南ドイツの「黒い森」とは!? シュヴァルツヴァルトのおすすめ観光スポット4選

公開日 : 2019年07月01日
最終更新 :
シュタットライン湖(Stadrainsee)
シュタットライン湖(Stadrainsee)

スイスやフランスからも訪れる人が多い、南ドイツの山岳地帯シュヴァルツヴァルト(Schwarzwald)。ドイツ語で「黒い森」という意味のこの森は、針葉樹が生い茂り上空から見ると黒く映ることから、その名がつきました。南北に160キロメートルにも広がるシュヴァルツヴァルトは、自然豊かで、子供はもちろん、大人も楽しめるアクティビティーが充実しており、ひとり旅にも家族旅行にも最適な場所。今回はそんな楽しさ満載の南ドイツの観光スポット紹介します。

(1)ティティゼー湖(Lake Titisee)

(1)ティティゼー湖(Lake Titisee)
ティティゼー湖を周遊する観光船

はじめに紹介するおすすめ観光スポットは、ティティゼー湖(Lake Titisee)です。スイス北部のチューリッヒなどからも気軽に行けるティティゼー・ノイシュタット(Titisee-Neustadt)にあるリゾート地です。

ティティゼー湖畔沿いには、レストランやおみやげ店やが連なり、観光シーズンには多くの人々が自然豊かなこの土地を訪れます。観光船や足こぎボートもありますので、太陽の光を浴びながら心地よい風に吹かれてみるのも楽しいです。

一人前が驚きの量! グリークサラダ
一人前が驚きの量! グリークサラダ

ドイツで驚くのは、一皿あたりの食事の多さです。小腹が空き、選んだお店はピッツァリア「Pizzeria Passarella」。

この日は軽食にしようと思い、グリークサラダを注文しましたが、料理が運ばれてくると、どっしりとした見た目に仰天! サラダのみでお腹がいっぱいになりました。

フュルステンベルグのノンアルコールビール
フュルステンベルグのノンアルコールビール

暑い日にゴクゴクと飲みたいものといえば、ビール。ドイツはビール大国ですので、ビールが豊富で安い。この日注文したビールは、フュルステンベルグ(Fürstenberg)のアルコールフリー・ビールです。

ピルスナーやそのほかのビールもおいしいですが、最近ではノンアルコール・ビールもお店で提供されています。お酒はあまり飲みたくないけど、せっかくドイツに来たからビールを堪能したいという方におすすめです。

(2)ホッフフィルシュト(Hochfirst)<br />

(2)ホッフフィルシュト(Hochfirst)<br />
標高1,190メートルのホッホフィルシュト

次に紹介する観光スポットは、標高1,192メートルのホッフフィルシュト(Hochfirst)です。近くの街ザイク(Säig)まで車で向かい、駐車場に車を停めました。そこから山頂まで約30分ほどです。

ティティゼー通りを進んで行くと、トゥルム通り(Turmweg)に出ますので 、二手に分かれた道のどちらかをお進みください。分岐点になりますが、どちらの道も山頂まで行けます。右手方向の道の方が傾斜が緩やかですので、お子様と一緒の場合はこちらがおすすめです。

頂上からの眺めも最高! ピクニックも楽しい
頂上からの眺めも最高! ピクニックも楽しい

山頂からは、ティティゼー湖が望め、ピクニックをしている家族連れの姿もありました。また、有料(2ユーロ:2019年6月現在)ですが、展望塔もあり、登ることができます。その隣には、ホテル「Berggasthaus Hochfirst」があり、レストランでコーヒーやビールを注文できます。

(3)バウムクローネンヴェーク・ヴァルトキルヒ(Baumkronenweg Waldkirch)

(3)バウムクローネンヴェーク・ヴァルトキルヒ(Baumkronenweg Waldkirch)
各所に子供達が楽しめる仕掛けがたくさん

次に紹介するのは、バウムクローネンヴェーク・ヴァルトキルヒ(Baumkronenweg Waldkirch)です。本施設は、「黒い森」のなかにある野外アスレチック施設です。

山頂までの道のりは、子供達が立ち止まり、五感を使って遊べる仕掛けが100メートルごとにあり、登り坂でも楽しく進むことができます。

ワイルドフルーツの匂いを嗅いでみよう!
ワイルドフルーツの匂いを嗅いでみよう!
樹冠の道は200メートルも続きます
樹冠の道は200メートルも続きます

バウムクローネンヴェーク・ヴァルトキルヒの楽しみのひとつは、この吊り橋。ドキドキワクワクがたまらない、木々の間にかけられた吊り橋(樹冠の道)は、子供達の冒険心を掻きたてます。高さ23メートル、長さが200メートルの樹冠の道は、大人も子供心を取り戻せるおもしろさです。

森を上空から360度見渡せる標高1,200メートルを誇る展望台もありますので、上空から森を眺めてみましょう。ベビーカーでも行ける場所ですので、小さなお子様連れでも安心です。

また、この森の最大のアドベンチャーは、ヨーロッパ最長の滑り台! 長さがなんと190メートルもあります。年齢制限がありますので、チャレンジしたい方は入園時に確認してください。

なお、ここでは、山登りはもちろん、BBQスペースもありますので、山頂でBBQを楽しむ家族も多いです。

(4)トリベルクの滝(Triberger Waterfall)

(4)トリベルクの滝(Triberger Waterfall)
迫力満点! ドイツ最大トリベルクの滝

最後に、森林浴が楽しめるドイツ最大の滝、トリベルクの滝(Triberger Waterfall)を紹介します。近くで見ると、とても迫力のある滝です。暑い日には、滝のミストが心地よく、束の間の癒し時間が過ごせること間違いないしです。周辺の道路は凍結することもなく一年中アクセス可能ですので、冬にはまた異なる姿を見せてくれます。

空中散歩「ハイロープ」
空中散歩「ハイロープ」

トリベルクで人気アクティビティーといえば、安全器具をつけて空中散歩が楽しめる「ハイロープ」。小学生以下でも楽しめる子供用の場所もありますので、家族そろって楽しめます。

料金は、大人17ユーロ(2時間)、子供14ユーロ(16歳以下)で、時間制で楽しむことができます。イースター休暇から秋休みまで楽しめるアクティビティーですので、ぜひ体験してみてください。

いかががでしたか。南ドイツ・シュヴァルツヴァルト、「黒い森」の名で知られるこの一帯は、ドイツ屈指の自然豊かなリゾート地です。家族そろって遊びに行ってみてはいかがでしょうか。

筆者

スイス特派員

田山 貴子

欧州移住を目指して日本から求職し、2000年よりベルン在住。スイスの会社に10年間勤めた後、日本とスイスの架け橋になるべく起業。

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