在、シドニー大都市圏及びその近郊のブルーマウンテンズ地域、セントラルコースト地域、ウロンゴン地域でロックダウン措置が執られています(7月16日までの予定)。

<ケアンズ>

ケアンズは新型コロナウイルスによる影響をほとんど受けなかった町のひとつ。6月後半からのデルタ株の影響もなく、海外からの観光客がいない以外は、コロナ禍以前と変わらない状態で、マスクをしている人もほぼ皆無です。

※写真は2021年7月のケアンズ・エスプラナード通りの様子
※確認が取れ次第、ほかの都市・エリアの情報も追加していきます。

※当記事は、2021年7月9日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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