古きよき町並みに出合える「九份(ジゥフェン)」の歩き方

公開日 : 2019年09月05日
最終更新 :
数々のランタンが灯る九份の夕景 ©iStock
数々のランタンが灯る九份の夕景 ©iStock

どこか懐かしさを感じさせる情景が広がっている台北近郊の町・九份。クネクネと延びる商店街の路地を抜けると、海まで一望する眺めのよい石段にたどり着く。夕方になればその両脇に真っ赤なランタンが灯り、そこはまるで、幽玄な世界。台湾北部の小さな町・九份で、古きよき台湾にタイムトリップしてみたい!

九份へのアクセス

九份へのアクセス
九份のイラストマップ

■場所(台北との位置関係)
台北の北東約30㎞に位置し、新北市瑞芳区にある山あいの斜面に開けた観光地。

■代表的な行き方(電車とバス)・所要時間
台北からのおもなアクセスには、①バス、②一部鉄道+バスがあります。
①公共交通機関利用で一番便利なアクセスは、バス利用。乗り換えなし、直通で九份へ行くことができます。方法はMRT「忠孝復興」站の近くにある「基隆客運忠孝復興站」バス停から「金瓜石」行き(1062番)に乗り約1時間20分、「九份老街」バス停、または「九份」バス停下車。
乗車場所の「基隆客運忠孝復興站」バス停(復興南路一段180號)は少しわかりにくいのですが、MRT「忠孝復興」站の出口2から出て、右に10m程度歩いたところにあります。
なおバス利用の場合、帰りの混む時間帯は「九份」バス停より「九份老街」バス停からの方がバスに乗り込みやすいでしょう。また台北客運「板橋」行き(965番)でも、MRT「北門」站、「西門」站などへ戻ることができます。
②一部鉄道利用ならば、台鐵「台北」站から「瑞芳」站まで鉄道で約40分。「瑞芳」站前バスターミナルから金瓜石行きバスに乗り換え約20分、「九份老街」バス停、または「九份」バス停下車。

■その他の交通手段(タクシーやツアーへの参加)・所要時間
ほかにも便利な交通手段として、①タクシーチャーターと②ツアー利用があります。
① 特におすすめなのが、タクシーチャーター。 往復含め5時間程度の利用で料金1台3000元前後~と少々値は張りますが、九份は石段が長く続き想像以上に足が疲れやすいので、タクシーのありがたさが身に沁みます。複数名で移動するなら、時間短縮にもなるタクシーチャーターを予算に合わせて考えてみましょう。町に着いたら「九份老街」バス停あたりで下車し、観光後、「九份」バス停付近から再び乗車すれば便利なこと間違いなし!
②ツアーも日本で申し込める半日程度のオプショナルツアーから、台北で申し込み可能なツアーまでさまざま用意されているので、アクセスを考えればツアー利用も利便性が高いでしょう。特に夜のツアーなどは、帰りの足が心配な人にはおすすめです。

九份の歴史

九份の歴史
九份にはゴールドラッシュ時代の建物が数多く残る

■ゴールドラッシュ時代、そして繁栄と衰退 
九份という少々変わった地名は「開墾地を9人で分けたもの」という意味で、清代の居住者はわずか9世帯ほど。この地は寂れた土地でした。また地名については、物売りがやってくるといつも「9つ分」と頼んでいたからこの名がついたという説もあります。
基隆河に架ける鉄道橋工事の際に渓流から砂金が発見されたことが端緒となり、1893年この地に金鉱が発見されました。当時、台湾を統治していた日本から藤田組がやってきて金鉱採掘に取り組み、空前のゴールドラッシュが始まったのです! その後、採掘権を引き継いだ台湾の顔家など財を成した人々が数多く登場し、活況を呈します。ちなみに台湾に関する著作も多い一青妙さんや、歌手の一青窈さんは、この顔家の出身です。
ゴールドラッシュを迎えこの地で働く人の数はうなぎのぼりとなり、その数は3万人~5万人にのぼったともいわれています。1917年にはとうとう金の産出量が最高となり、アジア一の金鉱山として栄え小さな町は食堂や映画館などさまざまな建物がひしめきあい、この地は「小香港」(リトルホンコン)と呼ばれるようになりました。その当時の建物が現存し、今でも九份のノスタルジックな雰囲気を形成しています。
また九份では今でも「五番坑」という坑道の跡を見ることができますが、周辺には150もの坑道があり、それらをつなげると全長約600㎞の長さになったといわれています。
このように発展を遂げた金鉱の町・九份でしたが、第二次世界大戦後には採掘できる金の量も減少してゆき、ついに1971年には閉山となってしまいました。

