西武鉄道オリジナルアニメ『ちちぶでぶちち』がオモシロイ!薫子とめぐる至福の聖地巡礼秩父旅!

公開日 : 2019年06月28日
最終更新 :
「52席の至福」に揺られて秩父へ訪れる西武薫子
「52席の至福」に揺られて秩父へ訪れる西武薫子

「さわやかに 半月かゝる 薄明の 秩父の峡の かへり道かな」日本を代表する童話作家でもあり、詩人の宮沢賢治が大正5年(1916年)に詠んだ歌の歌碑が今も秩父路に残る、埼玉を代表する名所や魅力が詰まった秩父。土屋太鳳さんが秩父で踊りまくる、「ちちんぶいぶい」のCMで注目されましたが、西武鉄道が満を持して送りだした、オリジナルアニメ『ちちぶでぶちち』をご存じでしょうか。5月に多言語対応版(英語・フランス語・繁体語)も公開された同作、今回は、アニメの舞台にもなった秩父の見どころと一緒に、その魅力に迫りたいと思います。

『ちちぶでぶちち』ってどんなストーリー?

『ちちぶでぶちち』ってどんなストーリー?
三峯神社で眺める夕焼けのもと、幼い二人は出会う

主人公は、西武鉄道の社長令嬢、西武薫子(せいぶ かおるこ)。ある日お見合いをすることになった薫子。しかし、彼女には忘れられない人がいました。幼い頃、秩父で出会った名前も知らない少年。一緒に歩いた秩父神社、羊山公園の芝桜、長瀞の渓流、三峯神社から見た雲海は、かけがえのない思い出となり、今も薫子の胸を焦がしていました。「秩父に行けば、また会えるかもしれない……」淡い期待と遠い日の思い出が、彼女を秩父へと走らせる、青春群像劇と思いきや、笑いありホロリとするシーンあり、美麗な秩父の描写ありの1秒も見逃せない作品に仕上がっています。

秩父のモネは羊山公園に、芝桜だけじゃない見どころ解説

秩父のモネは羊山公園に、芝桜だけじゃない見どころ解説
羊山公園は一面の芝桜が名物

秩父三社のひとつ、秩父神社にはご神体山である武甲山を源流とする水に、おみくじを浸すことで文字が浮き上がる「水占い」があります。【旅行】”歴史ある所がよい”、【待ち人】”待ち人来たる”の水占いの結果を信じた薫子は、秩父の名所散策へ、”水占いの君”に会いに向かいます。秩父神社を後にした薫子が執事の鈴村と最初に向かった先は、秩父の新名所”芝桜の丘”がある美しい丘陵と秩父市街を見渡せる丘のある「羊山公園」。名前の由来になった羊とふれあえる”ふれあい牧場”もある。春の芝桜(4月下旬~5月上旬)だけではなく、夏の花菖蒲(6月下旬~7月上旬)の時期にもたくさんの観光客で賑わう羊山公園、薫子になった気分でぜひ訪れてください。

■秩父神社
所在地:〒368-0041 埼玉県秩父市番場町1-3
電話番号:0494-22-0262
URL:http://www.chichibu-jinja.or.jp/


■羊山公園
所在地:〒368-0023 埼玉県 秩父市大宮6360
電話番号:0494-26-6867
URL:秩父観光なび 芝桜の丘(羊山公園)

秩父のマッチョメンは長瀞ライン下りに、天然氷のかき氷

秩父のマッチョメンは長瀞ライン下りに、天然氷のかき氷
明治11年(1878年)、地質学者ナウマン博士に再発見された長瀞

続いて薫子が訪れたのは、全長4kmの風光明媚な景勝地のライン下りで有名な「長瀞」。NHKの人気番組でも話題になった”岩畳”、中国の赤壁にちなんで名づけられた”秩父赤壁”など独特の風景が広がる、年間270万人もの観光客が訪れる人気スポットです。薫子も美味しそうに食べていたかき氷は、長瀞名物の「天然氷のかき氷」。この地域の天然氷はもともと、蚕の卵を冷やし、繭の収穫時期を増やす目的などのために作られていました。地球の歴史にも繋がる奥の深い長瀞、夏場のライン下りは清涼感も満載!今夏のご旅行先候補として、ぜひご計画ください!

■長瀞ライン下り
所在地:〒369-1305 埼玉県秩父郡長瀞町長瀞489-2
電話番号:0494-66-0950
営業時間:9:00~16:00 (3月上旬~12月上旬定休日)
URL:一般社団法人 長瀞町観光協会 長瀞ライン下り

秩父まつり会館で「諦めたら試合終了ですよ」

秩父まつり会館で「諦めたら試合終了ですよ」
名工の手による屋台、笠鉾などが納められている秩父まつり会館
毎年12月1~6日に催される秩父夜祭
毎年12月1~6日に催される秩父夜祭

行く先々でステキな”待ち人”が来たるも、女ったらしだったり、失礼だったり、臆病者だったり、なかなか”水占いの君”に会えない薫子。焦燥する思いで向かった先は、名工の手による屋台、笠鉾、幕、彫刻が展示されている「秩父まつり会館」。毎年12月に催されるユネスコ無形文化遺産にも登録される秩父神社の例祭、”秩父夜祭”に関する展示を楽しむことができます。夜祭の際の屋台の曳行や街中の雰囲気をバーチャル体験できるプロジェクションマッピングや、1年を通して繰り広げられる秩父の祭り、四季折々の姿を3Dシアターでめぐる「秩父まつり廻廊」が人気の施設です。

