ブリスベン空港からブリスベン・シティエリアへ、列車切符の買い方・乗り方
ブリスベン空港からブリスベン・シティエリアまではおよそ15キロメートル。エアトレインに乗って約20分です。メルボルンやシドニーは、トラムや列車のシステムが整っていて、日本にいる時とさほど差のないくらい便利に利用できます。それに比べて、ブリスベンはまだ車社会です。列車や駅のシステムなど、現在のところかなりシンプルでのんびりしていて、日本の便利なシステムに慣れている日本人旅行者のみなさんはびっくりするかもしれません。「列車が時間通りに来ない」「待っていた列車が突然キャンセルされた」などよく起こりますので、時間には余裕を持って行動することをおすすめします。
エアトレインの路線と運賃
エアトレイン(Airtrain)は、ブリスベン空港からブリスベン・シティエリアを走り抜け、ゴールド・コーストまで行く列車です。ブリスベン・シティエリアでは、フォーティチュード・バリー駅、セントラル駅、ローマ・ストリート駅、サウス・ブリスベン駅、そしてサウス・バンク駅の順に停まります。中心部のセントラル駅までは約25分です。
特に旅行やバックパッカーで多く利用される宿泊施設は、セントラル駅とローマ・ストリート駅の周辺にあります。両駅は隣同士で、徒歩でも約12分で行ける距離間です。
ブリスベン空港からブリスベン・シティエリアまでの運賃は、フォーティチュード・バリー駅からサウス・ブリスベン駅の区間は片道19.00ドル(約1,489円)往復36.00ドル(約2,822円)、サウス・バンク駅まで行くと片道23.80ドル(約1,865円)往復45.60ドル(約3,574円)となります。
(注)運賃は2019年4月現在のもの。運賃は変更されることがあります。
到着ロビーから列車の乗り場への行き方
ブリスベン空港の到着ロビーは、レベル2にあります。列車の乗り場への連絡口は、レベル3になります。到着ロビーのホール出口付近にあるエスカレーター(こちらではトラベレーター:Travelatorと言います)とエレベーターのある場所を目指し、レベル3へ上がりましょう。Level 3 に着くと、列車乗り場のサインが見えてきますので、そこへ向かって進みます。
エアトレインのチケットの買い方
窓口にて、チケットを買います。片道の場合、ワンウェイ・チケット(one way ticket)が欲しいことと、行きたい駅の名前を伝えます。列車の時間指定は必要ありません。購入したその日に発車する列車であれば、どの時間に乗っても構いません。
往復の場合、ラウンド・チケット(round ticket)が欲しいことと、行きたい駅の名前、そして往復する日にちを伝えます。これも時間指定は必要ありません。予約した日のどの時間でも列車に乗ることができます。往復チケットは失くさないように保管してください。
支払いは、現金(オーストラリア・ドル)、およびクレジットカードのどちらでも可能です。
列車に乗る時に知っておくべきこと
エアトレインの列車には、ドアに「ボタン」がついています。乗り降りする際にドアを開けるには、このボタンを押さないとドアは開きませんので注意してください。
乗車したら、ドアは勝手に閉まります。降りる時もドア内側にボタンがありますので、押してドアを開けて降りてください。非常ベルのボタンと間違えないように注意しましょう。
すべての公共交通システムに使えるカード
オーストラリアはカード社会、かつオンライン社会。ブリスベンでは、すべての公共交通システムで「ゴーカード(Go Card)」を使うことが推奨されています。現金で払うより運賃が30%安くなり、オフピーク時間などはさらに割引されます。日本の「Suica」や「PASMO」と同じような使い方をするICカードです。
長期滞在し、何度も公共交通機関を利用するなら、旅費がだいぶ節約できる「ゴーカード」を持つことを検討してみてもよいかもしれません。
また、ブリスベンに3〜5日間滞在する旅行者向けには、「ゴーシーキューカード(go seeQ card)」というカードがあり、旅行期間中、エアトレインを含めすべての公共機関を乗り放題で利用できます。「ゴーカード」「ゴーシーキューカード」は、ブリスベン空港の列車乗り場の窓口で購入可能です。
チケットをオンラインで事前購入することも可能です。オンラインで事前購入すると15%オフになるうえ、日本にいる間にチケットを用意できるので安心です。
日本からオンラインでチケットを事前購入した場合は、チケットをプリントアウトして持っておいてください。ブリスベン空港に到着した当日は、そのプリントアウトしたチケットを窓口で見せればオッケーです。チケットはエアトレインの公式サイトから購入できます。
いかがでしたか。ブリスベン空港からブリスベン・シティエリアまでの切符の買い方、列車の乗り方を紹介しました。スムーズに移動して、オーストラリアの旅をたっぷりと楽しんでください。
筆者
オーストラリア特派員
Lily
夫のブリスベン駐在に帯同中、在住5年目になります。5歳の息子も加わり、子連れに優しい町・ブリスベンを実感する日々を送っています。
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