沖縄の海はもうベストシーズン! とっておきのビーチ 7

公開日 : 2022年06月28日
最終更新 :
宮古島の与那覇前浜
宮古島の与那覇前浜

沖縄では3~4月頃に海開きが行われ、10月頃までが海水浴のハイシーズンとなります! 取材やプライベートで訪れたことがあるお気に入りのビーチを、もりっと紹介しちゃいます。沖縄本島から慶良間、八重山、宮古の離島まで。あまり知られていない情報も、こっそりと教えます。

干潮時に熱帯魚プールが出現!【備瀬崎(沖縄本島)】

干潮時に熱帯魚プールが出現!<br />【備瀬崎(沖縄本島)】
潜って熱帯魚に合いに行こう!

沖縄本島北部、人気の沖縄美ら海水族館にも近い場所にあるのが備瀬崎。風情たっぷりの備瀬のフクギ並木を抜けた先に岩礁に囲まれた海が広がっています。ここには干潮時に行くのがおすすめ。潮が引くと周囲の岩が姿を現して、天然のプールのようになります。水中には宝石みたいなルリスズメダイなどの小魚がたくさん泳いでいて、上からでもその姿が確認できます。流れもほとんどないので、子供連れにもおすすめできます。また駐車場の脇から小路を通ると、サンゴに囲まれた浅瀬に出ます。沖縄の言葉でイノー(海畑)と呼ばれる砂地の浅瀬では、ナマコやヒトデなどの生物を見ることができますよ。私が行ったときは、アバサー(ハリセンボン)まで見かけました。

テラスから見下ろす海の感動!【北浜(ニシバマ)(阿嘉島)】

テラスから見下ろす海の感動!<br />【北浜(ニシバマ)(阿嘉島)】
ビーチを見下ろす高台にはニシバマテラスという展望スポットがある

これまで、沖縄では宮古島の海が一番きれいだと思っていましたが、その思い込みを覆してくれたのがここ。国立公園にも指定されている慶良間諸島の阿嘉島にあるビーチで、自転車を停めて海の方へ向かい、視界が開けると眼下にビーチが広がります。手前には白砂のビーチ、きれいなブルーのグラデーションの海の奥には慶良間諸島の島々が重なりあって浮かんでいます。これは、ほかの沖縄の島々では見られない風景。もちろん海の透明度も抜群で、沖に行けばサンゴ礁も見られます。

浜からのシュノーケリングでウミガメに会える【阿真ビーチ(座間味島)】

浜からのシュノーケリングでウミガメに会える<br />【阿真ビーチ(座間味島)】
運がよければウミガメと一緒に泳げる

慶良間諸島最大のリゾートである座間味島のメインビーチは古座間味ビーチですが、宿泊した宿の人やゲストに教えてもらったのが、阿真ビーチ。沖の方にはたくさんのウミガメがいて、ボートでのウミガメシュノーケリングツアーの定番スポットとして有名ですが、実はビーチからのシュノーケリングでもウミガメを見ることができます。またとても気に入ったのが、ビーチの入口にある一本のアダンの木。カメラを向けると、奥に琉球アサガオ(ノアサガオ)の群生に海、島まで入ってとってもフォトジェニック。今回「本島周辺の島々」の扉を飾っているので、ぜひチェックしてみてください。

眩しい白砂のビーチにぷかり【コンドイ浜(竹富島)】

眩しい白砂のビーチにぷかり<br />【コンドイ浜(竹富島)】
幻の浜までは歩いて渡ることができる

赤瓦の琉球家屋や水牛車で有名な竹富島で唯一遊泳ができるビーチで、どこまでも白い砂浜が続く光景は圧巻です。夏の晴れた日の昼間に訪れたときは、太陽の光をビーチ全体で反射して、まぶしさでしばらく目が開けられず困ったことがありました。遠浅のためシュノーケリングには向きませんが、ビザ上くらいの深さの海にぷかりと浮かんでいるだけで癒やされます。干潮時には沖にある砂場が海上に出て、「幻の浜」なんて素敵な名前でも呼ばれています。

これぞ南国! ハテルマブルーの海にひと目惚れ【ニシ浜(波照間島)】

これぞ南国! ハテルマブルーの海にひと目惚れ<br />【ニシ浜(波照間島)】
八重山を代表するビーチ

八重山で最も美しいビーチといえば、必ず名が上がるのがここ、ニシ浜です。日本最南端の波照間島のメインビーチで、「ハテルマブルー」と呼ばれる海が広がっています。島は八重山諸島を覆うリーフの外側に位置していて、石垣島からのフェリーに乗っていると途中から海の色がより濃く、透明度もあがるのが分かります。集落からビーチまでは緩やかな坂道を下っていくのですが、途中のカーブの曲がり角の先にビーチが見える瞬間は、なんど訪れてもときめいてしまいます。

溶けたガラスみたいな、海の色【与那覇前浜(宮古島)】

溶けたガラスみたいな、海の色<br />【与那覇前浜(宮古島)】
レンタルや飲食店、BBQなど設備も充実している

7kmもの長大な砂浜が続く与那覇前浜は、言わずと知れた宮古島No.1の人気ビーチです。かつてはのどかな雰囲気でしたが、近年の宮古島のリゾートブームもあってとてもにぎやかです。透き通った海はおだやかで、太陽の光が入るときらきらと輝いてガラスのように見えます。海の向こうに浮かぶのは、来間島。左手には島へと渡る全長1690mの来間大橋の姿も見えます。ビーチから海と来間大橋を入れたカットは、宮古島を代表する風景。近年ではウエディングフォトの人気スポットともなっています。

サンゴの豊富さは宮古島でもピカイチ【新城海岸(宮古島)】

サンゴの豊富さは宮古島でもピカイチ<br />【新城海岸(宮古島)】
森を抜けた先にビーチが広がる

宮古島の東海岸、サンゴのリーフに囲まれたビーチが新城海岸です。ここでは、ビーチからのシュノーケリングでニモことカクレクマノミやウミガメに会えちゃうとっておきのスポット。宮古島に行ったときは、1日中このビーチで過ごすことがあるくらい、お気に入りの場所です。ビーチの入口には2軒のパーラーがあって、シュノーケリング時の注意点やウミガメが多い場所などを教えてくれます。もちろんシュノーケリングセットのレンタルや食事、パラソルなども借りられます。

うちなーもリピーターもビギナーも!一冊持ちたい最強ガイド

5月19日に発売した『地球の歩き方 J04沖縄』は、地球の歩き方イズム満載でお届け!本土復帰50周年を迎えた沖縄の歴史や伝統文化などにも踏み込み、独自の文化を築いた「琉球王国」からアメリカ統治時代の「OKINAWA」、そしてイマの「沖縄県」を余すことなくご紹介。
夏のお楽しみビーチ情報も満載です。

定期船で行ける沖縄の島々を網羅し、比類なき沖縄の島々たちをこの一冊で楽しめます。地球の歩き方片手に島を旅するもよし、沖縄を学ぶもよし、妄想旅行をするもよし。

あなたも知らない「沖縄」がここにあります!

※当記事は、2022年6月28日現在のものです

PHOTO &TEXT: 『地球の歩き方 J04 沖縄』編集担当 グルーポ・ピコ 田中健作    
PHOTO: PIXTA

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筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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