Taipei Fun Passで台北周辺を旅してみた【前編】

公開日 : 2019年01月28日
最終更新 :
Taipei Fun Pass
Taipei Fun Pass

 台北MRT・市バス・台湾好行バス5路線乗り放題、台北101展望台・故宮博物院など12の注目スポットが無料で入れて、100以上の店舗で優待が受けられる台北周辺を旅するときの最強カード、Taipei Fun Pass(北北基おもしろカード)。今回はこのカードが活用できるところしか行きません!Taipei Fun Pass縛りの台北旅行でどれだけ楽しめるか挑戦!■ Taipei Fun Passについて(URL: https://funpass.travel.taipei/ )

どこで入手できるのか?

どこで入手できるのか?
MRT台北101/世貿駅トラベルサービスセンター

 松山空港や桃園国際空港、台北駅、主要観光地のトラベルサービスセンターで入手が可能。優待のレベルや日数でいくつかカードがありますので、選ぶことができます。事前にホームページで予約し、トラベルサービスセンターなどで受け取ることも可能。今回は無限周遊カード(3日)を購入しました。

・URL: https://funpass.travel.taipei/tour/listAll?category=Kbb

初日の朝食も優待で【呷尚宝】

初日の朝食も優待で【呷尚宝】
西門駅から徒歩3分

 西門駅の近くにある、呷尚宝。アンパン●ン似?のマスコットが目印です。

香雞巧巴達三明治と燒餅豬排蛋は人気メニュー
香雞巧巴達三明治と燒餅豬排蛋は人気メニュー

 ここで頼んだのは、香雞巧巴達三明治と燒餅豬排蛋。ここではTaipei Fun Passを提示すると、200元以上で、 25元相当のドリンクを1杯提供してもらえる優待を受けることができました。初日からいいスタートを切るために、がっつりめの朝食で。

■ 呷尚宝JSP漢中店
・住所: 台北市万華区西門町漢中街150號
・アクセス: MRT西門から徒歩3分
・TEL: (02)2375 3522
・営業時間: 06:00〜13:00
・定休日: 日曜
・予算: 100元~200元程度
・利用可能クレジットカード: 不可
・URL: http://twjsp.com.tw/

黄金博物館(金瓜石)までバス移動

黄金博物館(金瓜石)までバス移動
捷運西門駅のバス停から乗車。

 MRT西門駅のバス停から965番のバスで金瓜石へ。金瓜石にある「黄金博物館」を目指します。

Taipei Fun Passが活躍
Taipei Fun Passが活躍

 タッチするだけで乗車ができました。現金で乗ろうとするとおつりが戻ってこなかったりしますので、そのあたりのストレスもなくバスに乗ることができます。

黄金博物館に到着
黄金博物館に到着

 金瓜山は金鉱山で、1898年から採掘が始まり、1930年代には東洋最大の金鉱山といわれました。日本統治時代に最盛期を迎えて、その後衰退、1987年に閉山。現在は黄金博物館となっています。博物館といっても建物がひとつあるだけでなく、広い敷地内に複数の施設やレストラン、みやげもの屋があり、公園のようになっています。

日本式の「四連棟」
日本式の「四連棟」

 日本統治時代の1930年代に作られた日本式の住居。2005年に大規模な修復工事を行い、2007年から見学ができるようになりました。和室が多く、床の間などもあります。「となりのトトロ」に出てきそうなお風呂や台所も。四連棟というだけあり、4つの住居がつながっていてそれぞれ台所やお風呂場がついています。ここで20人程度の日本人職員が暮らしていたそうです。

修復された和室
修復された和室

 日本住居の特徴が数多く見られます。

トロッコの線路跡
トロッコの線路跡

 当時、金を運ぶのに利用されていたトロッコの線路が一部残っています。

「黄金館」の展示
「黄金館」の展示
「黄金館」の展示
「黄金館」の展示

 台湾金属鉱業公司が事務所として建てた建物を利用した博物館。1階では金鉱脈の歴史や採掘器具、作業をしている人形などが展示されています。2階では台湾人がどのような時に金を送るか、などの台湾と金文化について展示されています。

世界で2番目の大きさの金塊!!
世界で2番目の大きさの金塊!!

 220.3kgの巨大な金塊!実は世界で一番大きな金塊は、静岡県の土肥金山にあります。ご利益ありそう?なので触っておきました。

金色のトランプ
金色のトランプ

 金鉱山に関連したおみやげが多く揃っているおみやげ物屋「金采売店Gold Shop」。ここでもTaipei Fun Passを提示すればポストカードをもらうことができます。

昼食は敷地内の食堂で
昼食は敷地内の食堂で

 敷地内の「金瓜石鉱夫食堂」で鉱夫飯が入っている鉱夫弁当を食べました。このお弁当箱は持ち帰り可能。これももちろんTaipei Fun Passでの割引が受けられます。

■ 黄金博物館 (金瓜石)
・住所: 市瑞芳區金瓜石金光路8號
・アクセス: バス停「金瓜石」にて下車
・TEL: 02)2496-2800
・営業時間: 月~金9:30~17:00、土・日・祝日9:30~18:00
・定休日: 毎月第一月曜日(祝日に当たる場合は開館)、旧暦の大晦日及び元旦、選挙の投票日
・料金: 入館料80元
・利用可能クレジットカード: 不可
・URL: http://www.gep.ntpc.gov.tw/

大定番!九份へ!