■映画の舞台になることでの再注目、観光地化へ
その後、すっかり忘れられた存在となっていた九份でしたが、再び脚光を浴びることになったのは1989年制作の台湾映画『悲情城市』のロケ地になってから。二・二八事件を映画化した侯孝賢(ホゥシャオシェン)監督の作品が、ヴェネチア国際映画祭のグランプリである金獅子賞を獲得し、映画の人気と相まって訪れる外国人も増えていきました。
また、この地に残されていた建物をリノベーションしてさまざまな店舗が造られ、眺めのよいテラス席を設けた茶藝館も評判となり、1990年代初頭に九份ブームが起こり観光地として確立されていきました。
そして2001年。日本でアニメーション映画『千と千尋の神隠し』が公開されると、茶藝館のひとつ「阿妹茶樓」のランタンを灯した外観、石段にランタンが連なる風景などが映画の世界に似ていると話題になり、その雰囲気を味わうために訪れる人がさらに増加。実際のところ、スタジオジブリ映画との関係はないとされていますが、九份ならではのランタン灯る風景は訪れる人々を魅了し続けています。

九份の代表的な見どころ

九份の代表的な見どころ
九份を印象づける豎崎路。ランタンが灯る石段を上り下りできる ©iStock

① 基山街(ジーシャンジエ)
九份を代表する老街で、幅3mに満たない狭い小路のアーケードに食堂や台湾スイーツ、みやげ物店などが軒を連ねています。「九份老街」のバス停近くにあるセブンイレブン脇が、老街の入口。古くは「暗街仔」と呼ばれ、1900年代初頭に豎崎路との交差点付近に数軒の商店が集まってきたのが始まりです。1910年代になると魚菜市場が営業を始め、ゴールドラッシュ時は大層にぎわいをみせましたが、その後は一時3、4軒まで店舗数が減るほどのさびれようだったとか。近年は人があふれる、ぶらぶらと町歩きが楽しいスポットに。食べ歩きにぴったりの台湾スイーツや、おみやげショップなどもあるので、立ち寄りながら歩いてみましょう。途中どのあたりを歩いているかわからなくなっても、真っすぐ進んでいけば豎崎路に出ます!  なお人波が苦手な人は、夕方を避けての訪問がおすすめ。
・住所: 新北市瑞芳區基山街

② 豎崎路(シューチールー)
九份の代表的風景のひとつになっている、真っ赤なランタンが続く細く長い石段。映画『悲情城市』のロケ地となった場所としても知られています。石段は九份の中心を南北に貫き、上部の北側から基山街、輕便路、汽車路の横道と交わっていますが、体力のある人は基山街から石段を上ってみることをおすすめします。行き止まりに「九份小学校」があり、ここからの眺めが絶景です♪
また、基山街から豎崎路を下り、途中の輕便路と交差するあたりから上を見上げて写真を撮るのが観光の定番となっています。おすすめの撮影時間帯は夕方から夜にかけて。幻想的なイメージ写真が撮れます。輕便路の手前には、後述する映画館の「昇平戲院」もあります。また石段の左右には絶景自慢の茶藝館が点在しており、中でも知られているのがランタンを掲げた「阿妹茶樓」。一気に石段を下りると疲れるので、時間があれば、途中の茶藝館でひと休みしていきましょう。最後は石段をそのまま下り汽車路へ出ると、台北や基隆、金瓜石へのバス停が近く非常に便利です!
・住所: 新北市瑞芳區豎崎路

