祝20 周年! もう一度訪れたい「瀬戸内しまなみ海道」おすすめスポット10選

公開日 : 2019年06月20日
最終更新 :
開通20周年を迎えた「瀬戸内しまなみ海道」
開通20周年を迎えた「瀬戸内しまなみ海道」

1999年5月1日に開通した「瀬戸内しまなみ海道」は、2019年で開通20周年を迎えました。全長は、広島県尾道市・愛媛県今治市間で59.4キロ。本州と四国を結ぶ連絡橋3本のうち、もっとも新しく造られた自動車専用道路です。穏やかな海に囲まれ、柑橘の木や雄大な自然など四季折々の姿を楽しめる周辺エリアでのアクティビティーも魅力的ですが、カフェやショップも充実。ファミリーや女子旅でのドライブにも最適です。

「瀬戸内しまなみ海道」とは!?

「瀬戸内しまなみ海道」とは!?
「サイクリストの聖地」には名所がいっぱい

今や「サイクリストの聖地」として世界的に知られる「瀬戸内しまなみ海道」は、大半の橋の上を自転車で渡ることができ、国内外から多くのサイクリストが集います。レンタル自転車は、拠点地となる尾道市、今治市での貸出はもちろん、それぞれの島内でレンタルスポットもあり、サイクリストの休憩施設「サイクルオアシス」が今治・しまなみエリアに70カ所以上設置されています。空気入れ、水、トイレ、ベンチなどの休憩設備および周辺情報が無償で提供されます。

夕景の「瀬戸内しまなみ海道」
夕景の「瀬戸内しまなみ海道」

のしま海賊アスレチック(大島・おおしま)

のしま海賊アスレチック(大島・おおしま)
のしま海賊アスレチック(イメージ)<br />

村上海賊ゆかりの地、今治市大島に「のしま海賊アスレチック」がオープンします。23メートル×17メートル、高さ最大5メートルもの海上アスレチックは6つの遊具で構成されています。ライフジャケットの貸し出しもあるので海に落ちても大丈夫。目の前にある村上水軍博物館や潮流体験、漁協直営レストラン「能島水軍」にて海鮮バーベキュー、鯛めしやたこ飯などのおむすびが食べられるなど 1 日を通して楽しむことができます。

結乃屋MITSUBACHI(大島・おおしま)

結乃屋MITSUBACHI(大島・おおしま)
結乃屋MITSUBACHIからの眺め

大島の「食堂みつばち」が移転し、新たな場所で「結乃屋MITSUBACHI」としてオープンしました。元民宿をリノベーションした落ち着きのある空間は、海から徒歩10秒の立地で、テラス席はペットと一緒に利用することができます。ランチやカフェ利用もできるほか、おみやげの販売もあり、今後は宿泊も受け入れる予定だそうです

ドルフィンファームしまなみ(伯方島・はかたじま)

ドルフィンファームしまなみ(伯方島・はかたじま)
ドルフィンファームしまなみのイルカ

「ドルフィンファームしまなみ」では、しまなみの美しい景色のなか、イルカ達とともにのんびりと1日を過ごすことができます。スイムコースでは、イルカやクジラの背びれにつかまって泳いだり、水中で自由に泳ぐ姿を観察したりすることも。また、ふれあいコースでは水上の台の上で握手やキス、エサやりなどの体験を通じ、イルカとクジラについて学ぶことができます。隣接するオートキャンプ場やコテージでの宿泊も可能で、宿泊した方は普段見ることができない夜のイルカの姿を眺めることもできます。

しまでCafé(弓削島・ゆげしま)

しまでCafé(弓削島・ゆげしま)
しまでCaféの外観

しまなみ海道の因島からフェリーで10分ほど離れた上島町・弓削島。島の魅力を発信し、島作りの拠点となっているのが、「しまでCafé」です。つる菜、ハマダイコン、ハマボウフウなど島に自生する野草で作られる「摘み菜ランチ」(900円)や「摘み菜模様22種」(3,000円)が人気です。もちろん、魚介類は、地元漁師さんより仕入れる新鮮な素材です。

Kitchen 313 Kamiyuge(弓削島・ゆげしま)

