新潟の夏を満喫しよう!オススメ行事&観光スポット5選~2018夏編~
日本海側の真ん中あたり、細長い形をした新潟県には、海あり山あり川がありと、豊かな自然を求めて多くの人が観光に訪れます。新潟県は、上越、中越、下越、佐渡の4つの地域に分かれ、すべての地域が海に面しているため海水浴場がいくつもあり、夏のリゾート地として人気を呼んでいます。夏の新潟県では、町村など地域ごとのお祭りから大規模な伝統あるお祭りまで、毎週多くのイベントが開催されています。また、夏ならではの観光スポットもたくさんあります。今回は、夏に新潟県を訪れたのなら絶対行くべきオススメ行事&観光スポットを紹介します。
新潟市の海と言ったらココ!関屋浜海水浴場
夏の時期の関屋浜海水浴場は、とにかく駐車の数が多い! それほど多くの海水浴客でにぎわっています。新潟市内の中心部から車やバスを使えば数10分で行けるため、利便性のよさと駐車場の広さから、遊びに来る人がたくさんです。泳ぐ人や釣りをする人、散歩をする人など、昼間から夕方まで人が絶えません。
海水浴場のある新潟市中央区には学校も多くありますので、学生さんにも人気の場所です。すぐ近くには、50周年を迎えた水族館マリンピア日本海やジェラート屋、新たに竣工された新潟縣護国神社もあり、カップルや家族連れのお出かけにもオススメです。
関屋浜海水浴場では、砂浜のクリーン活動、夏の監視員常駐、消波作用のある人工リーフやテトラポットを用いるなど、海水浴での安全面も優れています。人工リーフやテトラポットには生物の多様化も期待され、海の豊かさも守られています。
とにかく夏を満喫したい!というときは、関屋浜海水浴場に遊びに行きましょう。
日本海の景色が一望!角田浜と角田岬灯台
日帰り登山の角田山や、角田岬灯台で「角田」の名を知っている人も多いのではないでしょうか。角田山の麓に広がる角田浜では、登山帰り、海水浴、灯台からの景色など、さまざまな目的の人が多く見られます。
角田浜では、夕日が沈む頃、日によっては佐渡島が海の向こうにくっきりと見えることがあります。また、舟かくしと呼ばれる岩場には、角田岬灯台へと続く登山コースがありますので、景観と共に散策を楽しむことができます。
さらに、最近、角田岬灯台が、「恋する灯台」として『恋する灯台プロジェクト』に認定されました。2018年8月21日(火)には、贈呈式が行われ、内部が一般公開されるそうです。海岸から階段を上った所にある灯台からの絶景は、本当にロマンチックです。
角田浜の一角にある角田浜海水浴場は、広い砂浜と浅瀬で知られており、小さいお子様も安心して遊ぶことができます。砂浜も波打ち際もきれいに整備されていますので、夕日の沈むころまでのんびりと楽しめます。
また、角田浜海水浴場には、民宿がいくつもあり、隣接しているキャンプ場もあります。周辺には約3,000台の無料駐車スペースがあり、気軽に夏のレジャーが楽しめます。
荒々しい奇岩と紺碧の海の景勝地!笹川流れ
新潟の夏の観光スポットに外せない景勝地、笹川流れ。こちらは新潟市ではなく県内最北の村上市にあります。
笹川流れとは、村上市浜新保の鳥越山から寒川の狐崎までの約11キロメートルにおよぶ海岸線です。笹川地区の沖合に浮かぶ岩場の間を、うねるように流れていく潮の様子から、その名が付けられたといいます。1972年に国名勝・天然記念物に指定され、その美しい海と奇岩の自然美は日本百景にも選ばれています。
笹川流れは、奇岩の名所がいくつもありますので、車でのお出かけがオススメ。それぞれの名所に停まりじっくり眺めるのもよし、海岸沿いをドライブしながら流れるように眺めるのもよし。さまざまなスタイルで、それぞれの名所が楽しめます。
電車では、新潟駅からJR羽越本線に乗り、桑川駅、今川駅、越後寒川駅のいずれかで降りると、徒歩で行けます。珍しい形の岩場と真っ青に澄んだ海、そして眩いばかりの白浜が夏を思わせます。さらに、日本海に沈む夕日と笹川流れの景色は、言葉にならないほどロマンチックな絶景です。
ちなみに、笹川流れをさらに北へと進むと、山形県に突入。潮風とカモメに出会える遊覧船と、青色の日本海ソフトクリームが有名な道の駅笹川流れ(夕日会館)もオススメです。
夏はやっぱり花火!新潟まつり花火大会
今年も花火の季節がやってきました。新潟まつり花火大会は、新潟市中央区萬代橋付近に打ち上がる夏の風物詩。
新潟まつりは、住吉祭、商工祭、川開き、開港記念祭の4つが一体となったお祭りで、昭和30年に始まりました。毎年8月の金、土、日曜の3日間に渡り催され、住吉行列や民謡流しが見どころです。今年の花火大会は、2018年8月12日(日)19:15~20:55に開催され、約10,000発の打ち上げ花火が予定されています(※悪天中止)。
昨年度の観客数は550,000人で、今年も多くの人でにぎわう様子が予想されます。さらに、今年は新潟港開港150周年記念とお盆の時期が重なり、県内外からの多くの観客が訪れそうです。花火大会では、まちなか音楽花火や滝のようなナイアガラ大瀑布、大型ワイドスターマイン”エボリューション”に注目です。
3日間に渡り開催される新潟まつりは、会場が萬代橋付近(信濃川)、万代、古町とどれも新潟駅から徒歩で行ける場所にあります。花火が打ち上がるときは、萬代橋の上は人だらけです。信濃川沿いやすらぎ堤緑地は、もっとも観客が多い場所ですが、川沿いに打ち上がる花火を広範囲で見ることができます。当日は交通規制など事前に確認のうえ、安全に鑑賞してください。
夜の新潟の街に大きな大輪が咲き誇る、一年に一回の受け継がれし花火大会。感動の瞬間をぜひ体験してみてください。
夏の夜に優しく灯る!みなと・しもまち・川祭り
新潟市の中心部信濃川沿いにある歴史博物館みなとぴあ。朱鷺メッセや佐渡汽船の対岸にあり、フェリーの回頭が見られることもあります。水に囲まれたみなとぴあは、新潟の歴史と文化を感じることができ、最古の税関庁舎、旧新潟税関庁舎や旧第四銀行住吉町支店が施設内に残されています。展示室やライブラリー、体験広場などもあり、学び行事やさまざまなイベントも一年を通して催されています。
みなと・しもまち・川祭りは、夜のみなとぴあで開催されるイベントです。手作り灯籠に明かりが灯され、水辺には灯籠流しの煌びやかな光景が広がります。今年は8月26日(日)18:00~20:00に開催される予定(※雨天中止)で、同時にフルートミニライブも行われます。水の都といわれる新潟で、夜の幻想的なひとときをゆっくりと過ごしてください。
前日の8月18日(土)には、第15回みなとぴあ夕涼みコンサートがあります(※雨天中止)。みなとぴあの芝生の上で、ウクレレや三味線が聴けるイベントです。夏の夜に、散歩がてら訪れてみてはいかがでしょう。どちらのイベントも申し込み不要、無料で参加できますので、気軽に立ち寄ってみてください。
いかがでしたか。新潟県の夏の観光スポットはこのほかにも、まだまだ紹介しきれないほどたくさんあります。海も山も川も豊かな自然あふれる新潟県に、ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。
筆者
新潟特派員
fuji
新潟県在住。新潟の四季折々をお伝えします。
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