【シンガポール 旅の最新事情】2022年4月から入国制限緩和。日本出国前PCR検査&到着後隔離不要!

公開日 : 2022年08月09日
最終更新 :
シンガポールのシンボル、マーライオンとマリーナベイ・サンズ
シンガポールのシンボル、マーライオンとマリーナベイ・サンズ

シンガポールは2022年4月よりワクチン完全接種者(シンガポール到着までに所定のワクチン2回接種を終え2週間を経過している者)は、PCR検査や入国後の隔離措置なしで入国が可能となり、海外からの観光客が戻りつつあります。シンガポール渡航に関する必要書類や手続きなど最新情報をお届けします。

シンガポールの新型コロナ感染状況

シンガポールの新型コロナ感染状況
コロナの影響からサイクリングを楽しむ人が増えています

2022年6~7月にかけてオミクロン株の派生型と思われるウイルス感染者が増加しましたが、7月下旬以降、減少傾向に転じています。2022年9月6日のシンガポール保健省の発表によると7日間平均の感染者数は1714人、死者は0人となっています。ワクチン接種状況は良好で、2022年9月5日現在で、全人口の93%が2回接種完了、79%が3回目接種を済ませています。8月下旬、ワクチン接種に関する専門委員会は、60歳以上の人に4回目の接種、5歳以上のすべての人に3回目接種を推奨するお知らせを発出し、さらなる予防措置を徹底する構えです。公共交通機関を含む屋内ではマスク着用が義務付けられており、屋外でも混雑する場所はマスク着用が推奨されています。

まずはワクチン接種証明書の取得から

まずはワクチン接種証明書の取得から
にぎわいを見せるオーチャード・ロード

〈ビザ〉
日本国籍の人は観光や商用の場合、30日以内(滞在許可日数は入国審査官の判断で決定)の滞在ならビザは必要ありません。ただし、パスポートの残存有効期間はシンガポール入国時より6ヵ月以上必要となっています。

〈入国に必要な書類や手続き〉
●ワクチン接種証明書の入手
ワクチン2回接種完了の証明書(電子版または書面のQRコード)が必要です。電子版の接種証明書を保持している場合は、ワクチン接種チェックポータル(Vaccination Check Portal)サイトにアップロードし予防接種受諾書を入手しておくと入国時にスムーズです。
●シンガポール到着前3日間のうちにSG Arrival Card(電子入国カード)とe-health declaration(電子健康申告書)を入力し提出
2020年3月から紙の入出国カードは廃止され、シンガポール入国管理局(ICA)のホームページからSG Arrival Card(電子入国カード)の提出が必要となりました。登録したメールアドレス宛にe-Passが届くので、シンガポール到着時に提示します。※シンガポール国内で確認可能なメールアドレスを記載すること。

シンガポール入国管理局(ICA)のホームページ
・URL: https://www.ica.gov.sg/enteringanddeparting/entry_requirements/e-arrival-card

●ワクチン完全接種者には新型コロナ治療費用をカバーできる海外旅行保険加入は必須条件ではありませんが、加入が推奨されています。

〈フライト情報〉
日本~シンガポール間の定期運航便は、日本航空、全日空、シンガポール航空、スクート(Scoot)が毎日運航しています。

シンガポール→日本への出入国について

シンガポール→日本への出入国について
東南アジアのハブ空港、チャンギ国際空港

2022年9月7日午前0時(日本時間)以降のシンガポールから日本への入国者は、有効なワクチン接種(3回)証明書を保持している場合、出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出は不要となっています。

日本政府は、新型コロナウイルス感染症の各国・地域からの流入リスクを総合的に勘案し、各国・地域を「赤」「黄」「青」の3色に区分しています。シンガポールは「青」に区分されていますので、日本への入国にあたっては、下記のとおりとなります。

◎搭乗する航空機の到着予定時刻が、令和4年9月7日午前0時(日本時間)以降の入国者
・有効なワクチン接種(3回)証明書を保持している場合 → 出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出は不要
・有効なワクチン接種(3回)証明書を保持していない場合 → 出国前72時間以内に受けた検査の陰性証明書の提出が必要

●出国前72時間以内の検査証明書提出の見直しについて(外務省ホームページ)
・URL: https://www.mofa.go.jp/mofaj/ca/fna/page4_005130.html

〈陰性証明書の提出について〉
検査証明書は、厚生労働省所定のフォーマットのほか、「検査証明書へ記載すべき内容」が満たされていれば任意のフォーマットでもかまいません。シンガポールの空港で搭乗前に検査証明書を所持していない場合は、搭乗を拒否されますので、注意が必要です。滞在国がシンガポールの場合、ワクチン接種証明書の有無にかかわらず、到着時の検査、自宅待機は不要となっております。

●PCR陰性証明書について(厚生労働省ホームページ)
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00248.html

●日本入国時の検疫措置について(厚生労働省ホームページ)
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00209.html

●シンガポール出国の際のPCR検査受験や検査可能病院について
・URL: https://safetravel.ica.gov.sg/departing/overview

〈ファストトラック利用で入国手続きをスムーズに〉
入国前に専用アプリ「MySOS」をインストールし、搭乗便到着予定日時の6時間前までにアプリ上での事前登録(検疫手続き)を行うと、入国手続きが簡略化されます。対象となる空港は成田、羽田、関空、中部、福岡の5つの国際空港となります。※2022年7月8日から MySOSのウェブ版も利用できるようになりました。

●ファストトラックについて(厚生労働省ホームページ)
・URL: https://www.hco.mhlw.go.jp/fasttrack/

[2023年3月追記]
MySOSの取り扱いは、2023年1月13日をもって終了しました。日本入国のための検疫手続き(ファストトラック)は「Visit Japan Web」をご利用ください。
・URL: https://www.hco.mhlw.go.jp/

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

シンガポールの最新情報をしっかり押さえた決定版ガイド。人気の「マリーナ・ベイ・サンズ」、「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」、「セントーサ島」など旬のシンガポールを遊びつくすための特集が満載。ホーカーズで食べるローカルフードから、シンガポールならではの美食レストランまで、ディープなグルメ特集も必見です。

※当記事は、2022年9月8日現在のものです 

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL:https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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