【沖縄&北海道のおすすめスポット】インバウンドガイドが教える地元のおすすめ6選

公開日 : 2022年08月10日
最終更新 :
訪日外国人に最も人気な神社・伏見稲荷大社
訪日外国人に最も人気な神社・伏見稲荷大社

もうすぐ夏本番!「どこに行こうかな?」「誰と旅しようかな?」と、夢が膨らみますね。今回は、そんな旅先に迷っているあなたに、年間約1万人の訪日外国人を案内するマジカルトリップのインバウンドガイドがおすすめする、かれらの地元、沖縄と北海道のおすすめスポットをご紹介。テーマは【日本人が知らない「日本」を発見できるスポット】です!

普段の生活では気づかない、日常にあふれる日本の魅力に迫る!

普段の生活では気づかない、日常にあふれる日本の魅力に迫る!
京都最古の禅寺といわれる建仁寺の双龍図

日本で暮らす私たち日本人が、「日本の魅力」について考える機会は一体どのくらいあるでしょうか。異なる文化や歴史をルーツにもつ海外の人々の視点からみると、実は私たちの日常のなかには「日本の魅力」があふれています。例えば、通学路で日々通り過ぎる小さな神社、仕事帰りの飲み歩き、休日の映画・アニメ鑑賞など、挙げればきりがありません。

新シリーズ「地球の歩き方 旅の読み物」第1弾『今こそ学びたい日本のこと』の著者でもあり、現在、沖縄県在住で、行政や自治体へのコンサルティングやツアー造成を行う場所に合わせて出張しながら働いている蜂谷さん、北海道札幌市在住で、主にツアーの立役者であるツアーガイドさんの採用や、サービスの広報を担当している松本さんに、地元のおすすめを聞きました。

おすすめの観光スポット in 沖縄①

おすすめの観光スポット in 沖縄①
沖縄観光の魅力は、なんといっても他では出合えない美しい海の景色

沖縄といえば“海”というイメージをもつ人は多いのではないでしょうか。

僕の住む沖縄本島でも、きれいな海を楽しめるビーチはたくさんあります。そのなかでも、インスタ映えとしておすすめなのが、古宇利島のティーヌ浜にあるハートロック。島に架かる橋のドライブも最高です! 沖縄の海は写真撮影だけでなく、ダイビングやスノーケリング、SUP、日焼け、夕日を眺めるなど、さまざまな楽しみ方がありますので、どんな人とでも楽しめます。

■ティーヌ浜 ハートロック
・住所: 沖縄県国頭郡今帰仁村古宇利2
・URL: https://goo.gl/maps/J1SnCcx3KwcjbkKF6

おすすめの観光スポット in 北海道①

おすすめの観光スポット in 北海道①
「札幌の奥座敷」とも呼ばれている定山渓温泉

私がおすすめしたいスポットは、北海道の大自然を感じられる「定山渓」! 札幌市内から車で約50分。路線バスを利用しても約1時間でアクセス可能でありながら、「国立公園」に指定されている大自然の中の温泉郷。温泉地としてはもちろんの事、カヌーやラフティング、スキーなどの自然アクティビティを楽しむことができます。
私自身、子どもの頃から何度も訪れている定山渓は、単身者からファミリーまで幅広い層が楽しめ、日帰りでも宿泊でも◎な、おすすめスポットです!

■定山渓
・住所: 北海道札幌市南区定山渓温泉
・URL(定山渓観光協会公式サイト): https://jozankei.jp/

おすすめの観光スポット in 沖縄②

おすすめの観光スポット in 沖縄②
「琉球八社」のひとつ「沖宮」

最近、御朱印集めが流行っていますが、沖縄にも神社があり、参拝や御朱印集めを楽しむことができます。琉球王国の王府から特別な扱いを受けた「波上宮・沖宮・識名宮・普天満宮・末吉宮・安里八幡宮・天久宮・金武宮」の8つの神社を沖縄では「琉球八社」と呼び、すべての神社を参拝することを「琉球八社巡り」といいます。この8つの神社を訪れるまえに、琉球神道という、日本本土の神道と異なる信仰を学ぶことをおすすめします!

■沖宮
・住所: 沖縄県那覇市奥武山町44(奥武山公園内)
・TEL:  098-857-3293
・URL:  https://goo.gl/maps/zUuAd3HLVub47jLo6

おすすめの観光スポット in 北海道②

おすすめの観光スポット in 北海道②
2020年にオープンしたウポポイ(民族共生象徴空間)のイメージです。 提供:公益財団法人 アイヌ民族文化財団

次におすすめするのは、「ウポポイ(民族共生象徴空間)」。ウポポイでは、国立アイヌ民族博物館の見学をはじめ、文化解説やアイヌ語学習、楽器演奏体験など、様々な体験プログラムへの参加を通して、アイヌ文化や文化継承の重要性、アイヌの歴史から未来に向け差別のない世界を築いていくことの意義などを学ぶことができます。

