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異国情緒満載!ラマダン期間ならではのアラブ旅行の楽しみ方!Vol.1

2018年06月13日

イスラム圏を旅行するときに知っていると知っていないとでは旅の楽しみ方が180度変わる時期があります。それは、ラマダン(断食月)。「ラマダンってなに?」「異教徒も断食するの?」「ラマダン中は行かないほうがいいんでしょ?」など、イスラム圏に住む筆者(アラブ首長国連邦・ドバイ在住)が、今回はそのような質問にも答えつつ、ラマダン中だからこそできるアラブ旅行の楽しみ方を紹介します。

ラマダンってなに?

ラマダンおめでとうを意味する"Ramadan Kareem"

みなさんはラマダンと聞いて何を思い浮かべますか?

あまり日本では馴染みのない言葉かもしれませんが、2012年にイスラム教徒の元大相撲力士・大砂嵐が断食しながら本場所を迎えたというニュースでラマダンという言葉に出合った方もいたのではないでしょうか。

ラマダンとは、イスラム暦の9月を意味します。「ラマダン=断食」と思われることもありますが、「ラマダン=断食をする月」の方が正解に近い表現です。

よく目にする Holy month とは?

ラマダン中は、Holy month の言葉が飛び交う

ラマダンが始まると、街中のチラシや友人間のメッセージで Holy month という言葉をよく目にするようになります。これは、まさにラマダンがイスラム教徒にとって「聖なる月」であるからです。

ところで、ラマダンに断食をする目的は何かご存知でしょうか。

日の出から日の入りまで断食を行うことで、恵まれない人々の気持ちに寄り添い、喫煙などの欲も自制し、派手なことも慎みます。それらをみんなで行うことで連帯感を強め、自分自身の体と魂を清めることにもなるのです。断食と聞くと過酷なイメージが先行しますが、イスラム教徒の友人は「ラマダンが楽しみ」と言います。

ラマダン中のイスラム教徒の暮らしは?

普段よりもコーランをよく読んだりするそう

アラブ首長国連邦・ドバイに住む筆者の友人たちの例になりますが、ラマダン中のイスラム教徒の暮らしぶりを紹介しましょう。

基本的に日の出から日の入りまで断食をします。就業時間はいつもより早くなり、昼過ぎには退勤し、日の入りまで昼寝をして空腹を凌ぐこともあるそうです。ほかにも、コーランを普段よりよく読んだり、家族と団らんをとります。

日が沈んで断食後最初にとる食事を「イフタール(Iftar)」と呼びます。また、日の出の直前にとる食事を「スフール(Suhoor)」と呼びます。他人を自宅へ招いてイフタールを振る舞ったり、建設現場やモスクで炊き出しが行われることもあります。

炊き出しが行われている会場

ラマダン中についうっかりやってしまうことは、夜間の食べ過ぎと言われています。今しか食べられないからという状況になると、わからなくもありません。一方で、夜間の食事量をコントロールしてダイエットをするという話もよく聞きます。

また、子供は、本人が自分の意志で決意をした時に断食を始めます。いきなり断食をするのではなく、徐々に慣れさせつつ、小学校高学年くらいでデビューする子が多いそうです。

ラマダンの時期はいつなの?

毎年少しずつずれていくラマダンの時期

ラマダンとは、イスラム暦の9月を意味すると伝えましたが、イスラム暦のため、太陽暦のカレンダーの毎年9月に当たるわけではありません。2018年は、5月16日(水)頃から6月14日(木)頃までです。なお、2019年は、5月5日(日)頃から6月4日(火)頃までです。

ラマダンの時期は、毎年11日ほどずつ早まります。“頃”となるのは、イスラム暦が月の満ち欠けを基にしているためです。つまり、前夜にならなければ、ラマダンの開始日や終了日は確定しません。ラマダン中は、会社や学校の時間、商店の営業の有無などが変わるため、異教徒であってもラマダン前後は気持ちがソワソワするものです。

いかがでしたか。あまり日本では馴染みのないラマダンについて紹介しました。Vol.2では、ラマダン中に旅行者(非イスラム教徒)が気をつけるべきポイントを紹介します。

【関連記事】異国情緒満載!ラマダン期間ならではのアラブ旅行の楽しみ方!Vol.2('18/6/14公開)も要チェック!

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