ベトナム主要エリアガイド【2019年版】

公開日 : 2019年09月02日
最終更新 :
ゴールデン・ブリッジ(ダナン) ©iStock
ゴールデン・ブリッジ(ダナン) ©iStock

ベトナムは、日本からの直行便で5~6時間と利便性がよく、人気の旅行先です。南北に細長い特徴的な形をしているベトナムの観光地を、北部、中部、南部とエリア別に紹介します。

北部(1)問屋街巡りが楽しいハノイ

北部(1)問屋街巡りが楽しいハノイ
ハノイの街並み ©iStock

ベトナム北部にあるハノイは、ベトナムの首都で、政治、文化の中心都市です。市内には由緒ある寺社やフランス統治時代の洋館や教会が並び、異文化が入り交じる独特の雰囲気が漂います。

ハノイでは、ホアンキエム湖の北側に広がる旧市街を散策しましょう。昔ながらの商業区として知られる「ハノイ36通り」では、通りごとに同じ商品を扱う工房や店が軒を連ね、問屋街の様相を呈しています。なかでも、靴屋が並ぶハンザウ通りや雑貨(玩具)が並ぶチャーカー通り、フォーの食堂が並ぶロースー通りが人気です。

■ハノイの旅行・観光ガイド(地球の歩き方)
・URL: https://www.arukikata.co.jp/city/HAN/

北部(2)奇岩に目を奪われるハロン湾

北部(2)奇岩に目を奪われるハロン湾
ハロン湾の奇岩 ©iStock

ベトナム北部にあるハロン湾は、1994年、ユネスコの世界遺産に登録され、世界各国から観光客が押し寄せる人気スポットです。海上に突き出た大小さまざまな奇岩の画像は、誰もが一度は目にしたことがあるのではないでしょうか。

ハロン湾を訪れるベストシーズンは、晴天の日が多い9~11月頃といわれています。海水浴をメインに楽しみたい人は、6~8月頃の訪問がおすすめです。12~3月頃は晴れるものの、上着が必要になるような気温になることも。

中部(1)王朝時代を彷彿させるフエ

中部(1)王朝時代を彷彿させるフエ
グエン朝王宮 ©iStock

ベトナム中部にあるフエは、グエン朝の都がおかれていた古都です。市内には、グエン朝の栄華を物語る華麗な宮廷建築や皇帝陵などがあり、まるで王朝時代にタイムスリップしたかのような錯覚にとらわれます。

フエでは、グエン朝王宮を訪れましょう。1802~1945年、約150年にもわたり政権の中枢になっていた王宮です。中国の紫禁城を模して造られたといわれており、その様は圧巻です。王宮の周りには濠が張り巡らされ、さらに東西約652メートル、南北約568メートル、高さ6メートルの城壁に囲まれています。

中部(2)人気急上昇中のダナン

中部(2)人気急上昇中のダナン
ダナンのビーチ ©iStock

ベトナム中部にあるダナンは、人気急上昇中のビーチリゾートです。成田国際空港と関西国際空港から直行便が就航するようになり、以前と比べアクセスがよくなりました。

ダナンには、高級リゾートホテルが建ち並ぶノンヌック・ビーチを筆頭に、ファムヴァンドン・ビーチ、ミーケー・ビーチなど個性豊かなビーチエリアが広がります。また、2018年に登場したソンチャー・ナイトマーケットには、ベトナムグルメが味わえる海鮮屋台が並び、観光客で毎晩にぎわいます。

中部(3)ノスタルジックな街、ホイアン

中部(3)ノスタルジックな街、ホイアン
ホイアンの街並み ©iStock

ベトナム中部にあるホイアンは、ダナンの南方30キロ、トゥボン川の河口に位置する古い港街です。16~17世紀には、日本人商人によって日本人町が造られ、海のシルクロードの要衝として栄えました。

ホイアンは、1999年、旧市街がユネスコの世界文化遺産に登録されました。チャンフー通りとバクダン通りに挟まれた一角には、日本橋(来遠橋)や中華会館、福建会館などが並びます。夜になるとランタンのやわらかな明りが街を照らし、ノスタルジックな雰囲気が漂います。

南部(1)フォトジェニックなダラット

南部(1)フォトジェニックなダラット
雲海に包まれるダラット ©iStock

ベトナム南部にあるダラットは、フランス統治時代に開発が進んだ高原リゾート地です。海抜1,400~1,500メートルに位置し、湖や滝、起伏の多い丘陵など、自然景観の見どころがいっぱいです。

ダラットは、年間の平均気温が18~23度です。年間を通して過ごしやすく、世界各国から涼を求めて多くの観光客が訪れます。点在するフランス風のヴィラの周りには高原特有の草花が咲き誇り、フォトジェニックな写真が撮れると人気です。

南部(2)最大の商業都市、ホーチミン

南部(2)最大の商業都市、ホーチミン
コロニアル調の建物 ©iStock

ベトナム南部にあるホーチミンは、かつて「サイゴン」と呼ばれていたベトナム最大の商業都市です。コロニアル様式の建物や整然と並ぶ街路樹で彩られた街は、プチパリと呼ばれることもあります。

ホーチミンの中心部は、ドンコイ通り、レロイ通り、ハムギー通りを3辺とするデルタ地帯です。サイゴン大聖堂やベンタン市場、市民劇場などの観光スポットが並び、人気のセレクトショップや雑貨店、ギャラリースペースなどが集中しています。

■ホーチミンの旅行・観光ガイド(地球の歩き方)
・URL: https://www.arukikata.co.jp/city/SGN/

いかがでしたか。今度の海外旅行では、ベトナムを旅してみませんか。

筆者

地球の歩き方ウェブ運営チーム

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