海外旅行・観光情報の「地球の歩き方」TOP >ニュース&レポート >旅の情報 >中東 >トルコ >イスタンブール >イスタンブールのアヤソフィアが改名!3Dツアーで自宅にて手軽に館内探検を

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

イスタンブールのアヤソフィアが改名!3Dツアーで自宅にて手軽に館内探検を

2020年08月24日

ヨーロッパとアジアの文化が交差する国トルコ。首都イスタンブールにある小高い丘の上にあるアヤソフィアは長年“トルコの異文化共存の象徴”として世界中の人々を魅了してきました。UNESCO世界遺産でもある、アヤソフィアがこの度「アヤソフィア イ ケビル ジャーミィ(Ayasofya-i Kebir Camii)」と改名しました。アヤソフィアと、そこに住む名物猫のグリを紹介します。

【はじめに】2020年8月20日現在、観光目的の海外渡航は難しい状況です。『地球の歩き方ニュース&レポート』では、昨今の世界情勢をふまえ観光地情報の発信を抑制してきました。しかし、2020年5月31日で「期間限定の電子書籍読み放題サービス」が終了したこともあり「近い将来に旅したい場所」として、世界の現地観光記事の発信を2020年6月以降、再開することにいたしました。

世界各地のまだ行ったことのない、あるいは再び訪れたい旅先の詳しい情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス禍収束終息後は、ぜひ旅にお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを、心より願っています。

東西文明の交差点、トルコ

カッパドキアの景色 ©iStock

ボスポラス海峡を隔ててヨーロッパとアジアの文化が行き来する国トルコ。日本の約2倍の国土を持つ同国は多様な気候と文化が入り交じった他に類を見ない国です。巨石がニョキニョキと生えたような不思議な景色を見ることができるカッパドキアや、炭酸カルシウムを多く含んだ温泉が山肌を流れることで生まれた白い棚田のような風景のパムッカレなどのユニークな風景を見られるほか、歴史的にも貴重な遺跡も数多く残っており魅力満載です。

アヤソフィア

白い外壁が夕焼けに染まる ©iStock

537年にユスティニアヌス1世が東ローマ帝国の首都(現在のイスタンブール)に建設したアヤソフィア。創設以来その神聖なたたずまいで人々を惹きつけてきました。当時としては最先端の建築技法で建てられた巨大なドームは地上55m、直径31mもあります。内部の壁は細かなデザインで装飾され、ビザンチン文化のモザイク画を見ることもできます。トルコの歴史に思いをはせながら館内を巡ってみましょう。

■アヤソフィア イ ケビル ジャーミィ(Ayasofya-i Kebir Camii)
・住所: Sultan Ahmet, Ayasofya Meydanı No:1, 34122 Fatih/ İstanbul
・開館時間: 年中無休 0:00~24:00
・入場料: 無料
・URL: https://muze.gen.tr/muze-detay/ayasofya
※英文のみ

バーチャルツアーで訪れるアヤソフィア

館内の細部のデザインも要注目

今回の改名によりアヤソフィアは博物館としての役割からイスラム教礼拝所のモスクへと、かつての役割へ戻ります。開館時間中は礼拝の時間を除き無料で入場することができます。ガイド付きツアーも催行しています。

さらに現在は、自宅からバーチャルでアヤソフィアとその周辺を見学することもできます。トルコ共和国文化観光省が開発した3Dバーチャルツアーでは、館内のさまざまな場所から360度の景色を見渡すことができます。ドームの中はもちろん、館内にある読書室や廊下、アヤソフィアから眺めるイスタンブールの町並みが見られ、まるでその場にいるかのような臨場感を味わえます。

■アヤソフィア3Dツアー
・URL: http://www.3dmekanlar.com/en/hagia-sophia.html
※専用アプリのダウンロードが必要

