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1,000年続く都ベトナム・ハノイで絶対行くべき観光スポット5選!

2018年07月10日

東南アジアをはじめ、中国やフランスの文化の影響を受けてきたベトナムの首都・ハノイ。長い歴史とさまざまな文化が入り交じり、見どころの多い観光都市として世界中から人気です。ハノイ旅行が初めてという方は、見逃してはいけない定番の観光スポットをしっかりと押さえておきましょう。今回は、初心者が外せないおすすめ観光スポットを5つ厳選して、紹介します。

ハノイが始まった伝説の場所「ホアンキエム湖」

悠久の時の流れに想いを馳せる「ホアンキエム湖」

ガイドブックを開いたら、必ず目に飛び込んでくる「ホアンキエム湖」という名前。どこかノスタルジックな雰囲気漂う湖畔です。ベトナム・ハノイは、数え切れないほど大小さまざまな湖が点在する水の都ですが、この「ホアンキエム湖」は、特別です。漢字で「還剣湖」と表記し、ベトナム独立にまつわる伝説をもつ、「ハノイの顔」とも言える湖です。

まずは、その伝説についてお話します。ベトナムが中国の明王朝に支配されていた時代(15世紀)、後の黎朝(レちょう)の初代皇帝となるレ・ロイが、湖に棲む大亀から宝剣を譲り受け、その剣で当時たびたび苦しめられていた明軍の駆逐に成功します。

レ・ロイが皇帝になったある日、湖(現在のホアンキエム湖)を船で散策していると、湖から大亀(Kim Qui)が現れ、この地は平和になったのだから、宝剣を持ち主である竜王に返すように言います。この言葉を受けレ・ロイが宝剣を返すと、大亀はその剣をくわえて湖の底へ帰っていったといいます。

この伝説は、ハノイの伝統エンターテイメント『水上人形劇』の演目にもなっており、とても有名な話です。

散歩コースとしてにぎわう「ホアンキエム湖」

現在の「ホアンキエム湖」は、歩道が整備されており、朝は地元の方々のレクリエーション(エアロビやヨガ、太極拳など)広場として、また、散歩コースとして活躍しています。

そして、日が高くなれば観光客も行き交う憩いの場として、結婚式の前撮りスポットとして、夕暮れにはデートスポットとして、日が落ちれば夕涼みの場として、常ににぎわっています。特に週末は、歩行者天国となり、老若男女、国籍を問わず、さらにたくさんの人々でごった返します。

また、緑豊かな湖畔からは、文・武・医の神である文昌帝君、関聖帝君(関羽)、呂祖と、ベトナムの英雄であり武神であるチャン・フン・ダオが祀られる「玉山祠(ぎょくさんじ)」と、亀の塔を望むことができます。「玉山祠」では、伝説の亀と言われるスッポンの剥製を見ることができますので、ぜひ訪れてみてください。

■ホアンキエム湖
・住所:Le Thai To Street Hanoi, Viet Nam

地元民と観光客が渦巻く「ハノイ旧市街(36通り)」

時の流れと人々が縦横無尽に行き交う街(旧正月直前の旧市街)

「ホアンキエム湖」から北側には、「ハノイ旧市街(36通り)」と呼ばれる昔ながらの市街地が広がります。この通りには、間口の狭い店がビッシリと連なります。「ハノイ旧市街(36通り)」の構造は、ハノイの特徴ともいえます。真っ暗な細い通路を奥へと進むと、うす暗がりの中に、小さな店や民家が現れます。

このエリアには、2,000年も前から街があったといわれています。西暦1010年にハノイに都が置かれ、朝廷「タンロン城」に献上する品々を作るために職人たちが集められ、発展してきました。当時、同じ職業の人々によって「坊」が作られ、それぞれの通りには、そこに集まる職人たちが扱う商品の名前が付けられました。

