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アムステルダム・スキポール空港からアムステルダム中央駅へのアクセス(列車編)切符の買い方・乗り方

2019年05月14日

アムステルダム・スキポール空港は、フランスのシャルル・ド・ゴール空港、ドイツのフランクフルト空港、イギリスのヒースロー空港と並ぶヨーロッパ内で重要な位置を占める空の玄関です。アムステルダム・スキポール空港は、大規模な空港にも関わらず、空港内は初めて訪れる方でも意外とわかりやすい設計になっています。今回は、そのアムステルダム・スキポール空港に到着後、市内のアムステルダム中央駅まで列車での行き方を紹介します。

アムステルダム・スキポール空港からアムステルダム市内中心部への行き方

スキポール空港に離発着する航空機 ©iStock

アムステルダム・スキポール空港からアムステルダム市内中心部までは、列車、バス、タクシーによって行くことができます。列車やバスの料金、所要時間、途中停車駅などを一度に調べたい方におすすめなのが、「9292 travels with you」のサイトです。

▼9292 travels with you
・URL:https://9292.nl/en

現在位置と行き先、時間を打ち込むだけで列車の出発時刻やプラットホーム番号、時間変更まで調べることができます。多くのオランダ人が使用するサイトです。

アムステルダム・スキポール空港からアムステルダム市内中心部に行く場合、場所の選択で<Schiphol station><Amsterdam Centraal>と入力することをおすすめします。<Schiphol>とだけ入力すると、アムステルダム・スキポール空港の周りにある駅名まで出てくるからです。

また、アムステルダム・スキポール空港からアムステルダム市内中心部へ行くまでに、<アムステルダム+地名>が付いた駅がいくつかあります。確実に市内中心部の検索結果を表示させるには、上記のように<Amsterdam Centraal>と入力しましょう。

オランダ国内を走る列車とは!?

オランダ鉄道定番の黄色い列車 ©iStock
オランダ鉄道の車両内 ©iStock

オランダ鉄道のトレードマークといえば、何といっても目が覚めるような黄色の列車! オランダ国内のみならず、海外でもたいへん人気の列車ですが、列車自体が古くなってきているため、最近では下のような最新型の列車(スプリンターといいます)も登場し、おもに2種類の列車で運行されています。

最新型の列車(スプリンター) ©iStock
最新型の列車(スプリンター)の座席シート ©NS Beeldbank

いざアムステルダム中央駅へ! まずはチケット販売機へ

東京駅の見本となったアムステルダム中央駅 ©iStock

アムステルダム・スキポール空港の到着口を出て、列車利用案内表示に沿って歩いて行くと、このような(下の画像)チケット販売機が現れます。

チケット販売機の周りはいつも旅行者でにぎわう ©NS Beeldbank

こちら(上の画像)が、チケット販売機です。オランダの公共交通機関利用の際には、OVチップカード(OV-chipkaart)というICカードが必要となります。このICカードには、黄色の個人情報登録タイプと青色の無記入タイプの2種類があります。

両方のタイプに共通する注意点が2つあります。

・初期費用(OVチップカード代)として7.50ユーロが必要
・列車利用の場合、最低20ユーロのチャージ残高が必要
 ※ほかの公共交通機関の場合、最低4ユーロのチャージ残高が必要

個人情報登録タイプ(黄色)は、写真、銀行口座を含む個人情報登録が必要となり、作成期間も長くなります。オランダ在住の方や長期滞在の方には便利ですが、観光客や短期滞在の方には適していません。

個人的には即購入できる無記入タイプ(青色)をおすすめします。筆者はオランダ在住ですが、滅多に公共交通機関を利用しないため、この無記入タイプを所持しています。

なお、OVチップカードの初期費用を節約したいという方は、紙製の一日有効のICカードを購入することも可能です。

チケットの購入方法(1)紙製のICカードの場合

ステップ1 チケットの種類(片道/往復)を選ぶ

まずは、OVチップカードではなく、紙製のICカードを購入する方法を説明しましょう。

こちら(上の画像)が、スタート画面です。<Enkele reis>は<片道切符>、<Dagretour>は<一日往復切符>を意味します。すべてタッチスクリーンです。購入したいチケットの種類(片道/往復)を選択しましょう。

ステップ2 目的地の頭文字を選ぶ

チケットの種類を選択すると、アルファベットが並んだ画面が出てきます。行きたい駅名の最初のアルファベットを選択すると……

ステップ3 目的の駅名を選ぶ

そのアルファベットで始まる駅名がずらりと出てきます。行きたい駅名を選択してください。意外と簡単でしょ!?

支払い方法としては、現金やピンパス(Pinpas:オランダのデビットカードのようなもの)、または、クレジットカードでの支払いが選べます。個人的には、クレジットカード支払いをおすすめします。チケット販売機によっては、お釣りが足りずに出てこない場合もあると聞いたことがあります。

チケットの購入方法(2)OVチップカードの場合

OVチップカードを購入する方法を説明します。スタート画面からはじめます。

チケットの種類(片道/往復)の右側に、<Overige producten(ほかの商品)>とあるのが見えるでしょうか。このボタンが、新規OVチップカードの購入やお子様連れ(子供運賃)などの場合に選択するボタンとなります。

次の画面で、<Nieuwe OV-chipkaart(新しいOVチップカード)> を選択しましょう。すると、チャージ金額を選択する画面へと移動します。チャージ金額を選択したら、最後に支払いです。支払い方法は、紙製のICカードの場合と同じです。

質問がある時は黄色の洋服を着た人達を頼ってみよう! ©NS Beeldbank

列車の乗り方 いよいよプラットホームへ

通勤時間には込み合う可能性もある改札口 ©NS Beeldbank

こちら(上の画像)が、改札口です。黄色の部分に黒の矢印が見えるでしょうか。その部分にカードをスキャンさせます。「ピッ」と反応するまでスキャンさせてください。これを<インチェック>といいます。

降車後、改札口を出る時に逆側からもう一度スキャンさせます。これを<アウトチェック>といいます。この<インチェック><アウトチェック>を忘れると罰金が発生します。必ず忘れないようにスキャンさせてください!