鈴村「お嬢様、諦めたら試合終了ですよ」

安西先生…バスケが…と思わずツッコんでしまう執事の優しいシーンにも注目です。

■秩父まつり会館
所在地:〒368-0041 埼玉県秩父市番場町2-8
電話番号:0494-23-1110
営業時間:9:00~17:00(4月~11月)/10:00~17:00(12月~3月)
※入館受付は、16:30まで
休館日:第4・第5火曜日(※祝祭日は開館)12月29日~1月1日
URL:http://www.chichibu-matsuri.jp/

三峯神社から眺める雲海&星空鑑賞で一生の思い出を

三峯神社から眺める雲海&星空鑑賞で一生の思い出を
狛犬ではなく神社各所に狼の像が鎮座している
”水占いの君”は、果たして幻なのか、現実なのか
”水占いの君”は、果たして幻なのか、現実なのか

思いを馳せるは三峯神社。秩父三社の一社で、拝殿の手前の三ツ鳥居が特徴。狼を守護神とし、狛犬ではなく神社各所に狼の像が鎮座していることにも注目したい場所。また、ここからは東京から一番近いといわれる、神秘的な雲海を鑑賞することができます。西武鉄道Webサイトでは、沿線ガイドに「秩父地域の雲海情報・発生率」や同ページ中に秩父雲海カメラなど豊富なコンテンツがあるので、要チェック。

三峯神社で幼いころに雲海と夕焼けを眺めた思い出に耽る薫子。果たして、”水占いの君”は幻なのか、現実なのか、その答えは『ちちぶでぶちち』をご覧になってください。

■秩父 三峯神社
所在地:〒369-1902 埼玉県 秩父市三峰298-1
電話番号:0494-55-0241
URL:http://www.mitsuminejinja.or.jp/

西武秩父駅直結!湯ったりくつろぐ「祭の湯」

西武秩父駅直結!湯ったりくつろぐ「祭の湯」
改札から屋内温泉街を抜けた先にある入り口
宿泊もできる秩父随一の温泉施設
宿泊もできる秩父随一の温泉施設

『ちちぶでぶちち』には、場面切り替え前に必ず挟まれる温泉シーンがあります。それが、「西武秩父駅前温泉 祭の湯」。2017年の春に誕生した、宿泊もできる温泉施設として一躍人気スポットに。改札を抜けると1Fフロアには秩父の名産みそポテト関連のスイーツやお土産屋などが並ぶ”ちちぶみやげ市”があります。目にも舌にも楽しい通路を抜けると、日本酒やウィスキーをちょい呑みできるエリア、秩父名物の”わらじカツ”など味わえる専門店があるフードコートが広がります。秩父グルメを楽しんだ後、最奥に控える赤い暖簾が、祭の湯。露天風呂は少しトロみのある肌馴染みの良い天然温泉。男女の露天ともに秩父のランドマークでもある武甲山を眺められます。内湯にはジェットバス、高濃度人工炭酸泉、シルク湯などがあり、長湯が楽しめる温度の浴槽もあります。また、同フロアにはリラクゼーションルームも完備。秩父観光の疲れを癒してください。

※危険ですので、温泉への(薫子の運命の人ではない相手の)投げ込みは禁止です!

■西武秩父駅前温泉 祭の湯
所在地:〒368-0033 埼玉県秩父市野坂町1-16-15
営業時間:10:00~23:00
※宿泊20:00~翌9:00 ※宿泊は金・土曜日/祝前日/特定日のみ
電話番号:0494-22-7111
URL:https://www.seibu-leisure.co.jp/matsuri/

薫子も乗った「西武 旅するレストラン 52席の至福」

薫子も乗った「西武 旅するレストラン 52席の至福」
秩父の四季をイメージした4両編成
高級ホテルのレストランのような車両
高級ホテルのレストランのような車両

移動手段として薫子が乗車していた列車、これは西武鉄道が運行している「西武 旅するレストラン 52席の至福」という実在するレストラン列車です。土曜休日を中心に年間100日ほど運行しており、車内のインテリアは渓谷などの自然がモチーフとなっていて、西武線沿線の伝統工芸品や地産木材を使用した優雅で快適な列車内から流れる景色を楽しみ、季節替わりの有名店・シェフ監修のコース料理で舌鼓を打つ、そんなラグジュアリーな体験がリーズナブルに実現できる、至福の列車です。

■西武 旅するレストラン 52席の至福
URL:https://www.seiburailway.jp/railways/seibu52-shifuku/

『ちちぶでぶちち』聖地巡礼マップ

『ちちぶでぶちち』聖地巡礼マップ
夜の雲海も幻想的

薫子とめぐる至福の聖地巡礼秩父旅!その道中の列車から、非日常は始まっています。一緒に歩いた秩父神社、羊山公園の芝桜、長瀞の渓流、三峯神社から見た雲海、薫子の足跡を辿りながら、あなたも大切な人とかけがえのない思い出をつくりに、秩父旅へお越しください。気になる本編は、公式サイトから!

■西武鉄道オリジナルアニメーション『ちちぶでぶちち』
URL:https://www.seiburailway.jp/railways/buchichi/

筆者

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