オーストリアで絶景写真を撮るならここ! フォトジェニックなスポットおすすめ4選
古くから交通の要衝として栄え、ハプスブルク帝国の治めたオーストリア。この国には、古今東西の文化が入り混じるダイナミクスや前衛的カルチャーに溢れた見どころでいっぱい。今回は、そのなかでも、選び抜いたフォトジェニックなスポットを4つ紹介します。
ウィーン市立公園「黄金のヨハン・シュトラウス像」
オーストリアの首都、音楽の都ウィーンでもずば抜けてフォトジェニックな場所といえば、「黄金のシュトラウス像」。「ワルツ王」との異名をとったヨハン・シュトラウス2世は、ヴァイオリンを弾きながら指揮をしたことでも有名だったため、その伝説の姿が記念碑として残されました。
この銅像は、1921年にウィーン市立公園(シュタットパーク:Stadtpark)内に建立されて以来、その優美さと限りないインパクトで、現在に至るまで世界中の観光客を惹きつける名物スポットとなっています。
訪れる季節により、陽気さを振りまいたり、哀愁を帯びたりと、シュトラウスがまったく異なる表情を見せてくれるのも人気の秘密。ウィーンで思い出の一枚を撮るのに、ここほど絵になるロケーションはないでしょう。
この世でもっとも美しい湖岸の街「世界遺産ハルシュタット」
「世界でもっとも美しい湖岸の街」と絶賛されてやまないのが、こちらの「ハルシュタット(Hallstatt)」。ザルツカンマーグートという湖沼地帯にあり、古くは紀元前から塩を産出する街です。
そのあまりのフォトジェニックな情景に、なんと中国は街ごとそっくりコピーして造ってしまったというから、驚かされます。1997年には、街の文化的景観がユネスコ世界遺産にも登録されました。
小さな街ながら、現在も稼働する世界最古の塩抗や、頭蓋骨が美しく装飾して飾られた納骨堂、かわいらしい塩のセレクションが揃ったおみやげショップなど、見どころはたっぷり。もちろん湖岸のレストランで地元のグルメを楽しみつつ、芸術的風景をカメラに収めるのも忘れずに。
まるでファンタジーの世界「スワロフスキー・クリスタルワールド」
日本でもアクセサリーなどのクリスタルガラス製品で有名な「スワロフスキー」。同社がお膝元のチロルにオープンした体験型ミュージアム「スワロフスキー・クリスタルワールド(Swarovski Kristallwelten)」にも、飛びぬけてフォトジェニックなスポットが満載です。
まずは、ミュージアムのエントランスとなっている巨人とご対面。
巨人の顎の下から入館すると、中にはクリスタルをこれでもかというほど用いた、幻想的でシュールな展示の数々がお目見え。
目のくらむようなゴージャスさと、手を触れれば壊れてしまいそうな繊細さが同居するクリスタルの異世界。この独特な空間が、世界でも類を見ないフォトジェニック・スポットであることに疑いの余地はないでしょう。
華麗さ随一! 宮殿内の「カフェ・ツェントラル」
さて、ウィーンといえば、音楽の都であるほかに、発達したカフェ文化でも知られる街。市内には星の数ほどカフェがあるものの、その華麗さ、優美さでトップを争うのがこちらの「カフェ・ツェントラル(Cafe Central)」。
それもそのはず、このカフェが居を構えるのは、かつては貴族が起居していた絢爛豪華なフェルステル宮殿。アーチ状に入り組んだ天井や、複雑な木張りの床ひとつ取っても、いかに贅をつくした造りであるかがうかがえるはず。
内装はもちろんのこと、ゴージャスな外観や、供されるオーソドックスなウィーン料理、先鋭的なスイーツの数々に至るまで、フォトジェニックなことこの上なし。食通の日本人にとって、グルメも写真映えも満足させてくれる、たいへん貴重なおすすめスポットです。
■カフェ・ツェントラル(Cafe Central)
・所在地:Herrengasse 14, A-1010 Vienna
・最寄駅:地下鉄3番線 Herrengasse駅
・URL:https://www.cafecentral.wien/en/
いかがでしたでしょうか。オーストリアにはこのほかにも、絵になる場所が満載。ぜひオーストリアを訪れて、自分だけのフォトジェニックなスポットを発見してみてください。
筆者
オーストリア特派員
ライジンガー真樹
オーストリアっておもしろそうな国だな、ウィーンって見どころのある街だな、と読者の皆さまに思っていただけるような記事を配信していければと思います!
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