高尾山の歩き方 初心者向けハイキングコースから絶品グルメまで

公開日 : 2022年03月24日
最終更新 :
水と緑に囲まれて起伏に富んだ高尾山の6号路
水と緑に囲まれて起伏に富んだ高尾山の6号路

「地球の歩き方」国内版から新刊『地球の歩き方 東京 多摩地域』が登場! 30市町村の見どころを約半年に渡って取材し、制作を進めてきました。今回は巻頭特集で16ページに渡って特集している高尾山のハイキングコースやグルメなど最旬情報をご紹介します!

年間約300万人が訪れる高尾山の魅力を徹底解剖

年間約300万人が訪れる高尾山の魅力を徹底解剖
裏高尾の陣馬山頂上では白馬の像が迎えてくれる

高尾山の最大の特徴は、さまざまなコースを楽しめること。おもな登山路は1~6号路。それ以外にも「稲荷山コース」や「いろはの森コース」などがあり、ケーブルカーやリフトを組み合わせれば、老若男女問わず自身の体力や経験に合わせたルートを組むことができます。また、春の桜や秋の紅葉シーズンなどは多くの観光客でにぎわい、季節によって異なる景色を望めるのも魅力のひとつ。

『地球の歩き方 東京 多摩地域』では、初登山者向けとして絶景の1号路→4号路コース、リピーター向けには沢沿いを歩く6号路コースを掲載。さらに、高尾登山の魅力にハマったらぜひチャレンジしてほしい「裏高尾」と呼ばれるエリアもご紹介。JR中央本線藤野駅を起点に、陣馬山~景信山を縦走するルートは所要時間や道中のポイントなども参考にしていただけるとうれしいです。

マストで参拝したい高尾山 薬王院は歴史も興味深い

マストで参拝したい高尾山 薬王院は歴史も興味深い
『地球の歩き方 東京 多摩地域』編の表紙にも採用

高尾山中腹に位置する「高尾山 薬王院」は古来から修験道の山としても知られており、山岳信仰の対象で戦勝の神「飯縄大権現」をご本尊として奉るようになったという歴史があります。また、天狗像は除災開運や招福万来をもたらすといわれ、境内には「大天狗」と「小天狗(烏天狗)」が鎮座しています。

参拝品授与所では、天狗や高尾山の紅葉をモチーフにしたお守りや絵馬などが売られており、かりんとうやドーナツ棒などの菓子類も揃うので、おみやげにもぴったりですよ。

■高尾山 薬王院
・住所: 八王子市高尾町2177
・営業時間: お札授与所8:30~16:00
・URL: https://www.takaosan.or.jp/

高尾山中腹&ふもとで出合えるおいしいグルメ

高尾山中腹&ふもとで出合えるおいしいグルメ
高尾名物とろろそばはマストで食べたい一品

高尾山の中腹やふもとには、たくさんの食事どころやレストランがあります。中腹の複合施設「高尾山スミカ」では、そばやカレーのほか黒豆あんたっぷりの「天狗焼」や「三福だんご」が楽しめますし、夏にはビアマウントになる「高尾山展望レストラン」では開放的な空間でBBQをすることができます。

高尾山のふもとには老舗のそば店が多くあり、店舗ごとにこだわったとろろそばや山菜そばをいただけます。天保年間創業の「髙尾山 髙橋家」は、もともと「旅籠 休茶屋」として高尾の参拝客がひと休みする場所だったといい、店内にそびえる樹齢150年の木がその歴史を感じさせます。そば粉6割をとろろ芋と上質粉で練り上げた冷やしとろろそば(1000円)は絶品で、山菜そばなどメニューも豊富です。

■髙尾山 髙橋家
・住所: 八王子市高尾町2209
・営業時間: 10:00~17:00(L.O.16:30)、土・日・祝~17:30(L.O.17:00)
・定休日: 木(夏期・冬季・臨時休業あり)
・URL: http://www.takahasiya.com/

高尾の魅力は山だけにあらず!穴場の自然スポット

高尾の魅力は山だけにあらず!穴場の自然スポット
静寂に包まれた池泉回遊式庭園を散策してみよう

高尾エリアには高尾山以外にも隠れた見どころが点在。特におすすめなのは、八王子市が所有している「高尾駒木野庭園」や春に園内の桜が見ごろを迎える「森林総合研究所 多摩森林科学園」、八王子八十八景にも選出された「武蔵陵墓地」。いずれもJR高尾駅から約15分圏内ですが、ぜひ自転車を借りたりして回ってほしいところばかりです。

特に「高尾駒木野庭園」は、池泉回遊式庭園や枯山水、四季折々の花々など見応えがあり、ゆったりとした時間を過ごすことができます。日本家屋にある喫茶室で抹茶セット(500円)やコーヒー(300円)をいただきながら、庭園を鑑賞するのもよいでしょう。

■高尾駒木野庭園
・住所: 八王子市裏高尾町268-1
・営業時間: 9:00~18:00、9~10月~17:00、11~3月~16:00
・定休日: 無休
・料金: 無料
・URL: https://www.takaokomaginoteien.jp/

ワーケーションもOK!暮らすように旅する高尾の宿

ワーケーションもOK!暮らすように旅する高尾の宿
Mt. TAKAO BASE CAMPはシューズレンタルもできる

テレワーク中の方々にぜひ挑戦してみてほしいのは、高尾の宿に泊まること!高尾にある「Mt. TAKAO BASE CAMP」と「タカオネ」では、ワーケーションプランが充実。朝イチで登山してお昼からは仕事……なんていう滞在方法もできちゃいます。

「Mt. TAKAO BASE CAMP」はドミトリーがメインの山小屋風ゲストハウス。宿泊と終日のテレワークがセットになったプランは3850円~とリーズナブルな料金が魅力。日帰り利用できるカフェラウンジやシャワー・ロッカールームもあるうえ、アウトドアブランド「マムート」のシューズやバックパックレンタルもできるのもうれしいポイント(1アイテム1日1回220円)です。

■Mt. TAKAO BASE CAMP
・住所: 八王子市高尾町1799-3
・URL: https://takaobc.com/

高尾情報満載のガイドブック

3月17日発売の『地球の歩き方 東京 多摩地域』は、これから高尾にチャレンジしたい!という人はもちろん、リピーターの方々にとっても新しい発見をしてもらえるような特集を目指しました!また、高尾山以外にも御岳山や奥多摩の山々、30市町村の自然あふれる名所などもたくさん紹介しています。

まだ挑戦していないコースやグルメ、ショップ、見どころはぜひ本誌でチェックしてみてくださいね。

※当記事は、2022年3月24日現在のものです。

TEXT: 水野千尋
PHOTO: 和氣淳

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筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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