【ドバイ 旅の最新事情】観光客の受け入れ、フライト、主要都市の様子など
ドバイは世界でも最も早く観光を再開した国のひとつ。2021年10月1日からは延期になっていたドバイ万博（ドバイ国際博覧会、Expo 2020 Dubai）もスタートし、積極的に旅行者を受け入れています。ただし、アブダビなどアラブ首長国連邦に属する各国はそれぞれで措置が異なりますので、経由する場合などは最新情報の確認が必要です。
観光客の受け入れ状況
＜ドバイへの国外からの入国条件＞
日本からドバイへの観光での入国では、新型コロナウイルス感染拡大以前と変わらず、空港到着時に30日間のビザが無料で取得できます（10日間の出国猶予期間付き。パスポートの残存期間が6か月以上必要）。症状が疑われる場合などを除き、空港到着時の検査などはなく、隔離措置もないのでそのまま入国できます。ただし、ドバイ行きの航空便への「チェックイン時」に72時間以内に取得した新型コロナウイルスRT‑PCR（逆転写ポリメラーゼ連鎖反応）検査による陰性証明書を提示する必要があり、携行も義務づけられています。日本語のみの証明書は無効で、英語またはアラビア語で記載されたものとなっています。
※以上は日本から直行便で入国する場合のもので、他の特定の国から出発する場合、第三国を経由する場合などは条件が異なることがあり、また、今後変更の可能性はあるため、下記のサイトなどで最新情報の確認をおすすめします。
在ドバイ日本国小領事館
・URL： https://www.dubai.uae.emb-japan.go.jp/itpr_ja/visa_top.html
エミレーツ航空
・URL： https://www.emirates.com/jp/japanese/help/covid-19/dubai-travel-requirements/tourists/
航空便・空港の状況
日本～ドバイのフライトの一部は減便／運休となっています。2021年9～10月は下記スケジュールで運航予定ですが、運航計画は非常に流動的となっているため、最新情報の確認をおすすめします。
●エミレーツ航空
成田→ドバイ
EK319（火・水・木・金・土発）
ドバイ→成田
EK318（水・木・金・土・日発）
関西→ドバイ
EK317（火・木・金・土発）
ドバイ→関西
EK316（火・木・金・土発）
※羽田～ドバイ便の再開は延期が続いていますが、2021年12月15日に予定されています。
ドバイの街なかの様子
ドバイではなんと人口の80％以上が必要回数の新型コロナワクチン接種を終えて症例が減りつつあり、マスクを必要としない場所も増えています。しかし、必要な場所、そうでない場所の区別は観光客にはわかりにくいのが現状で、マスクを外して良い場所に標識を設けるなどの対策が急がれています。もし、マスクが必要な場所で着用していないと、罰金を3000ディルハム（約9万円）も取られます。基本的にホテルの部屋以外では5歳以上はマスクの常時着用が義務付けられています。町には賑わいが戻っていますが、地元の人を含めほぼ皆さんマスクを着用しています。
このほかにも下記のような規則と罰金があります。今後、急激に緩められていく、あるいは廃止される可能性が高いですが、現時点では常時守っておくのが無難と言えます。
●車（タクシーを含む）は運転者を含め3人まで（違反の罰金3000ディルハム≒約9万円）
●オフィス、ショップ。レストラン等では２ｍ以上のソーシャルディスタンスを保つ（違反の罰金3000ディルハム≒約9万円、店舗や会社は5000ディルハム≒約15万円）
2021年10月1日～2022年3月31日に開かれるドバイ万博では、18歳以上の来場者はワクチン接種証明か、来場前72時間以内のPCR検査陰性証明の提示が必要です。ただし、ワクチン未接種者でPCR検査を受けていない場合、入場チケットがあれば会場に隣接した検査施設で無料の検査を受けることができます。今後はドバイ市内のPCR検査施設も、1日パスまたは30日間入場できるマルチデイパスの提示で利用することができるようになる予定。詳細はドバイ万博公式ホームページに掲載されます。
2020年ドバイ国際博覧会公式ホームページ
・URL： https://www.expo2020dubai.com
写真提供：株式会社トレンズ・インターナショナル
・URL： http://www.trends-international.co.jp/
旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック
世界一が集まる人気の観光都市ドバイから、観光ビザが解禁になった未知の国・サウジアラビアまで、全6ヵ国がこの一冊に凝縮。旅人の心をつかんで離さない魅惑の国々へ、旅に出よう。
※当記事は、2021年9月24日現在のものです
TEXT： 『地球の歩き方 ガイドブック E01 ドバイとアラビア半島の国々』担当 アナパ・パシフィック 梅原 トシカヅ
PHOTO：アナパ・パシフィック、株式会社トレンズ・インターナショナル
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL：https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省：新型コロナウイルス感染症について
・URL：https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
筆者
地球の歩き方書籍編集部
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。
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