「アータール恐竜博物館」はスイス・チューリッヒから約40分の日帰り観光名所

公開日 : 2018年05月06日
最終更新 :
チューリッヒから約40分で行ける「アータール恐竜博物館」
チューリッヒから約40分で行ける「アータール恐竜博物館」

スイス北東部に位置するチューリッヒ州アータール(Aathal, Zürich)には、年間10万人もの観光客が訪れる人気の「アータール恐竜博物館(Sauriamuseum Aathal)」があります。年間を通して子供から大人まで楽しめる場所になっており、週末や休暇の日には、一層のにぎわいをみせるスイス屈指の博物館です。今回は、チューリッヒからの日帰り観光にもおススメの「アータール恐竜博物館」を紹介します。

スイス国内で見つかった恐竜の化石

スイス国内で見つかった恐竜の化石
アールガウ州で発掘された恐竜の化石

こちらは、スイス国内、アールガウ州フリック(Frick, Aargau)とベルン(Bern)、そして、ティチーノ(Ticino)で発見された恐竜の化石が展示されているエリアです。スイス国内で発見された恐竜の化石と共に、恐竜時代の様子をじっくりと見学することができます。

カマラサウルスのオリジナル化石

カマラサウルスのオリジナル化石
10メートル以上の大きさのカマラサウルスの化石

こちらの部屋では、1994年にアメリカ・ワイオミング州で発見されたカマラサウルス (Camarasaurus)のオリジナル化石を観ることができます。カマラサウルスは、ジュラ紀後期に、北アメリカ大陸でもっとも繁殖した草食の竜脚類恐竜の一種です。10メートル以上にもなるカマラサウルス のオリジナル化石は、空輸便で運ばれ、かつての姿を現すように大切に展示されています。

なお、「アータール恐竜博物館」では、11:00より毎時、博物館の創設者でもあるハンス・ヤコブ・シーバー(Hans Jakob Siber)氏が、化石の発掘作業の様子を映像で解説しています。ドイツ語(スイスドイツ語)での説明となりますが、とても興味深い映像ですから、時間のある方はぜひご覧ください。

世界一美しいとも言われるアンモナイトの化石

世界一美しいとも言われるアンモナイトの化石
7,000万年前のアンモナイトの化石

「アータール恐竜博物館」では、恐竜の化石以外にも、アンモナイトの展示ブースが設けられています。こちらはルージュの色がとても美しい、7,000万年前のアンモナイトの化石です。その光沢と色の美しさには驚きを隠せません。恐竜の世界とはまた違った空間へと導いてくれるアンモナイトの化石。この美しさを観るだけでも、「アータール恐竜博物館」を訪れる価値はあります。

おみやげ売り場には恐竜グッズがたくさん!

おみやげ売り場には恐竜グッズがたくさん!
小物からゲーム、洋服も揃うおみやげ売り場

「アータール恐竜博物館」を見学した後は、おみやげ売り場に立ち寄りましょう。こちらのおみやげ売り場には、たくさんの恐竜グッズが取り揃えられています。なかでも恐竜のTシャツは、子供から大人までサイズも豊富です。きっと、恐竜好きの男の子には大人気でしょう。そのほか、文房具やぬいぐるみ、恐竜が描かれた雨具など、友人、知人へのおみやげにおススメです。

「アータール恐竜博物館」へ行くには、チューリッヒ中央駅(Zürich HB)より、S14ヒンウィル駅(Hinwil)方面行きの電車に乗り、アータール駅(Aathal)で下車します。駅から「アータール恐竜博物館」までは、徒歩で約13分です。

「アータール恐竜博物館」への入館方法とは!?

「アータール恐竜博物館」への入館方法とは!?
入館料金を支払うと、レシートがチケット代わりに!

「アータール恐竜博物館(Sauriamuseum Aathal)」に入館すると、目の前にチケットカウンターがありますので、こちらで入館料を支払いましょう。「アータール恐竜博物館」では、入館チケットは発券されません。支払いの際に渡されるレシートがチケットの代わりとなります。

なお、入館の際にライファイゼン銀行 (Raiffeisen Bank)のカードを提示すると、入館料が無料になるといった特典もあるようです。詳しくはチケットカウンターでお尋ねください。

館内には荷物が収容できるロッカーも完備

館内には荷物が収容できるロッカーも完備
使用するには1フランのコインが必要

「アータール恐竜博物館」には、コインロッカーが数ヵ所に設置されいます。家族揃ってのお出かけの際は荷物も多くなりますから、館内のロッカーを使用すると便利です。使用の際には、1フランのコインが必要になりますので、用意をお忘れなく。コインを持っていない方は、チケットを購入したカウンターで両替えができるか尋ねてみてください。

いかがでしたか。年間10万人もの観光客が訪れる人気の「アータール恐竜博物館」を紹介しました。チューリッヒから日帰りで観光できますので、ぜひ立ち寄ってみてください。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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