「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」4月1日に運行開始（山梨県富士河口湖町）

2018年4月1日（日）、「河口湖天上山公園 カチカチ山ロープウェイ」は、名称を「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ（Mt. FUJI PANORAMIC ROPEWAY）」に変更し、リニューアルオープンします。

1959年（昭和34年）、河口湖畔から富士山を眺められる絶景ビュースポットとして誕生した「河口湖天上山公園 カチカチ山ロープウェイ」が、装いもあらたに新名称に変わります。「美しい富士山や河口湖の魅力をよりわかりやすく世界中の方々に伝えたい」という想いから「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」へと名称を変更し、英語表記（Mt. FUJI PANORAMIC ROPEWAY）も新設します。

旧名称「河口湖天上山公園 カチカチ山ロープウェイ」は、半世紀を超えて多くの人々に利用され、その利用者数は、開業から現在まで約1,200万人を数えます。2013年（平成25年）、富士山の世界遺産登録以降、訪日外国人の訪問が年々増加しており、現在では、乗降客の半数以上を訪日外国人が占めるそうです。

「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」は、始発の河口湖畔駅と終着の富士見台駅を結ぶロープウェイです。河口湖畔駅から富士見台駅までは、わずか3分の行程です。ロープウェイは5～10分間隔で運行されています。終着の富士見台駅にある標高1,075メートルの展望台からは、雄大な富士山と壮麗な河口湖が共演する絶景を眺めることができます。

なお、「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」は、太宰治の名作『かちかち山』の舞台となった天上山にあります。そのため、旧名称「河口湖天上山公園 カチカチ山ロープウェイ」の由来となっている『カチカチ山』をモチーフにしたスポットがたくさんあります。

ロープウェイのゴンドラの上や富士見台駅の展望台など、至る所にたぬきやウサギの人形が飾られています。思わず微笑んでしまうたぬきやウサギの人形は、小さなお子さまだけでなく大人も楽しめるフォトスポットになっています。

「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」の富士見台駅に行ったら、ぜひとも訪れてほしい名所があります。それは、「天上の鐘」です。展望台の目の前にあるスポットで、この鐘を鳴らすと恋愛や家内安全のご利益があるといわれています。ぜひ、夫婦、カップルで訪れてみてください。

もうひとつ、「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」の名所と言えば、「かわらけ投げ」のある鳥居でしょう。この神社は、縁結びの神様として有名な磐長姫命（いわながひめのみこと）と、美と富士山の神様として知られる木花開耶姫命（このはなのさくやひめ）の姉妹二神を祭ります。この神社では、粘土で作られた素焼きの盃を投げ、的に当たれば願いが叶うといわれています。「かわらけ投げ」は2枚（盃）で100円です。

最後に、「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」の名物茶屋「たぬき茶屋」を忘れてはなりません。「たぬき茶屋」では、360度の大パノラマを眺めながら、カチカチ山グルメを楽しむことができます。火鉢の炭火で焼いた「たぬき団子」や、黒蜜ときな粉がたっぷりかかった「うさぎ団子」は絶品です。

「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」へ行くには、電車を利用すると便利です。「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」の最寄りとなる駅は、富士急行線河口湖駅です。河口湖駅からロープウェイの始発の河口湖畔駅までは徒歩圏内です。

車で行く方は、東京方面からは中央高速道路・河口湖インターチェンジ、大阪、名古屋方面からは中央高速道路・一宮御坂インターチェンジを利用すると便利です。「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」には、13台分の駐車場（無料）があります。駐車場が満車の場合は、近隣にある県営の無料駐車場（約300台分）を利用するとよいです。

世界遺産に登録されて以降、ますます注目を浴びる富士山。雄大なその姿を見に、「～河口湖～ 富士山パノラマロープウェイ」へ出かけてみてはいかがでしょうか。