Kitchen 313 Kamiyuge(弓削島・ゆげしま)
Kitchen 313 Kamiyugeの外観

「Kitchen 313 Kamiyuge」は、ベーグルやパンが人気のパン工房&カフェです。神戸から移住した女性店主が築100年以上にもなる古民家(2018年に国の登録有形文化財に登録)をリノベーションしてオープンしました。手ごねで作る「313食パン」やもちもちした食感のベーグル、島で採れた無農薬の柑橘を自家製でジャムにして作られたスイーツなどを自家焙煎のおいしいコーヒーとともに味わえます。

A cup of…ナカムラコーヒー(今治・いまばり)

A cup of…ナカムラコーヒー(今治・いまばり)
A cup of…ナカムラコーヒーの内観

「A cup of…ナカムラコーヒー」は、今治の商店街のなかにあるエスプレッソを中心としたコーヒー店です。自家製スイーツやラップサンドなどと一緒に至極の時間が過ごせます。自転車のホイールを使った照明などこだわりが詰まった店内は、自転車好きの店主の遊び心満載のしつらえです。サイクルオアシスとして、ツーリング途中の立ち寄りにも最適なスポットです。

しまなみ温泉喜助の湯(今治・いまばり)

しまなみ温泉喜助の湯(今治・いまばり)
しまなみ温泉喜助の湯の浴槽

「しまなみ温泉喜助の湯」は、10種以上の浴槽が楽しめる、海のミネラルが凝縮された天然温泉です。ロードサイクル専用駐輪所には、1台ずつ格納できる日本初の自転車ロッカーを設置し、プレミアムラウンジではコーヒー無料、WiFi&コンセント完備の上、格安で深夜滞在することも可能です。このような取り組みが、自転車業界最大手の雑誌『BiCYCLECLUB』に高く評価され、2019年2月に「日本一サイクリストが集まる温泉」と認定されています。

大三島ブリュワリー(大三島・おおみしま)

大三島ブリュワリー(大三島・おおみしま)
大三島ブリュワリーの外観

大阪でクラフトビール造りに従事してきた店主が造る「大三島ブリュワリー」のクラフトビール。大山祇神社の参道にビール醸造所&ビアカフェがあります。季節によって麦芽やホップの調合、発酵の温度などを調整しながら、季節ごとにさまざまなビールに仕上げていきます。製造過程や素材のこだわりはもちろん、大三島産の柑橘を使ったビールなど、趣向を凝らしたテイストがいただけます。1杯ごとの販売はもちろんのこと、なんと量り売りも可能です。

大三島みんなのワイナリー&大三島みんなの家(大三島・おおみしま)

大三島みんなのワイナリー&大三島みんなの家(大三島・おおみしま)
大三島みんなのワイナリーのワイン ©吉野 歩

建築家の伊東豊雄氏が呼びかけ人となり、始まった大三島のワイン造り。「大三島みんなのワイナリー」は、耕作放棄地を開墾して大三島産ブドウを生産し、試験委託醸造により2018年よりワイン販売をスタートさせました。また、島の人々がかつての法務局を改築して作った「大三島みんなの家」では、さまざまなイベントが開催され、有機農家産の加工品や雑貨販売のほか、島の旬の野菜をメインにしたごはんやスイーツ、大三島産のワインを楽しめます。

大三島みんなの家の外観 ©Shuhei Miyahata
大三島みんなの家の外観 ©Shuhei Miyahata

Jishac(大三島・おおみしま)

Jishac(大三島・おおみしま)
Jishacのレザークラフト

「Jishac」は、大三島・伯方島で捕獲されたイノシシの皮革「島シシレザー」を利用したレザークラフト工房です。移住者で「しまなみイノシシ活用隊」のメンバーでもある30代の夫婦が営んでいます。ウォレット、キーケース、キーホルダーなどポップな色合いの商品は、すべて手作業で作られています。

いかがでしたか。開通20 周年を迎えた「瀬戸内しまなみ海道」のおすすめスポットを紹介しました。サイクリングはもちろんのこと、ファミリーや女子旅でのドライブにも最適な「瀬戸内しまなみ海道」へでかけてみませんか。

筆者

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