大定番!九份へ!
フォトスポット「茶芸館 阿妹茶楼」

 実は、金瓜山の黄金博物館からバスで10分程度の距離に九份があります。

今では世界中から観光客が訪れる
今では世界中から観光客が訪れる

 九份も金鉱山として隆盛したエリアでした。もともと10世帯足らずの村でしたが、1893年に金脈が発見され、ゴールドラッシュが訪れました。1971年に閉山を迎え、一気に人口が減り、九份の「時間」は止まります。

 1989年、九份を舞台にした映画『悲情城市』が大ヒットしたことにより、九份の「時間」が再び動き始めます。金鉱山として栄えた当時の建物が残っていたことからノルタルジックな町並みが人気となり、現在の大人気観光地 九份となりました。

フォトスポットの階段
フォトスポットの階段
九份から見える東シナ海
九份から見える東シナ海

 海側の景色も素敵です(この日は残念ながら雨)。

九份茶房の店内
九份茶房の店内

 九份には茶芸館がたくさんあります。九份は人が多いので、休憩がてら茶芸館に入り、お茶も楽しむのがおすすめです。「九份茶房」は古い建物のため、店内もノスタルジック。茶器の販売もしてました。

■ 九份茶坊
・住所: 新北市瑞芳区基山街142号
・TEL: (02)2497-6487
・営業時間: 9:00~20:30
・定休日: 無休
・利用可能クレジットカード: Visa、MasterCard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブ 
・URL: https://www.jioufen-teahouse.com.tw/jp/

美麗華百楽園の観覧車へ!

美麗華百楽園の観覧車へ!
松山空港からも見える観覧車

 MRT劍南路駅から歩いて3分程度。MRTもTaipei Fun Passで乗り放題なので切符を買う必要がなく楽々移動できます。

 美麗華百楽園はショッピングモールやレストラン、映画館、アミューズメントなどが入っている複合施設です。この施設のランドマークとなっているのが観覧車です。

観覧車からの風景
観覧車からの風景

 この観覧車もTaipei Fun Passの優待が受けられ、大人・平日150元(休日200元)のところ無料で乗車することができます。

■ 美麗華百楽園
・住所:  台北市敬業三路20号
・アクセス: MRT文湖線「剣南路」にて下車
・TEL: (02)2175-3456
・営業時間: 観覧車 (月~金)12:30~23:00 (土日)11:00~24:00 その他飲食店などは各店舗によって異なる
・定休日: なし
・料金: 大人:平日150元/休日200元
・利用可能クレジットカード: VISA MASTER JCB など
・URL: http://www.miramar.com.tw/

點水樓で台湾料理を

點水樓で台湾料理を
カラフルな小籠包

 美麗華百楽園から歩いてすぐの點水樓で夕食。ここも優待対象店です。Taipei Fun Passを提示し、このカラフルな七彩小籠包(8個)を注文すると、普通の小籠包(5個)を無料で提供してもらえます(1つのテーブルにつき1回のみ使用可)。七彩小籠包は蟹味噌、海老&ヘチマ、XO醤などさまざまな風味の小籠包が楽しめます。

蟹の醬爆炒青蟹(季節限定)は濃厚な味わい
蟹の醬爆炒青蟹(季節限定)は濃厚な味わい
臭豆腐に挑戦
臭豆腐に挑戦

 夜市などでもよく見かける臭豆腐に挑戦しました。臭みはあるものの、辛味と合わさってクセになる味わいでした。

デザートに、と思いきやなかなかの重量感
デザートに、と思いきやなかなかの重量感

 ふかふかの蒸しパンにあんこが入っているメニューかと思いきや、一部お餅が入っており、お箸でつかんだ習慣に重量感が伝わってきました。もちろんボリュームがあり、お腹いっぱいに。

■ 點水樓(大直店)
・住所: 台北市中山區樂群三路299號
・アクセス: MRT劍南路站から3番出口から徒歩8分
・TEL: 02-8509-8080
・営業時間: 11:00-22:00
・定休日: 年中無休
・予算: 約NT1,000/人
・利用可能クレジットカード: VISA MASTER JCB など
・URL: http://www.dianshuilou.com.tw/jp/index.html

地球の歩き方書籍編集部 曽我 将良

筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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