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サンテルモ城編 初心者必見!イタリア・ナポリで中世の古城巡りVol.3

2018年10月10日

歴史的栄華の跡が残るイタリア南部の都市、ナポリでは、ポンペイの古代遺跡のほかにも、中世の時代に建てられたさまざまな古城を観ることできます。なかでもサンテルモ城(Castel Sant'Elmo)は、ヴォメロの丘の上に建つ星形をした城として有名で、観光客に人気のスポットになっています。今回は、イタリア・ナポリを訪れたのなら、ぜひとも立ち寄ってほしい中世の古城、サンテルモ城を紹介します。

ヴォメロの丘に建つサンテルモ城

サンテルモ城と周辺の高級住宅街

14世紀、サンテルモ城(Castel Sant'Elmo)は、ロベルト賢王(アンジュ―家・カルロ1世の孫)によってヴォメロの丘の上に建てられました。もともと、この場所には、10世紀に建てられた教会がありました。この教会は、サンテラスモ(イタリア北東部の小さな島)に捧げられた教会であったため、城はその名を冠にしました。その後、サンテラスモ城から呼びやすいサンテルモ城へと名が変わっていったといわれています。

覇権争いの軍事目標であった城

城の外側を歩いて屋上まで行くことができます

サンテルモ城には、紆余曲折の長い歴史があります。

14世紀、サンテルモ城は、フランス王国のアンジュー地方を統治した貴族、アンジュー家の居城として建設されました。16世紀になると、ルネサンス期のイタリアの建築家、ドメニコ・フォンタナらにより改築が行われ、要塞化が図られました。さらに月日は流れ、スペインの圧政に反発した漁師マサニエロ率いる軍勢を取り締まる牢獄としても使われました。

フランスとスペインがナポリ王国の占領を争っていた中世の時代、サンテルモ城の獲得は、権力争いの欲望を抱いた軍事目標となっていたといいます。

カルロ5世の皇室の紋章

入り口にあるカルロ5世の皇室の紋章

16世紀、スペインの支配下にあったサンテルモ城は、ハプスブルク家のカルロ5世の時代に、スペイン総督ドン・ペドロ・デ・トレドの命令により、星型をした頑丈な要塞へと改築されました。 ピペルノ(ナポリ地域に分布する火山砕屑岩の一種)でできた入り口には、現在でもカルロ5世の皇室の紋章が輝いています。

現在のサンテラスモ城の姿

サンテラスモ城専用の小さな教会

1900年代初頭から1970年代まで、サンテルモ城は、軍の刑務所として使われていました。 その後、軍の刑務所の役目を終え、サンテルモ城の修復作業が始まりました。長年の修復作業の後、1988年5月15日に一般公開の運びとなりました。

現在、サンテルモ城は、民間デマニオの所属となり、博物館として使用されています 。また、城の上部にある大きな広場(かつては軍人のパレードグランドとしても使われていました)には、サンテラスモ城専用の小さな教会があります。

城のテラスからはナポリが一望

サンテルモ城から見るヴェスヴィオ山

ナポリの街並みと遠景にはヴェスヴィオ山

サンテルモ城の展望台からは、天気がよければヴェスヴィオ火山をはじめ、カプリ島、プロチダ島、スパッカナポリ、ポジリポなど、ナポリ全体の景観を観ることができます。また、サンテルモ城のあるヴォメロ地区は、閑静な高級住宅地として知られており、豪邸巡りを楽しむこともできます。

■サンテルモ城
・住所:Via Tito Angelini 22, Napoli NA, Italy
・入城時間:8:30~19:30(入場は閉城1時間前まで)
・URL:http://www.polomusealecampania.beniculturali.it/index.php/il-castello

いかがでしたか。イタリア・ナポリを訪れたのなら、ぜひとも立ち寄ってほしい中世の古城、サンテルモ城を紹介しました。今度のナポリ旅行の参考にしてみてください。

【関連記事】卵城編 初心者必見!イタリア・ナポリで中世の古城巡りVol.3('18/10/8公開)も要チェック!

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