【香港 旅の最新事情】コロナ禍の香港を見守るザ・ピークを在住者がレポート

国外に行くことができなくなり、香港内の山をハイキングしたり、街なかを歩いて再発見する在住者が増えました。今おすすめなのは、香港内の28か所でAR技術を使って歴史散歩することができる「City In Time」。アプリを自分の携帯にインストールして、この赤い丸いマークを読み込むと、その時代にタイムスリップできます。香港島では一番高い552メートルの山頂に位置するヴィクトリア・ピーク。ピークに行かずして、香港は語れません！100万ドルの夜景で知られているピークですが、ショッピングやグルメをはじめ、歴史や自然もいっぱいあるピークの魅力をご紹介しましょう。

ザ・ピークのライオンズルックアウトもその場所のひとつ。ここからは1900年と1966年の2つの時代の香港の景色をぐるっと360度眺めることができます。当時の衣服を着た人物が登場し、あまりにもの変貌に驚くことでしょう。ピーク以外では、尖沙咀の時計台や中環の元警察官の宿舎だったPMQなど香港各地でタイムスリップを楽しめます。香港に来られるようになったら、ぜひ昔の香港にも訪れてみてください。

1888年に運行開始したアジアで最も古い登山電車であるピーク・トラムは、ザ・ピークに行くときに乗る定番のトラムです。当初はピークエリアに居住する住人の足となっていました。改修プロジェクト第二弾が2021年6月末から始まり、約半年間一時閉鎖しています。リニューアルオープン後は定員の増加や待合いエリアのアップグレードなど、観光客のみなさんがまた香港を訪れる日に備えて現在準備中です。
ピーク・トラムは閉まっていますが、1番のミニバスと15番の二階建てバスがセントラルとピーク間を結んでいます。また体力のある方は歩いてみるのもいいでしょう。距離は約2.8キロ、所要時間は約1～1時間半です。ハイキングトレイルから香港の違う面を発見できるかもしれません。

毎日の新規感染者数も数人の香港では、ニューノーマルの日常に戻りつつあります。ただし屋内に入るときは携帯にインストールしているLeave Home SafeのアプリからORコードを読み取り、訪問記録を残します。もし訪れた場所で感染者が出た場合にはアプリに強制PCR検査の通知が入ります。

そのほかのニューノーマルは、屋内屋外（運動しているとき以外）問わずマスク着用義務があり、違反すると最大5000香港ドル（約6万8000円）の罰金が科せられます。レストランの営業は午後10時まで、スタッフとお客さんのワクチン接種状況によってそれ以降の営業ができるところもあります。

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※当記事は、2021年8月10日現在のものです

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