1日限りの特別企画!JR九州と西鉄の豪華観光列車で巡る近代化産業遺産の旅

公開日 : 2020年08月01日
最終更新 :
海沿いを走る「A列車で行こう」
海沿いを走る「A列車で行こう」

2020年9月10日の1日限定で、JR九州と西鉄がコラボレートした特別な日帰りツアーを実施します。ツアーで使用する車両はJR九州の特急「A列車で行こう」と、西鉄の「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」。往路と復路でそれぞれの列車に乗車できるので、1日でふたつの列車を楽しむことができます。これまでも沿線地域の観光地や食材を生かしてツアーを行ってきましたが、コラボ企画は今回が初めてです。JR九州と西鉄の結節点であり、日本の産業の近代化に貢献してきたさまざまな建造物がある福岡県大牟田市での市内観光や列車内で食べるオリジナル料理など、魅力満載の特別ツアーを紹介します。

JR九州と西鉄のツアーの概要

JR九州と西鉄のツアーの概要
大牟田市の宮原抗

ツアーはふたつのコースに分かれて始まります。往路の「Aコース」は西鉄 福岡(天神)駅から「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」に乗車、「Bコース」はJR九州 博多駅発で「A列車で行こう」に乗車してそれぞれが大牟田駅を目指します。列車内では往路、復路ともに今回のツアーのために趣向を凝らして作られた料理が提供されるので、車窓からの景色を眺めながら九州の海の幸と山の幸を堪能できます。

大牟田市内観光では、近代日本の発展をエネルギー面から支えた石炭を展示している「石炭産業科学館」や実際に明治時代に石炭が採掘されていた「宮原坑」、石炭を三池港まで運んでいた線路の跡地「三井化学専用線(旧三池炭鉱専用鉄道)」などを巡り、明治の人々の日本を発展させるための努力と熱意を感じることができます。

復路は往路と逆の列車に乗車します。大牟田駅からの発車時刻はどちらも17:55と同時刻に設定されているので、車内から並走シーンを見られるかもしれません。到着駅は「Aコース」はJR九州 博多駅、「Bコース」は西鉄 福岡(天神)駅となり、出発駅とは逆となります。

■「A列車で行こう」&「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」~炭都大牟田の近代化産業遺産を巡る旅~(現在予約受付中)
・料金: 2万5900円 
 ※子供料金の設定なし。“GoToトラベル”を適用した場合の料金ではありません
・募集人数: 104名(各コース52名)
・URL: https://www.railkitchen.jp/all/news/8564/

JR九州「A列車で行こう」

JR九州「A列車で行こう」
車内とは思えない重厚な雰囲気

JR九州の特急「A列車で行こう」の通常の運行区間は、あまくさみすみ線(熊本~三角間)。しかし今回のコラボ企画では、特別に博多~大牟田を運行します。“16世紀の天草に伝わった南蛮文化”をイメージした大人旅にふさわしい、落ち着いた雰囲気の2両編成の列車です。車内で目を引く1号車の共有スペース「A-TRAIN BAR」ではジャズが流れ、バーカウンターでは飲み物や軽食を購入することができます。ソファ席やベンチ席もあるので、窓の外の景色を見ながらゆったりと過ごすことができます。

ツアー中に提供される料亭「新みなと」特製の弁当は、大牟田市の老舗が手がけた今回のツアー限定のお弁当。内容は当日のお楽しみです。

■特急 A列車で行こう
・URL: https://www.jrkyushu.co.jp/trains/atrain/

西鉄「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」

西鉄「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」
別名“レストラン列車”とも呼ばれている

2019年に運行を開始した「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」は車内にピザ窯を備え、その名のとおり、沿線の食材をふんだんに使用したおいしい料理を食べることができる列車です。外装はキッチンクロスのイメージからおいしさと清潔感を表現しています。
3両編成の車両のうち2両目の大部分はオープンキッチンが占め、料理を作る様子を見ることができます。ツアーで提供される料理はできたてのピザをはじめとした沿線よりすぐりの食材を使用したコース料理です。電車の中でコース料理を食べるという貴重な体験をすることができます。
車内では八女の竹を使用した竹編みの天井やいぶし銀が美しい城島瓦、“家具の町”と呼ばれる福岡県大川市の家具など、随所に九州を感じることができます。

■THE RAIL KITCHEN CHIKUGO
・URL: https://www.railkitchen.jp/

九州の観光列車

九州の観光列車
「或る列車」

九州では「A列車で行こう」や「THE RAIL KITCHEN CHIKUGO」以外にも特色のある観光列車が走っています。いつもとひと味違った経験ができる列車旅。ぜひ国内旅の候補に入れてみてはいかがでしょうか。

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※当記事は、2020年7月31日現在のものです

筆者

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