南フランスのおすすめフォトジェニックスポット4選

公開日 : 2019年03月09日
最終更新 :
青と白のコントラストが美しい「カランク」を上から
青と白のコントラストが美しい「カランク」を上から

「エッフェル塔」「ベルサイユ宮殿」「モン・サン・ミシェル」とフォトジェニック・スポットを挙げるときりがない観光大国フランス。都市部ともあらば、あちらこちらに見どころが集中していますが、実は、雄大な田園風景が広がる南フランスにも絶景のフォトジェニック・スポットが点在します。自然の造形美が作り出した透明度抜群の入江やまるで絵画の世界に迷い込んだかのようなラベンダー畑など、一生に一度は訪れてみたい景色が広がります。さぁ、南フランス絶景の旅へ出かけましょう!

吸い込まれそうな美しさの入江「カランク」

吸い込まれそうな美しさの入江「カランク」
うっとりしてしまうほどの透明度

この目が覚めるような青さ。「カランク(Les Calanques)」は、南フランスで一度は訪れてほしい場所。「自然の創造とはこんなにもすばらしいものか!」と、誰もが深く印象に残るフォトジェニック・スポットです。眺めるだけでも充分ですが、透明度抜群の入江でカヤックをしても楽しいです。

「カランク」とは、マルセイユからカシ(Cassis:カシス)へ続く海岸線にいくつかある入江で、一帯はカランク国立公園になっています。地中海の青さと白い岩肌のコントラストが鮮やかで、一度見たら忘れられない美しさ。吸い込まれそうです。マルセイユからカランククルーズツアーに参加するのがおすすめです。

絵画の世界 プロヴァンスの「ラベンダー畑」

絵画の世界 プロヴァンスの「ラベンダー畑」
一面に広がるラベンダーの花々

南フランス、プロヴァンスで有名な「ラベンダー畑」。例年6月から7月中旬頃まで観ることができます。プロヴァンスにはさまざまな「ラベンダー畑」が存在します。写真のような畑には車で訪れるのが一番ですが、運転が無理な場合は、エクス・アン・プロヴァンス(Aix-en-Provence)から出発しているラベンダー畑ツアーを利用するのがよいでしょう。

一面に広がるラベンダー。車から降りた瞬間にラベンダーの香りが漂い、絵画のなかの世界のような風景に、しばし言葉を失います。香水の原料になるラベンダーは、香りが強く、日本に生息するラベンダーより花が少し大きい種類が多いようです。

南フランスはかなり陽射しが強いですから、ラベンダー畑ツアーに参加する場合は、帽子やサングラスを用意し、体調不良にならないように水分補給を心がけましょう。パリのリヨン駅からエクス・アン・プロヴァンスまでは、TGVで約3時間です。

映画女優が似合う「サントロペ」の風景

映画女優が似合う「サントロペ」の風景
「サントロペ」の丘の上から

コートダジュールのリゾート地として数々の映画の舞台となった「サントロペ(Saint-Tropez)」。こじんまりとした街には、高級リゾートらしく、ブランドブティックが並びます。

ビーチの後は昼寝をしたり、カフェでのんびり過ごしたりと、ここではとにかく時間に縛られず、ゆったりと一日を過ごすフランス人に溢れています。高級リゾートでありながら、そこは南フランス、気楽な雰囲気もあって過ごしやすい街です。

街の中心部から15分ほど歩いて丘の上まで行ってみると、そこに広がるのは海と街の風景。視線を向けるとどこか郷愁を誘うサントロペの街並み。かつての映画女優のように街や港を歩いてみませんか。これから夏に向けてコートダジュールはたいへん混み合いますので、早目のホテル予約をおすすめします。

日本からはパリ、シャルルドゴール空港で乗り継ぎニースへ。ニースからサントロペまではクルージング気分が楽しめる船がおすすめです。

コートダジュールの楽園「イエール諸島」

コートダジュールの楽園「イエール諸島」
船から眺める「イエール諸島」

南フランス、プロヴァンス=アルプ=コートダジュール地域圏にあるイエール。そのイエールから向かう楽園の島々「イエール諸島(Îles d'Hyères)」。ここには、気軽に訪れることができる島が3つあります。ポルクロ島、ポルクロール島、そしてルヴォン島です。

これらの島のなかで一番大きく、イエールからも近いのがポルクロール島。ヨーロッパの美しいビーチとして人気なのが、そのポルクロール島にあるノートルダムビーチです。ノートルダムビーチは、自然保護のため、車での乗り入れは禁止されています。現地ではレンタサイクルを利用するのがおすすめです。

ポルクロール島へは、ラトゥールフォンデュ(La tour fondue)の港から船が出ており、約20分で到着します。日本からは、パリのシャルルドゴール空港またオルリー空港で乗り継ぎ、トゥーロン・イエール空港へ。空港からはラトゥールフォンデュの港へ向かいましょう。

いかがでしたか。南フランスのフォトジェニック・スポットを紹介しました。あなたはどの絶景を観てみたいですか。今度の南フランス旅行の参考にしてみてください。

筆者

フランス特派員

ティエリー

南フランス / コートダジュールでフランス人の夫&猫と暮らしています。現地から素敵な写真、おいしい写真もお届けしています。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。