③ 昇平戲院(シャンピンシーユエン)
九份の変遷とともに歴史を刻んできた映画館。別の場所にオープンした劇場が前身となり、その後、ゴールドラッシュに沸く1927年に現在の地で工事が始まり、1930 年代に完成しました。完成時の名称は日本語の「昇平座」でした。この施設は当時の九份の反映ぶりを示して台北に先駆けて台湾北部で開業した初めての映画館となり、その規模は日本統治時代で最大だったといいます。建物自体が、九份の黄金時代を象徴するバロック様式となっており、2階はU字型で、約1000名もの観客を収容したと伝わっています。1986年に閉館した後はそのまま放置されていましたが、映画『悲情城市』のヒットにより再び脚光を浴び、再オープンを果たしました。現在は、金曜から日曜に『悲情城市』や『多桑 父さん』など、九份に関わる映画が上映されています。映画上映時以外の時間は館内を開放しており、見学が可能です。
・住所: 新北市瑞芳區九份輕便路137號
・営業時間: 9:30~17:00(金・土~18:00)
・定休日: 第1月曜(祝日の場合は翌日)

■おすすめの時間帯
ランタンに灯りがともる夕方頃を目指してくる観光客が多いのですが、その頃は人出も多く基山街や豎崎路はかなり歩きにくくなります。人込みを避けたいなら、ポツポツと基山街のショップがオープンし始める午前9時頃、もしくは夜景を楽しむことを目的にして夜から動く形にしてみてもいいでしょう。

■九份観光の所要時間
台北から往復する時間を含め、半日は確保しておきたいところです。

九份の茶藝館の楽しみ方とおすすめ店

九份の茶藝館の楽しみ方とおすすめ店
お湯をかけて茶道具を温める
絶景茶藝館のひとつ、阿妹茶樓のテラス席から
絶景茶藝館のひとつ、阿妹茶樓のテラス席から

■茶藝館の楽しみ方
台北の茶藝館とは異なり九份の茶藝館は眺望が自慢。特によい眺めが楽しめる茶藝館2軒をご紹介!

■おすすめの茶藝館
①阿妹茶樓(アーメイチャーロウ)
九份のメインストリート・豎崎路に面した、フォトスポットとして人気が高い茶藝館。建物の軒下にはいくつものランタンが下がり、灯りがともる頃には撮影をする人々でにぎわいをみせます。自称、『千と千尋の神隠し』に登場する「湯婆婆の屋敷」!  建物自体はゴールドラッシュの頃の大邸宅をリノベーションしたもの。屋上はオープンテラスになっており、海を一望する絶景が味わえます。屋上以外の階でも、窓際席からの眺望は良好! ゆったりとしたひとときを過ごしてみましょう。


② 九份茶坊(ジゥフェンチャーファン)
女性誌や旅行雑誌の表紙を何度も飾り、九份の存在を日本に知らしめた絶景茶藝館。テラス席は開放感抜群で、海と山の斜面を一望し、変化の多い九份の空の表情まで楽しむことができます。建物は歴史的建築に認定された築100年以上の漢方治療院をリノベーション。中国のアンティーク家具や、アンティークベッドを利用した個室席もあり。オーナーがアーティストのため調度品のセンスもよく、広々とした店内にはギャラリーも併設。さまざまな茶器なども販売しています。
・住所: 新北市瑞芳區基山街142號
・営業時間: 10:30~21:00
・定休日: 無休

九份のおすすめグルメと特徴

九份のおすすめグルメと特徴
老舗店・九份老麵店の「牛肉麺」。牛肉ゴロゴロでコク深い!

■九份グルメの特徴
長く営業している老舗「牛肉麺(ニウロウミェン)」の店なども評判ですが、九份名物は「芋圓(ユィユエン)」というタロイモで作る団子入りの台湾スイーツ。基山街にいくつか店舗があるので、町歩きしながらお気に入りの店舗を探してみましょう。また「草仔粿(ツァオザイフア)」と呼ばれる台湾風草餅なども、食べ歩きにおすすめです♪

■おすすめのグルメ
①九份老麵店(ジゥフェンラオミェンディエン)
創業50年以上の麺店。看板メニューは特大の牛肉を載せた「牛肉麵」(ニウロウミェン)で、フルーツや漢方を加え、6時間以上煮込んだ牛骨スープがたまらない! 売り切れ次第閉店となります。
・住所: 新北市瑞芳區基山街45號
・営業時間: 10:30~19:30(土・日・祝~20:00)
・定休日: 大晦日