例えば、Hàng Bạc通りの「Hàng(ハーン)」は商品、「Bạc(バック)」は銀を意味しており、現在でも銀製品やジュエリーを扱う店が軒を連ねています。同じくHàng Nón通りの「Nón(ノン)」は帽子。この通りは、その昔菅笠を扱う店が多く集まっていましたが、現在は若者向けファッションの店やカフェがあるのみとなっています。

このように、坊の数や通りの名前は時代とともに変わっていきますが、15世紀から始まる後黎朝時代に36の坊と通りがあったことから「36通り(Ba sáu phố phường)」と呼ばれるようになったそうです。

縦横無尽に広がる迷路のような「ハノイ旧市街(36通り)」

時代が進むに連れ、福建省や広東出身の華僑が住むエリアが生まれたり、フランス植民地時代にフランス風の建物が増えたり、通りの名前が変わったりと、変化を重ねながら、現在のように縦横無尽に広がる迷路のような街ができあがったのです。

ぜひ、古の姿を思い浮かべながら、活気ある商人たちの街へと足を踏み入れてみましょう。その際は、スリ、事故にはくれぐれも気をつけてください。

街中にある世界遺産!古の都を偲ぶ「タンロン遺跡」

かつて「36通り」の商人たちが自慢の商品を納めていた先、それが「タンロン遺跡(旧タンロン城、ハノイ城)」です。この場所こそが、11〜19世紀初頭、ハノイの地に栄えたベトナム王朝の心臓部でした。

現在ベトナムの首都はハノイですが、当時この地はタンロン(=昇龍)と呼ばれ、タンロン城に歴代の皇帝が居城していました。1800年代、時のグエン王朝は、中部フエに都を移しますが、その際タンロン城の重要な建物はフエ城に移築されたそうです。

また、この「タンロン城」は、激動のベトナム史のなかで、破壊、建替、移築などを繰り返したため、残念ながら豪奢な王城を見ることはできません。しかし、時代と共に、時の王朝や植民地時代のフランスが建設した建物、さらには、ベトナム共産党が使用した施設など、さまざまな時代の建築物がごちゃまぜに残っています。

中国式の建物の名残やフランス式の建物、「遺跡」という言葉からは縁遠い印象を受ける近代的な軍事施設など、ほかでは見られないハノイならではの城跡を見つけることができるでしょう。

入場チケットの購入時、日本語パンフレットが渡されますが、残念ながら情報量は多くはありません。なお、入場およびチケット購入は、ホアンジウ通りの南側にある入り口のみ。ほかの入り口からは入場できませんので、注意ください。

■タンロン遺跡
・住所:12 Nguyen Thi Phuong St. 9 Hoang Dieu St. Hanoi, Viet Nam
・開場時間: 8:00~12:00、13:30~17:00
・休業日:月曜
・URL:http://www.hoangthanhthanglong.vn/en
※チケットの半券は、ホアンジウ通りを挟んで西側にあるホアンジエウ18番遺跡の入場券となります。
※「タンロン遺跡」のすぐ南には、「ベトナム軍事歴史博物館」が隣接しています。1974年4月30日のサイゴン陥落の際、大統領官邸に突入した戦車T54B型機や日本製と思われる大砲も展示されています。

東洋のプチパリを偲ぶフランス建築「オペラハウス」から「歴史博物館」まで

パリの「パレ・ガルニエ」を模して作られたハノイのオペラハウス

「東洋のパリ」と呼ばれるベトナム・ハノイ。ハノイには、フランス植民地時代に建てられたフランス建築が、今もなお数多く残っています。特に、「ホアンキエム湖」の南側は、フランス人居住区だったこともあり、「ハノイオペラハウス(市劇場)」、「証券取引所」、「チャンティエンプラザ」、「国立歴史博物館」、「ハノイ大教会」など、100年経った今も色あせることなく、堂々たる風格の建築物が並んでいます。

