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長野・駒ヶ根「千畳敷カールきっぷ」で行く紅葉!アクセス・混雑回避術徹底紹介!

2018年09月13日

 標高2,612mへ。長野県駒ヶ根の「千畳敷カール」は、ロープウェイなどで手軽にアクセスできる絶景スポットです。例年、9月下旬から10月上旬に見頃を迎える千畳敷カールの紅葉は、登山の装備なしでも満喫できるとして大変な人気があります。ダイナミックな風景が目の前に広がる千畳敷カールの見どころと紅葉、周辺のオススメ観光スポット、アクセス方法と紅葉時期の混雑回避テクなどを徹底紹介します。

早朝訪問が必須!!朝日に輝く、絶景の「モルゲンロート」

朝日に照らされて美しく輝くロープウェイの千畳敷駅

 長野県・中央アルプスの美しい自然に囲まれた駒ヶ根市。駒ヶ根市観光のハイライトといえば、千畳敷カールです。「カール」とは、氷河の侵食で山肌が削られたことによってできた広い椀状の谷のことを指します。

 千畳敷カールは、長野県駒ヶ根市と宮田村にまたがる中央アルプスの宝剣岳直下に広がり、バスやロープウェイで手軽に2,612mの標高までアクセスできる登山初心者にもオススメの絶景スポットです。秋は山肌を染める黄金色の紅葉が美しく、アクセスの良さもあって、大変な混雑となります。

 筆者は、東京・新宿駅から高速バスを利用して駒ヶ根市へ。千畳敷カールへの玄関口となる「菅の台バスセンター」周辺に宿を取り、夜も明けない早朝から路線バスとロープウェイを利用して憧れの紅葉スポット、千畳敷カールへ登りました。

 朝6時前。標高1,662mの「中央アルプス 駒ケ岳ロープウェイ 」しらび平駅から「日本最高所」の駅、2,612mの千畳敷駅まで「高低差日本一」のロープウェイで一気に登ります。約7分30秒の空中散歩です。

 山肌の紅葉がちょうど朝日に照らされたときに、千畳敷駅に到着できました。

ロープウェイ乗り場の横にある展望スペースからの絶景

 千畳敷駅ロープウェイ乗り場の横にある展望スペースからは、朝日が昇ってくる美しい光景が見られました。日の出の暖かい光があたりを包み込みます。このままずっと眺めていられる光景ですが、先を急ぎましょう。

千畳敷駅を出ると目の前には!

 千畳敷駅の建物を山側へ出ると、目の前には山肌の紅葉が照らされた絶景が広がっていました。このような光景を「モルゲンロート」というのだとか。

剣ヶ池付近から千畳敷駅(ホテル千畳敷)方向をのぞむ

 千畳敷駅(ホテル千畳敷)を起点に、千畳敷カールを一周出来る散策路があります。この散策路を歩く程度ならば、登山のための重装備は不要です。歩きやすい靴と、着脱しやすい防寒具などを準備しましょう。

 千畳敷駅から散策路を下って、剣ヶ池方面に向かいましょう。

ビュースポットの剣ヶ池

 剣ヶ池付近からは、2,931mの「宝剣岳」を中央に、黄色に染まった「これぞ、千畳敷!」という光景を見ることができます。「モルゲンロート」の状態が、ほぼ終わりかけてしまっていましたが、すばらしい光景に息をのみました。早朝、ロープウェイで千畳敷駅に着いたら、一刻も早く剣ヶ池に向かうようにしましょう。

 筆者が訪問したときは、剣ヶ池に薄っすらと氷がはっていて、池の水面に紅葉の千畳敷が映る「水鏡」とはなりませんでした。氷越しではありますが、少し「水鏡」・・・。

 この光景もずっと見ていられますが、「八丁坂分岐点」へ向けて、散策路を登っていきましょう。

眼下に駒ヶ根市街、遠くに富士山が

 やや高いことところまで散策路を登ってきました。 眼下の雲海の隙間から駒ヶ根の街がうっすらと見えます。 さらに奥には、南アルプスの山々が見え、中央部には富士山が小さく頭を出しています。

八丁坂分岐点から先は、急な上り坂に

 「八丁坂分岐点」まで散策路を登ってきました。山と山の切れ目に向かって、八丁坂という急坂が控えています。ここから先は、トレッキングシューズ(登山者カードの提出が必要)などそれなりの装備がないと行けません。この急な八丁坂は「乗越浄土」を経て、2,956mの木曽駒ケ岳山頂へ通じる登山道となっているのです。

千畳敷駅構内のカフェは、富士山ビュー

 千畳敷カールの散策路を3時間程度、じっくり楽しんだらロープウェイで下界へ。千畳敷駅構内には、レストランや土産店などがあります。また、富士山ビューのカフェもありますので、早朝散歩を終えた後にコーヒーブレイクというのはいかがでしょうか。

■ホテル千畳敷
・住所: 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂1
・URL: https://www.chuo-alps.com/hotel/

早太郎温泉 こまくさの湯で日帰り入浴!