九份名物の台湾スイーツ。阿柑姨芋圓のカキ氷「芋圓+綜合豆」
九份名物の台湾スイーツ。阿柑姨芋圓のカキ氷「芋圓+綜合豆」

③ 阿柑姨芋圓(アーガンイーユィユエン) 
九份名物「芋圓(ユィユエン)」の人気店。ここの「芋圓」は、タロイモやサトイモ、サツマイモなどに小麦粉をまぜ、手作りしたものがベース。夏にはカキ氷に、冬にはスープにトッピングしてみたい! 高台にあるため、遠くまで見渡せる絶景も店の自慢です。
・住所: 新北市瑞芳區基山街45號
・営業時間: 10:30~19:30(土・日・祝~20:00)
・定休日: 大晦日

③その他の店舗
基山街でほかに人気が高いグルメ店は、「阿婆魚羹(アーポーユーゴン)」と「阿蘭草仔粿・芋粿(アーランツァオザイホア・ユーホア)」。「阿婆魚羹」の「魚羹湯(ユーゴンタン)」はサメなどの魚のつみれ入りのスープで、小腹を満たすのにGood! また「阿蘭草仔粿・芋粿」では、小豆餡、緑豆餡といったスイーツ系の餡を挟んだ台湾風草餅のほか、切干大根と干しエビ、高菜など料理系の餡も評判が高いアイテムです。
・住所: 〈阿婆魚羹〉新北市瑞芳區基山街9-1號、〈阿蘭草仔粿・芋粿〉新北市瑞芳區基山街90號

九份のおみやげの特徴とおすすめ店

九份のおみやげの特徴とおすすめ店
九份木履王の下駄サンダル。好みに合わせてオリジナルも作れる!

■九份のおみやげの特徴
基山街にはさまざまなショップがあるので、おみやげには事欠きません。台北であまりショッピングの時間が取れない人はここで町歩きしながら購入するといいでしょう。また茶藝館で茶葉を買うのもおすすめ。オリジナルのおしゃれな缶で販売している茶藝館もあるので、気に入った茶葉を探してみましょう。なお近年九份みやげとして人気を博しているのが、手作りの下駄サンダル。ショップは基山街にあるので、ぜひ立ち寄って♡

■おすすめのおみやげ・おみやげ物ショップ
①九份木履王(ジゥフェンムージーワン)
手作りの下駄サンダルの専門店。既製品もありますが、オリジナルを作ってもらうことも可能です。まずは台と鼻緒を選びオーダー。台の素材は白木のセンダンなどがあり、鼻緒は100種類以上揃っています。それぞれの甲の高さにきちんと合わせて作ってくれるため、非常に履き心地がよいと評判です。女性物なら22~25㎝、男性物なら25~28㎝が用意されています。カラフルな下駄サンダル、自分用にひとついかがでしょう?
・住所: 新北市瑞芳區基山街22號
・営業時間: 9:00~18:00
・定休日: 旧暦大晦日

②吾穀茶糧(ウーグーチャーリアン)
九份の景観を満喫しながら客家伝来の「擂茶(レイチャー)」(穀物をすって粉末にしたものを湯で溶いてお茶にしたもの)をいただけるカフェ。ここでは擂茶の販売もしています。擂茶は「毎日3杯飲むと、98歳まで長生きできる」という言い伝えがあるほど栄養豊富。センスのよいパッケージは幅広い年齢層に好まれています。店内では擂茶作り体験も可能!

九份のトイレ事情

九份のトイレ事情
ショップでの買い物ついでにトイレを使わせてもらうのもいい @istock

■九份のトイレ事情
九份の町中は、トイレがあまりないのがネック……。公衆トイレも非常に少ないので、食事やお茶で入った店舗で必ず入っておくなど、九份観光の際にはしっかり対策を考えておきたいですね。

■トイレに困ったときは
台北から来たバスが止まる「九份老街」バス停のそば、セブンイレブンが目印となっている基山街入口近くに公衆トイレが設置されているので、九份観光前に立ち寄っておくとかなり安心! 緊急事態のときには、ショップや茶藝館などにトイレを利用させてもらえないか、声を掛けてみて!!

