ベルン最古の博物館「ベルン自然史博物館」で期間限定ティラノサウルス・レックス展
ベルン自然史博物館で現在、親子連れの人気を集めている迫力満載な恐竜イベントが開催中(2020年3月22日まで)。その名も「ティラノサウルス・レックス(Tyrannosaurus rex)〜私たちは本当に彼を知っていますか?〜」という特別展で、これまでにスイスで開催されたなかで最も壮大な恐竜展示のひとつといえます! 恐竜は今から約2億5000万年から約6600万年前の中生代という時代に生きていたとされていますが、約1億年から約6600万年前の「白亜紀後期」の恐竜世界を体験できる特別展です。
必見①!世界屈指の自然史博物館「ロンドン自然史博物館」が制作したリアルな恐竜模型
見どころは、合計15体のリアルな等身大の恐竜模型でしょう。そのうち12体は、まるで実際に恐竜が生きているかのように動きます。こちらは、毎年約500万人の来館者数を誇る世界屈指の自然史博物館「ロンドン自然史博物館(Natural History Museum)」が制作した恐竜コレクションで、スイス初お披露目となっています。目や尻尾など細かな部分も動くので注目してみてください。
必見②!入口に堂々と立つ実物大の骨格標本
展示ルームには模型に加えて、実物大の骨格標本が2体展示されています。1体は恐竜王「ティラノサウルス・レックス」の全身骨格模型で、その大きさに圧倒されます。
必見③!スイスで発見された恐竜は?
スイスは遥か昔は海で、2億年もの間、海の中にありました。2階の展示エリアにはスイスで発見された魚竜や海生ワニの化石が展示されており、スイスの恐竜の歴史を学ぶことができます。また、2階には恐竜展開催中の期間限定で小さなカフェ兼ショップもオープンしていますし、1階には子供たちがおやつを食べたり休んだりできる遊び場兼休憩スペースもあります。
ベルン自然史博物館の魅力とは?
さて、ベルンの繁華街から徒歩約5分のところにある「ベルン自然史博物館(Naturhistorisches Museum Bern)」は、1832年に設立されたベルンで最も古い博物館です。
スイス屈指の自然史博物館で、館内に展示された最古の鳥標本は1797年の「オオトウゾクカモメ」のもの。最古の哺乳類標本は1804年の「オオヤマネコ」、最大の哺乳類標本は18.2mの「ナガスクジラ」、最小の哺乳類標本は45mmの「エトルリアトガリネズミ」です。ほかにも動物の剥製や昆虫の標本、恐竜の化石や水晶など600万点を超えるコレクションが所蔵されています。
伝説のセント・バーナード犬「バリー」
数ある展示物の中で特に注目すべきは、セント・バーナード犬「バリー」の展示スペースです。
バリーは1800年にセント・バーナード犬のゆかりの地「グラン・サン・ベルナール峠(Grosser Sankt Bernhard)」で誕生し、亡くなる1814年までの間に40人以上もの人命を救った伝説的な山岳救助犬で、剥製としてベルン自然史博物館に保存されています。
ベルン自然史博物館へのアクセス方法
ベルン中央駅からベルン自然史博物館まで徒歩約20分。トラムやバスの利用も便利で、ベルン中央駅からトラム6番・7番・8番またはバス19番でヘルヴェティアプラッツ(Helvetiaplatz)まで約10分。ヘルヴェティアプラッツから徒歩約3分。
■ベルン自然史博物館 (Naturhistorisches Museum Bern)
・住所: Bernastrasse 15, 3005 Bern
・URL: https://www.hug-familie.ch/
筆者
スイス特派員
田山 貴子
欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。
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