名物猫のグリ

多くの観光客に写真を撮られているグリ

アヤソフィアの隠れた名物といえば、ここに住む猫の「グリ」。2004年に守衛室の下で生まれて以来、この大建築に16年も住み続けている名物猫です。世界中から訪れる観光客に写真を撮られるため、“世界で最も撮影される猫”の地位を獲得し、世界中のファンがグリのSNSアカウントをフォローしています。アヤソフィアを訪れた際には、ぜひグリを探してみてください。

■グリのインスタグラム
・URL: https://www.instagram.com/hagiasophiacat/

トルコ共和国大使館・文化広報参事官室によるアヤソフィアの解説

世界中から多くの観光客が訪れる ©iStock

●数世紀にわたる歴史
537年にユスティニアヌス1世が東ローマ帝国の首都、コンスタンティノープル(現イスタンブール)に建設したアヤソフィアは、当時、最も壮大な宗教施設とされていました。文字通り、「聖なる叡智」 と名づけられたこの建物は、創設以来、いつの時代にも神聖なインスピレーションを体現してきました。独特なデザインや巨大なドームがそれを特徴づけ、また、当時の技術では不可能と思われた建築課題の数々を克服する最先端の建築技法が導入されてきたのも、このアヤソフィアです。
※「アヤソフィア」または「ハギア・ソフィア」とは、「聖なる叡智」を意味します。

古くビザンチン時代から聖なる場所とされていた丘の上に、当時最大の宗教施設として建設され、537年にユスティニアヌス帝が礼拝の場として開放しました。その後1453年に、オスマン帝国のメフメト2世がイスタンブールを征服し、モスクに改築するまでの916年間、教会として機能していましたが、オスマン帝国はイスタンブール征服直後からその建築的強化を図り、可能な限り最善の方法で維持に努めました。そのおかげで同帝国時代、数度の増築を繰り返しつつ、モスクとして存続することができたと言われています。

●まばゆいばかりの芸術的名建築
アヤソフィアはオスマン帝国時代にミナレット(尖塔)、メドレセ(学院)、小学校、祈祷告知係用の宿泊所、水源とセットの貯水槽、公共の噴水、日時計、評議委員会室などが徐々に加えられ、複合施設へと変貌していきました。建築としての最大の特徴は、中央部分を占める巨大なドームです。
また、さまざまな時代のモザイクに彩られるアヤソフィアの中でも、建設当初から残るナルテックス(キリスト教の聖堂や教会の拝廊)の抽象モザイクは一見の価値があります。9世紀に制作されたとみられる「聖母子像」や「熾天使像」を始め、ビザンチン時代から残る歴史的なモザイクはいまなお訪れる人々の心を惹きつけてやみません。

さらに、世界8番目の不思議と目されるアヤソフィアでは、その外観や庭のみならず、オスマン帝国歴代のスルタンの霊廟や控え壁、宝物庫、救貧院などもご覧いただけます。


東西文明の十字路トルコは、悠久の歴史を刻む町イスタンブールや自然が作り出した壮大なカッパドキアの風景、光り輝く地中海に面したリゾート地のアンタルヤなど魅力にあふれています。近い将来訪れてみてはいかがでしょうか。

>>>>(関連記事)トルコ観光に役立つ記事はこちら

※本記事の観光関連情報は2020年8月18日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2020年8月20日現在、トルコへの日本からの観光目的の渡航はできません。渡航についての最新情報、情報の詳細は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:  https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

関連書籍

地球の歩き方 ガイドブック E03 イスタンブールとトルコの大地 2019年~2020年版

地球の歩き方 ガイドブック E03 イスタンブールとトルコの大地 2019年~2020年版

地球の歩き方編集室
定価:本体1,900円+税
発行年月: 2019年08月
判型/造本:A5変並製
頁数:512
ISBN:978-4-478-82381-1

詳細はこちら

お気に入り

※この記事が気に入った方はクリック

この記事のスポット

この記事のカテゴリ

PC版で表示

運営会社と個人情報保護について