九份の天候と服装

九份の天候と服装
雨の九份を歩く若いカップル @istock

■九份の天候の特徴と季節ごとのおすすめの服装
眺望が素晴らしい九份は、海沿いに開けた山間部のため雨がよく降るのが特徴。台北が晴れていても九份は雨だったり、昼は晴れていても夕方には本降りになったりと、とにかく九份は雨の多い町。屋根のない場所も多いため、九份に行く際は、雨具必携。また豎崎路は狭く、傘をさしているとすれ違いなどの邪魔になるため、防水性アウターの持参、着用もおすすめ。冬場シーズンに訪問する人は、海風が吹き思った以上に冷えるのでしっかり防寒対策をして出かけましょう。

■九份の天気&服装ナビ
・URL: https://www.arukikata.co.jp/weather/TW/10W/

九份近くの観光地

九份近くの観光地
金瓜石・黄金博物園區のハイライト、金を採掘した坑道「本山五坑」
黄金博物園區の黄金館では220.3㎏の金塊に触れられる♪
黄金博物園區の黄金館では220.3㎏の金塊に触れられる♪

①金瓜石(ジングアシー) 
約1㎞東に位置する金瓜石は、九份とともに金鉱が見つかりゴールドラッシュに沸いた町。その当時の町並みが保存されている「黄金博物園區(ホアンジンボーウーユエンチュウ)」では、当時の様子を知ることができます。ここでは坑道見学や砂金掘り体験、金塊タッチなどのアトラクションを楽しむことが可能です。 ≫≫≫金瓜石の詳細

■新北市立黄金博物館
・URL:https://www.gep.ntpc.gov.tw/

基隆の夜市。飲食スペースのある場内や300m近い場外屋台も
基隆の夜市。飲食スペースのある場内や300m近い場外屋台も
港町だけに、カニやエビなどの海鮮を使用した料理を出す店が多数
港町だけに、カニやエビなどの海鮮を使用した料理を出す店が多数

②基隆(ジーロン) 
バスで30~40分のロケーションにある基隆は、台湾を代表する貿易港のひとつ。港町の「基隆廟口夜市(ジーロンミャオコウイエシー)」は、台湾一の美食夜市として有名で、エビやカニなどの海鮮グルメが楽しめます。 ≫≫≫基隆の詳細

■基隆市の情報(台湾観光協会)
・URL: https://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003105

十分で体験できる天燈上げ。願いごとを書き入れ、空に放ってみよう
十分で体験できる天燈上げ。願いごとを書き入れ、空に放ってみよう
水量豊かで迫力満点の滝・十分瀑布。駅からは歩いて30分ほど
水量豊かで迫力満点の滝・十分瀑布。駅からは歩いて30分ほど

③十分(シーフェン) 
近年では「天燈上げ」ができるスポットとして有名。また“台湾のナイアガラ”といわれる落差20m、幅40mの滝「十分瀑布」もあります。タクシーチャーターで、九份観光の前後に立ち寄ることも可能。また「瑞芳」站から運行している、ローカル線の平溪線を利用していくこともできます。

■十分風景特定区の情報(台湾観光協会)
・URL: https://jp.taiwan.net.tw/m1.aspx?sNo=0003016&id=R11

九份観光のまとめ

九份観光のまとめ
九份の懐かしいオレンジ色の提灯

フォトジェニックな町並みだけでなく、絶景の茶藝館やローカルグルメも味わえる、九份。観光客で混雑するのがちょっと残念だけれど、台北から気軽に足を延ばせるため半日程度の観光にはベストなロケーション。もう少し時間の取れる人は、旅の前後に平溪線沿線の町や美食が並ぶ夜市が立つ基隆などにも立ち寄って。台北では決して味わえない、もっともっと奥深い台湾の魅力を満喫してみましょう!

TEXT: トラベル・キッチン ぬくい ゆかり
PHOTO: iStock、竹田武史、内藤健志、村上悦子

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筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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