日本にもアイヌのような先住民族がいることを知ることは、私たちに日本の魅力を発見するための様々な気付きを与えてくれます。

■ウポポイ(民族共生象徴空間)
・住所: 北海道白老郡白老町若草町2丁目3番2号
・TEL:  0144-82-3914
・営業時間: 時期によって異なるため、公式ホームページを参照
・休み: 月曜日(祝日または休日の場合は翌日以降の平日)および年末年始
・入場料: 1,200円(大人) | 600円(高校生) | 中学生以下無料
・URL:  https://ainu-upopoy.jp/

おすすめの観光スポット in 沖縄③

おすすめの観光スポット in 沖縄③
沖縄の古民家でディープな文化体験できる施設「TANONE(タノーン)」

琉球や沖縄の文化をよりディープに体験したい人には、宜野湾市の58号線沿いにあり、立地的にも立ち寄りやすい文化体験施設「TANONE(タノーン)」がおすすめです。
現在NHKにて放送されているドラマ「ちむどんどん」に出てくるような古民家のなかで、沖縄の風を感じながらクバの葉でのカゴ作りやエイサークラフト締め太鼓作り、御朱印帳作り、ヨガなどが体験できます。ここにしかない沖縄の島雑貨をそろえたお土産屋さんも隣接しているので、ぜひ観光のついでに立ち寄ってみて!

■沖縄文化体験&古民家ショップ TANONE (タノーン)
・住所: 沖縄県宜野湾市大山6丁目3−2
・TEL:  098-987-6841
・営業時間: 時期によって異なるため、公式ホームページを参照
・休み: 水曜日
・体験料: オリジナル御朱印帳作り 1時間3,500円 , 古民家ヨガ 2,000円 など
・URL: https://www.tanone-okinawa.net/

おすすめの観光スポット in 北海道③

おすすめの観光スポット in 北海道③
バーラー ペンギン堂の「コーヒーとチョコレートのパルフェ」

北海道といえば”食”!数ある食のなかでも、私がおすすめしたいスポットは、夜にパフェとお酒を楽しむことができる「バーラー ペンギン堂」。ここは、ローカルに15年以上愛されている老舗で、私も20代の頃からリピートしています。約10種類の魅力的なパフェは、どれもお酒との相性も抜群!

数年前ほど前に、札幌を発祥とする「シメパフェ」という言葉が全国に広がりましたが、実は夜にお酒とパフェを気軽に楽しむことは、海外からみてとてもユニークな日本独特の食文化なのです。北海道での1日の旅のシメに、ぜひ美味しいパフェとお酒をご堪能ください!

■バーラーペンギン堂
・住所: 北海道札幌市中央区南4条西1丁目6−1
・TEL:  011-261-2320
・営業時間: 公式Instagramを参照
・定休日: 水曜・その他不定休
・URL(Instagram):  https://www.instagram.com/barlorpenguindou/

さまざまな「日本」が見つかる旅の読み物

さまざまな「日本」が見つかる旅の読み物
著者の蜂谷さん(写真左)と松本さん(写真右) 

本記事でご紹介した、沖縄の古くからの信仰である「琉球神道」や北海道のアイヌ文化を学べる「ウポポイ」などのほかにも、『今こそ学びたい日本のこと』では、琉球民族やアイヌ民族についても解説しています。その土地の歴史や文化、信仰を知ることで、新たな視点で日本を楽しむことができるので、ぜひ北海道や沖縄に旅行の予定がある人は、旅の予習に読んでください!

あなたの目の前にある日常や、普段意識しなかった「日本」をこれまでになかった視点で捉えられる情報が満載! 旅のおともとして、是非お楽しみください!

日本の魅力の再発見ができる1冊が誕生!

あなたは、日本のことをどのくらい知っていますか?
この国の文化や歴史、習慣について世界の人々に説明することができますか?

日本がもつ独特の文化や景観は、いまや世界中から愛され、年間3000万人もの外国人が日本を訪れる時代になりました。彼らの目に映る日本はどこまでも新鮮で、美の宝庫。私たち日本人が気づいていないこの国の魅力をキャッチしているのです。

本書は、1万人の訪日外国人をガイドしてきた旅のプロが、こうした「外からの目線」で日本を切り取った、まさに日本人のための日本案内本。エンタメ、食文化、職文化、日本人の心(ジャパニーズスピリット)、地理的・文化的特徴、信仰(宗教)、日本人のルーツと歴史、日本各地の魅力の8テーマで、「日本人が知らない日本」という切り口で紹介します。

ページをめくり、異国を旅するように、“日本”と出合ってください。
きっと、身近な誰かに、世界の人々に、日本の魅力をシェアしたくなりますよ。

※当記事は、2022年7月28日現在のものです

TEXT:蜂谷翔音、松本まさ
PHOTO:蜂谷翔音、松本まさ、TANONE

・・・・・・・・・・・・・・
★最新情報を確認してください
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、上記記事内で紹介した施設や店舗において、短縮営業や休業の可能性があります。最新情報は、公式ウェブサイトなどで確認してください。
・・・・・・・・・・・・・・

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。