トルコ・イスタンブールに来たら外せない!必見の博物館・美術館5選

公開日 : 2018年06月24日
最終更新 :
大城壁地区にある「カーリエ博物館」のモザイク画
大城壁地区にある「カーリエ博物館」のモザイク画

トルコ・イスタンブールの世界遺産といえば、歴史地区にある「ブルーモスク」や「トプカプ宮殿」が有名ですが、イスタンブールの世界遺産はそれだけではありません。今回は、イスタンブールの中心部から少し離れた地区にある博物館や美術館も含めたイスタンブールのおすすめ博物館・美術館を5つ紹介します(以下にある夏季とは、4月15日から10月30日の間となります)。

イスラム教とキリスト教の融合!「アヤソフィア博物館」

イスラム教とキリスト教の融合!「アヤソフィア博物館」
ビザンチン建築の最高傑作といわれています

紀元330年、ローマ皇帝コンスタンティヌス1世によって征服され、皇帝の名前が付けられた街コンスタンティノープル(現イスタンブール)。コンスタンティノープル時代は、キリスト教の総主教座が置かれました。

「アヤソフィア博物館(Ayasofya Museum)」は、オスマン帝国時代に、帝国内でもっとも高い格式を誇るイスラムモスクとして利用された歴史ある建造物です。館内では、「ビザンチン建築の最高傑作」と呼ばれる優れた建築技術のほか、黄金色に輝く美しいモザイク画を堪能できます。

神秘的な地下宮殿!「バシリカ・シスタン」

神秘的な地下宮殿!「バシリカ・シスタン」
映画『インフェルノ』の舞台にもなった(映画はセットを使用)

「バシリカ・シスタン(Basilica Cistern)」は、地下貯水施設として、ビザンチン時代に建設されました。施設は、336本の柱に支えられ、長さ141メートル、幅73メートル、高さ8メートルにおよぶ空間があり、約80,000立方メートルの水を貯めたといわれます。

オスマン帝国の時代まで、「バシリカ・シスタン」は、当時の「アヤソフィア(博物館)」や「トプカプ宮殿」の重要な貯水施設として利用されました。修復作業中に表れたメドゥーサの頭部は、現在では有名な撮影スポットになっています。

黄金のモザイクとフレスコ画が圧倒!「カーリエ博物館」

黄金のモザイクとフレスコ画が圧倒!「カーリエ博物館」
ビザンチン・ルネサンスを代表するフレスコ画

「カーリエ博物館(Kariye Museum)」の前身は、4世紀に建てられたコーラ教会です。現在の建物は、11世紀に再建されました。14世紀に大改修が行われ、ビザンチン・ルネサンスを代表する数々のモザイクとフレスコ画で彩られました。

「カーリエ博物館」は、オスマン帝国時代にモスクに改修されたため、壁画は漆喰で塗り固められました。しかし、1947年、アメリカのビザンチン研究所の修復によって、今の博物館の状態になりました。

絢爛豪華なトルコルネサンス様式!「ドルマバフチェ宮殿」

絢爛豪華なトルコルネサンス様式!「ドルマバフチェ宮殿」
アルメニア人の建築家により建てられた宮殿

「ドルマバフチェ宮殿(Dolmabahce Palace)」は、19世紀に建設された美しい宮殿です。内部に285の部屋と43の広間、6つの浴室があり、豪華な装飾で埋め尽くされています。

「ドルマバフチェ宮殿」の見学は、ガイドツアー(英語あり)に参加することにより可能です。広大な敷地には、美しい庭園や海に面した門などがあります。待ち時間も考慮し、見学には最低でも2時間はあったほうが無難です。

オスマン帝国時代の中心!「トプカプ宮殿」

オスマン帝国時代の中心!「トプカプ宮殿」
「大砲の門」という意味のトプカプ

「トプカプ宮殿(Topkapi Palace)」は、オスマン帝国の君主が居城とし、約400年にわたり帝国の中心であった宮殿です。イスタンブール旧市街のある半島の先端部分に位置し、三方をボスポラス海峡とマルマラ海、金角湾に囲まれています。

「トプカプ宮殿」の広大な敷地の中には、庭園、調理場、ハーレムの部屋、スルタンの部屋などが散在しています。ボスポラス海峡を見渡せるレストランやカフェがありますので、食事やお茶をするのもおすすめです。

いかがでしたか。トルコ・イスタンブールのおすすめ博物館・美術館を5つ紹介しました。今度のイスタンブール旅行の参考にしてみてください。

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