アルカリ性の泉質を誇るこまくさの湯

 千畳敷カール周辺のオススメ観光スポットなどを紹介します。

 まずは、「早太郎温泉 こまくさの湯」です。菅の台バスセンター付近にある日帰り入浴施設で、施設の目の前を流れる太田切川と遠くに千畳敷カールを望む露天風呂などがあります。温泉は無色透明のアルカリ性で、肌触りがやさしく、若干のヌメりがあります。千畳敷カール散策で疲れた身体を癒すのに最適です。

 また、館内には土産店や食事処もあります。千畳敷カールからの下山の際、路線バスを途中下車して立ち寄ってもいいでしょう。

■信州駒ヶ根高原 早太郎温泉 こまくさの湯
・住所: 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂759-4
・URL: http://www.komakusanoyu.com/

太田切川に架かる吊り橋、こまくさ橋

大きな吊り橋のこまくさ橋

 こまくさ橋は、菅の台バスセンター周辺にあるビュースポットです。太田切川に架かり、長さ146mと規模の大きな吊り橋です。はじまりかけの紅葉と吊り橋をセットで撮影できるかもしれません。ちなみに、この吊り橋、渡ると結構揺れますのでスリルがあります。

■こまくさ橋
・住所: 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂759-6
・URL: http://www.nagano-tabi.net/modules/enjoy/enjoy_10029001.html

千畳敷と森の緑が水面に反射!絶景の駒ヶ池

遠くの千畳敷(宝剣岳)も水面に映って

 菅の台バスセンター周辺のオススメ観光スポットをもうひとつ。遠くに中央アルプスの宝剣岳や千畳敷カールをのぞむ絶景フォトスポット、駒ケ池です。このあたりは、紅葉が始まったばかりでしたが、晩秋や春先の雪のかぶった山々が池の水面に映る「水鏡」が美しく撮影できるとあって、カメラマンにも人気のポイントです。

 筆者が訪問したときは、風が無く、池の水面に波が立っていなかったので、「水鏡」を撮影できました。

■駒ヶ池
・住所: 〒399-4117 長野県駒ヶ根市赤穂
・URL: http://www.kankou-komagane.com/spot/inspection2.php?id=11&c_id=1&cj_id=4

千畳敷カールへのアクセス方法、混雑回避テク!

千畳敷カールへのアクセス方法(概略図)

 千畳敷カールの玄関となる駒ヶ根市へのアクセス方法です。東京方面からは、新宿駅に隣接するバスターミナル「バスタ新宿」を発着する高速バスの利用が便利です。

駒ヶ根市へは、バスタ新宿からの高速バスがオススメ

 千畳敷カールへは、JR飯田線の駒ヶ根駅を基点に、路線バスでロープウェイのしらび平駅へ向かいます。駒ヶ根駅を出発した路線バスは、駒ヶ根駅バス停からひとつめの「すずらん通り(高速バスの発着する「駒ヶ根バスターミナル」が隣接)」、もうひとつの高速バスの発着ポイント「女体入口(駒ヶ根I.C.)」を経由し、「菅の台バスセンター」へ。

 さらに、路線バスは、「菅の台バスセンター」から先の自家用車の乗り入れが禁止されている区間を走り、ロープウェイのしらび平駅に到着します。しらび平駅で「中央アルプス 駒ケ岳ロープウェイ」に乗り換え、1,662mから2,612mまでを7分30秒で一気に登る空中散歩を経て、千畳敷駅に到着です。

 なお、往復の高速バス、路線バスとロープウェイの運賃がセットになったオトクな「千畳敷カールきっぷ(新宿発:10,000円)」の利用がオススメです。また、名古屋(名駅バスセンター発:8,000円)、大阪(梅田阪急三番街ターミナル発:11,500円)などからの設定もあります。

■伊那バス
・URL: https://www.ibgr.jp/komagatake-ropeway/

紅葉時期は、ロープウェイの乗車に3時間待ち!?

 絶景の千畳敷カールは、2,600mを越える高地にありながら、手軽にアクセスできるとあって紅葉時期は特に混雑します。自家用車の通行が禁止されている「菅の台バスセンター」から先のバス区間とロープウェイの混雑は激しく、乗車するのに3時間待ちということも・・・。無計画に訪れると、待ち時間などでつらい目にあうかもしれませんので、混雑回避のテクニックを紹介します。

駒ヶ根バスターミナルは、JR駒ヶ根駅から徒歩数分

 混雑回避のポイントは、【菅の台バスセンターを出発する始発のしらび平駅行きのバスに乗車する】ことです。

 混雑回避のベストな方法は、「ホテル千畳敷(=千畳敷駅)」に宿泊することです。夜は、満天の星空を眺めたり、日の出も見られます。ただし、相当前に予約が必要なこと(直前では人気のため予約が取りにくい)、宿泊日が晴れることを予約時に予想できないので、「ばくち」的要素が強く、筆者はこの方法を取りませんでした。雨で視界ゼロ、千畳敷まで行ったのに、紅葉の絶景が見られないという事態もありえるからです。

 そこで、筆者は菅の台バスセンター周辺で宿を取り、菅の台バスセンターからの始発のバスに乗車しました。紅葉シーズンは、菅の台バスセンター周辺のホテルも混雑し、その選択肢は限られますが、天候や紅葉具合を見ながら訪問日をギリギリまで見極めることができるからです。また、自家用車なら菅の台バスセンター周辺の駐車場で、「車中泊」という手段もあります。

 もう少し細かい情報をお伝えしたいのですが、記事が長くなってしまいました・・・。千畳敷カールで撮影したたくさんの画像や混雑回避テクの詳細を「地球の歩き方 旅スケ」で紹介しています。

 「地球の歩き方ニュース&レポート(オリジナルサイト)」上でこの記事をご覧になっている方は、以下の「関連記事はこちら」ボタンから、外部メディアでこの記事をご覧の方は、オリジナルサイトの記事内に設けられた黄色いボタン「関連記事はこちら」で詳細記事を確認してください。

 山々が黄金色に染まる絶景を見に、千畳敷カールへ出かけてみませんか。

撮影日: 2017年10月1日

■中央アルプス駒ケ岳ロープウェー
・URL: https://www.chuo-alps.com/


■信州駒ヶ根ガイド
・URL: http://www.kankou-komagane.com/

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