フィリピンの今は?町の様子や入国時の注意点、ショッピングの様子をレポート!

公開日 : 2021年12月02日
最終更新 :
首都マニラで最大の商業地区、マカティ
首都マニラで最大の商業地区、マカティ

観光や留学、ビジネスなど、日本から多くの人が訪れるフィリピン。11月11日現在、感染者数は落ち着いていますが、ワクチン接種率は30%程度にとどまっています。入国には特別なビザが必要で、ビザがある場合でもさまざまな制限が課されます。ロックダウンなどの規制は徐々に緩和されているものの、コロナ前の状態に戻るにはまだしばらく時間がかかりそうです。

観光客の受け入れ状況

観光客の受け入れ状況
城壁に囲まれた町、イントラムロスを巡る馬車

フィリピンでは新型コロナウイルスのワクチン接種が30%程度にとどまっており、2021年11月現在、外交ビザや特別なビザを保有している外国人のみ入国が許可されています。日本は「イエロー」国に該当し、2回のワクチン接種を受けている日本国籍保持者は10日間(完了していない人は14日間)の隔離措置を経る必要があります。ほかにも事前に電子調査書への登録やホテルの予約が必要で、到着後にもさまざまな手続きを踏まなければなりません。

<隔離措置のスケジュール(フィリピン大使館HPより)>
1日目 :フィリピン到着/隔離施設チェックイン
5日目 :RT-PCR検査(鼻咽頭検査)
6日目 :検査結果通知(通知まで1日以上かかる場合があります)
7-10日目 :検査結果にて陰性が判明後、残りの期間を自宅または宿泊施設にて隔離を行う (必須)

※上記は日本から直行便で入国する場合のもので、他の特定の国から出発する場合、第三国を経由する場合などは条件が異なることがあり、また、今後変更の可能性はあるため、下記のサイトなどで最新情報の確認をおすすめします。

フィリピン大使館: https://tokyo.philembassy.net/ja/

航空便・空港の状況

航空便・空港の状況
ニノイ・アキノ国際空港の第3ターミナルの飲食フロア

日本~フィリピンのフライトの一部は減便/運休となっています。フィリピン航空は2021年11~12月は下記スケジュールで運航予定ですが、運航計画は非常に流動的となっているため、最新情報の確認をおすすめします。フィリピン航空のほかにはJALやANA、セブパシフィックなどの便があります。

●フィリピン航空
成田~マニラ 毎日
羽田~マニラ 週4便(月/水/金/日)
成田~セブ 11月6日、20日、12月4日、18日
福岡~マニラ 週4回(月/水/金/日)
関西~マニラ 毎日
中部~マニラ 週4回(月/水/金/土)

主要都市の街なかの様子

主要都市の街なかの様子
ショッピングモール入口では警備員がマスクやフェイスシールドの着用をチェック

マニラ首都圏では、11月5日から新型コロナウイルス対策のレベルを「アラート2」に引き下げ、ショッピングセンターや屋内遊戯施設などへの立ち入りが許可されました。夜間の外出禁止や域内外の行き来が禁止されるなどの厳しい制限も解除され、ほとんどの業種が条件付きで営業を再開しています。外出時はマスクをする必要があり、公共交通機関やショッピングモールなどは、マスクとあわせてフェイスシールドの着用も義務付けられています。マニラ市(マニラ首都圏を構成する1エリア)に関しては、11月8日にフェイスシールドの着用義務を撤廃しています。

車両の通行が制限されていたエドゥサ通りにもにぎわいが戻りつつある
車両の通行が制限されていたエドゥサ通りにもにぎわいが戻りつつある
マニラの街なかの様子。人々はみなマスクをしている
マニラの街なかの様子。人々はみなマスクをしている
ロックダウンが徐々に緩和され、多くの人がビーチなどに出かけるようになっている
ロックダウンが徐々に緩和され、多くの人がビーチなどに出かけるようになっている

旅のバイブル「地球の歩き方」ガイドブック

フィリピンは7641もの島から成る群島国家です。そこには多様な文化を飲み込んだ大都市マニラをはじめ、世界遺産の棚田やスペイン統治時代の町並み、「最後の秘境」といわれる海辺のリゾート、白砂と真っ青な海が広がる楽園の島々など、心躍らされる魅力的なエリアが盛りだくさんです。本書はそんなフィリピンをエリア別に紹介し、わかりやすく解説しています。 

※当記事は、2021年12月1日現在のものです

TEXT: 『地球の歩き方ガイドブック D27 フィリピン』編集担当 有限会社アナパ・パシフィック 井脇直希  
PHOTO: ユニカセ、アナパ・パシフィック

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
2021年12月1日現在、国によってはいまだ観光目的の渡航が難しい状況です。渡航についての最新情報、情報の詳細は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html
旅したい場所の情報を入手して準備をととのえ、新型コロナウイルス収束後はぜひお出かけください。安心して旅に出られる日が一日も早く来ることを心より願っています。

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筆者

地球の歩き方書籍編集部

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』の書籍編集チームです。ガイドブック制作の過程で得た旅の最新情報・お役立ち情報をお届けします。

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