イギリス・ロンドン在住主婦のイチ押し! おみやげ探し&滞在中の買い物に便利なスーパー4選
旅先でちょっと喉が渇いた、小腹が空いた、わざわざお店に入るほどでもないけれど、何かは口にしたい。オシャレなショップでのおみやげ選びは気分があがるけれど、お財布とも相談したい……。そんな時に便利なお助けマンとして頭に浮かぶのが、地元のスーパーではないでしょうか。今回は、滞在中の日用品買いやおみやげ選びもできる、イギリス・ロンドンで見つけやすい4つの大手スーパーを紹介します。
庶民の味方! 「テスコ」でお手頃価格のランチパック
単体では小売業界最大手、売上高、市場シェア率ナンバーワンのスーパー「テスコ(Tesco)」は、お手頃価格で幅広い層のお客さんから支持を受けています。イギリス・ロンドンの街中では、小型店の「テスコ・メトロ(Tesco Metro)や「テスコ・エクスプレス(Tesco Express)」をよく見かけます。
ロンドンの語学学校に通う留学生たちに重宝がられているのが、ミール・ディールというランチセットです。サンドイッチやラップサンドといったメインのパン類に、サラダ、おやつ、飲み物がそれぞれ選べます。3ポンド(約450円)という、物価の高いロンドンで驚きの価格でランチをまかなえます。
ミール・ディールは、どれも種類が豊富で、組み合わせを迷ってしまうほど。サラダもボリュームたっぷりで、栄養が偏りがちな旅先でもヘルシーメニューを楽しめます。
イギリス、特にロンドンでは、「カフェでちょっとドリンクを一杯」と言っても軽く3ポンドを超える場合がしばしば。「It’s so cheap, you know?(メッチャ安いのよ〜)」と、ゴリ押ししてくれた留学生に今では感謝です。
庶民以上高級未満の「セインズベリー」でユニークなお茶を
2018年、米国のウォルマート傘下のスーパー「アズダ(Asda)」を買収してから、グループ全体としては業界首位に躍り出た「セインズベリー(Sainsbury’s)」。確かな品質と品揃え、高級スーパーほどではない価格で安心感のあるスーパーです。街中では、小型店の「セインズベリー・ローカル(Sainsbury’s Local)」をよく見かけます。
イギリスと言えば、なんと言っても紅茶は外せません。あまりにも種類が多いので、定番以外にも何か目新しい味はないかと毎回チェックするのですが、ありました。「セインズベリー」で新顔発見!
テイスト・ザ・ディファレンス(Taste the Difference)は、数ある「セインズベリー」のPB商品のなかで、ちょっと変わった存在です。紫のカラーが少しプレミアム感を漂わせ、ちょっぴり高級路線をいきます。
こちらで展開されているキャラメル風味のルイボスティー(Caramel Rooibos Infusion)は、通常、酸味のあるルイボスティーに濃厚なキャラメルを香りとして組み合わせるという斬新さが特徴で、パッケージも有名ブランドに引けを取らないオシャレさです。
値段は2ポンド(約300円)とPB商品ならではのお得さで、「セインズベリー」のオリジナル商品として注目の的になっています。
王室御用達の「ウェイトローズ」でオーガニック食品
ほかのスーパーでは手に入らない、イギリスのチャールズ皇太子が1992年に設立したオーガニック食品「ダッチー(Duchy)」ブランドが並ぶ「ウェイトローズ(Waitrose)」は、女王からの王室認定状を授与された唯一のスーパーです。街中では、小型店の「リトル・ウェイトローズ(Little Waitrose)をよく見かけます。
ただでさえ全体的にお高めな店内で、ダッチーブランドはさらにそれを倍ほど上回る高級品です。しかし、それも日本の店頭で一部御されている商品や、各種オンラインストアで輸入販売されている商品と比べてしまえば、こちらの現地価格は別格の安さです。
チラッと検索してみただけでも、日本ではまったく同じ商品が5倍近い値段で売られている場合があります。日本で売られているショートブレッドは、長方形の物が一般的でしょう。1.99ポンド(約300円)のHighland All Butter Shortbread Petticoat Tailsは、円盤型で、切れ目に沿ってピザのように割りながら食べるタイプです。現地価格を活かし、道中、気軽にパクパクと頬張り、満足感に浸ってみてはいかがでしょうか。
文句なしの高級スーパー「マークス&スペンサー」でおみやげ探し
上述した「ウェイトローズ」では、現地滞在中、自分用に気軽に食べられるショートブレッドを紹介しましたが、もうひとつの高級スーパー「マークス&スペンサー(Marks & Spencer)」(通称 M&S)には、ちょっと格好をつけたいおみやげを買うのに最適なお菓子が揃っています。
ほかのスーパーと異なる点は、国旗のユニオンジャックや有名観光名所の絵が描かれた、一目でイギリスとわかるデザインの「缶」が多いことです。缶ですと、箱崩れもせず、おみやげとしてのグレードもあがります。
ロンドンでは大量陳列されていますので、今となってはさすがに何とも思わなくなりましたが、初めてこちらの商品をイギリスみやげとして日本で貰った時は感激しました。
スコットランドの伝統的な菓子、スコティッシュ・ショートブレッド(Scottish Shortbread)が公衆電話型の缶に入っています(5.5ポンド、約825円)。実際、筆者の義父母がこちらに遊びに来た際は、おみやげに何個も買い込んで帰りました。
街中では、小型店の「マークス&スペンサー フードホール(M&S Foodhall)」や「マークス&スペンサー シンプリー・フード(M&S Simply Food)」をよく見かけます。
いかがでしたか。イギリス・ロンドン旅行に役立つ、おすすめスーパーを紹介しました。物価の高いロンドンでも快適に過ごせるよう、身近にある地元のスーパーを活用してみてはいかがでしょうか。
※記事中の価格、および為替レートは、2019年6月現在のものです。
筆者
イギリス特派員
パーリーメイ
2017年よりロンドン南部で家族と暮らしています。郊外ならではのコスパのよいレストラン、貴族の邸宅、城めぐり、海沿い情報などが得意です。
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