これもOVチップカードのスキャン機

中小規模の都市では、この(上の画像)ような機械があります。ピンクのカードの部分にICカードをスキャンさせてください。

電光掲示板で行き先をチェック! ©iStock

これ(上の画像)は、改札口近くにある電光掲示板。左から出発時刻、最終目的地、プラットホーム番号、列車の種別が示されています。

途中停車駅も表示されていてわかりやすい

こちら(上の画像)の時刻表にも、最終目的地と出発時刻、途中停車駅が示されています。

プラットホーム番号を示す案内板

OVチップカードのチャージ方法

OVチップカードをここにスキャンさせます

次に、OVチップカードのチャージの仕方を説明します。先述したとおり、OVチップカードを初めて購入する際に同時にチャージできますが、その後、旅行の合間にチャージする際は、チケット販売機を利用します。

OVチップカードにチャージする際は、まず、チケット販売機にOVチップカードをスキャンさせます。すると、画面上にチャージ金額の選択肢が出てきます。希望の金額を選択したら、現金、ピンパス、クレジットカードのいずれかで支払います。

利用勝手のよいOVチップカード ©iStock

OVチップカード内に残金が残っている際の返金方法を説明しましょう。

残金が30ユーロ以下の場合は、駅のサービスカウンターで返金してもらいます。残金が30ユーロ以上の場合は、申請書に記入し、後日、銀行口座への振り込みとなります。

現在のところ、返金される銀行口座は、オランダ国内の銀行口座に限られています。よって、日本人旅行者の人は、OVチップカードにチャージする際は、小額ずつのチャージをおすすめします。もちろん、列車利用の場合は、最低20ユーロの残高が必要となりますので、この点にも注意しましょう。

各地の駅で普及し始めているモノとは!?

飲み水ですので安全に飲むことができます ©NS Beeldbank

ここ最近、オランダ各地の駅で普及し始めているモノがあります。それは、無料の水補給機。

旅行者は水筒などを持っていないでしょう。最初は、ペットボトルなどをショップで購入することになりますが、その次からは無料で水が補給できます。健康に気を遣う昨今の社会状況のお陰といえそうです。

子供連れにやさしいオランダ鉄道の子供料金

子供の手助けをする人が多いオランダ ©iStock

オランダでは、子供の列車運賃は2.50ユーロで、一日乗り放題です。この運賃は、4~11歳までで、12歳からは大人運賃となります。ちなみに3歳までは無料です。

子供運賃で利用する場合、チケット販売機のスタート画面から<Overige producten>を選択します。<Railrunner>と表示されるものが子供用紙製ICカードになります。

子供用OVチップカードを購入する場合は、初期費用の7.50ユーロ+2.50ユーロで、合計で10ユーロの支払いということになります。もちろん、その後は初期費用を支払う必要はないため、きちんとチャージをしておけば一日2.50ユーロで乗り放題になります。

旅行中にその都度子供用チケットを購入するのは面倒でしょうから、子供にもOVチップカードを用意してもよいかもしれません。しかし、列車利用の際は、上述したとおり、最低20ユーロのチャージ残高が必要であり、これは子供も同様です。

オランダでの列車利用の注意点! 日本とは違う点も

車両の扉に自転車のマーク ©NS Beeldbank

●注意点(1)
入り口に見えるように、オランダの列車には、折り畳み式自転車だけではなく、通常の自転車を乗り入れる人々もよく見かけます。自転車のマークがある入り口付近には、自転車を置くことができるほどのスペースが設けられています。

自転車の持ち込みがない場合は、ほかの利用者が座れるように折り畳み式のイスが設置されているのですが、もし自転車持ち込みの利用者が来た場合は、その方が優先となるため席を譲りましょう。

●注意点(2)
以前は何十分も発着が遅ることが多かったオランダ鉄道も、最近は定時通りに発着するようになりました。しかし、天候の関係や故障等で運行状況が変わることもしばしば。時には直行電車で行ける場所が何回か乗り換えをしなければならなかったり迂回していくことも。その際は1時間で行ける場所でも2時間かかったりします。

個人的には予定時刻より1、2本早めの列車を選択することをおすすめします。ちなみに<Intercity(インター シティ)>とは、急行電車のこと。各駅停車のスプリンターより、かなり早い時間で目的地に着くことができます。

●注意点(3)
スリに注意!! 混雑した列車の中やスーツケースを共有スペースに置いたままその場を離れることはやめましょう。最近ではアウトレットモールなどでもスリが多発している様子。オランダに慣れていない観光客がたくさんいる列車の中でも充分起こりうるでしょう。

●注意点(4)
電車の中のトイレは、お世辞にもきれいとは言い難いです。日本の新幹線の中のトイレを期待しないでくださいね! 筆者は、いつも列車に乗る前に必ず駅のきれいなトイレに行きます。

駅のトイレを使用すれば20~50セントを支払うことになりますが、それでも問題なしっ!と思えるくらい列車内のトイレは使用したくありません。最新のスプリンター内のトイレなら、もしかしたらきれいなことがあるかもしれませんが、断定はできませんのでお気をつけください。

以上、オランダでの列車利用における切符の買い方、利用上の注意を紹介しました。スムーズに移動して、オランダの旅をたっぷりと楽しんでください。それでは、グッド・レイズ!(Goede reis ! よい旅行を!)

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