また、フランス人が実際に居住していた邸宅や、フランス建築の影響を受けた建物は、ハノイ市内の各地で見ることができます。少し視線を上に向けて街歩きをしてみましょう。歴史を重ねた外壁に重厚な装飾が施された、お気に入りの建物が見つかるはずです。

普段は中に入れない施設も数多くありますので、観光の際はガイドブックを参考にまわってみてください。

■ハノイオペラハウス(市劇場)
・住所:1 Trang Tien Street, Hanoi, Viet Nam
・URL:http://www.vnso.org.vn/
※コンサート以外、基本入場不可。ベトナム語のみオペラハウスツアーあり。

国民的英雄ホー・チ・ミンさんに会いに!「ホー・チ・ミン廟」

勇壮な「ホー・チ・ミン廟」の外観

ベトナムを語る上で、決して外すことのできない方がいます。フランス植民地時代からベトナム戦争まで、ベトナム革命を指導した建国の父ホー・チ・ミン氏です。そのホー・チ・ミン氏の遺体が、ガラスケースに入れられて安置されているのが、この「ホー・チ・ミン廟」。蓮を模った立派な建物です。

死後50年近く経った今も、ベトナム国民からの絶大な指示を受けるホー・チ・ミン氏。まるで神様のように崇められ、あちらこちらに肖像画や写真が飾られていることからもその人気ぶりが伺えます。

しかし、ホー・チ・ミン氏本人はこのような立派な廟の建設は望んでおらず、「自分の遺体は火葬して遺灰を三つに分けて北部、中部、南部の丘陵に埋めてほしい。丘陵には石碑、銅像は建てず、訪れる人たちが休むことができる建物を建て、記念の植樹ができるようにしてもらいたい」と遺書に残したそうです。

結果的には御影石や大理石、大きなルビーでホー・チ・ミン氏の名前をはめ込んだ立派なソビエト式建築の廟が完成してしまいました。本人の遺志とは違った形にはなりましたが、今でも「一目ホー・チ・ミン氏に会いたい」という人々が、ベトナム各地から集まり、行列を作っています。

「ホー・チ・ミン廟」の守衛の交代

「ホー・チ・ミン廟」の見学は、午前中のみ(冬季休館期間あり)です。ハンドバッグ以外のほとんどの荷物は、入り口で預けます(カメラも持ち込み禁止)。服装は、半ズボンやノースリーブ、膝丈上のスカート、ホットパンツ、サングラスなどは禁止です。荷物とともに細かくチェックが入ります。見学の際は注意しましょう。

なお、「ホー・チ・ミン廟」に隣接した「ホーおじさんの家」では、ホー・チ・ミン氏が執務を行った大統領府や生前暮らした質素な高床式家屋などが見学できます。大統領府の中には入れませんが、住居エリアから大統領府へと続く「マンゴーの道」は、実際にホー・チ・ミン氏が毎日歩いた小径。平屋建ての書斎には、マルクスやレーニンの肖像とともに日本人形が飾られています。

■ホー・チ・ミン廟
・住所:Ba Dinh Square, Hanoi, Viet Nam
・開場時間:7:30~10:30(4/1〜10/31)、8:00~11:00(11/1〜3/31)
※時期により外観のみ見学となる場合あり。
・URL:http://www.bqllang.gov.vn/

まだまだあるハノイの見どころ

「孔子廟」でありベトナム最古の大学でもある「文廟」

いかがでしたでしょうか。ベトナム・ハノイでは、この地に流れてきた時間や、そこに住まう人々の暮らし、文化を背景に、バリエーション豊かな名所を楽しむことができます。

筆者の大好きな場所「文廟」をはじめとした寺院や、ハノイ遷都1,000年を記念して作られた、ギネス記録を持つモザイク壁画、ハノイ最大の湖西湖など、ハノイ市内だけでも紹介したい場所がたくさんあります。

また、ハノイからちょっと遠征して行くことのできる世界遺産や名スポットもあります。それらは、次の機会に紹介します。楽しみにしていてください。

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