100万ドルの夜景ビクトリア・ピークを100倍楽しむ方法(香港)

公開日 : 2019年08月07日
最終更新 :

日本から直行便を利用して約5時間で行ける観光都市、香港! 安くておいしい香港グルメにアジアンチックな雑貨などさまざまな魅力がありますが、香港旅行の醍醐味は何といっても100万ドルの夜景でしょう。香港島と九龍島の摩天楼を見下ろすビクトリア・ピークは、世界有数のビュースポットです。今回は、ビクトリア・ピークへの行き方や夜景以外の楽しみ方を紹介します。

ビクトリア・ピークへの行き方

ビクトリア・ピークへの行き方
登山電車のピークトラム ©iStock

香港島で一番高い552メートルの山頂に位置するビクトリア・ピーク。そのビクトリア・ピークへの行き方は数通りあります。

一番ポピュラーなのは、1888年に開通した登山電車のピークトラムを利用する方法です。始発駅では、ピークトラムとスカイデッキの展望台やマダムタッソー蝋人形館がセットになったチケットも販売されています。なお、香港の交通系ICカード「オクトパスカード(八達通)」の使用も可能です。

©iStock
©iStock

ピークトラムのほかに、バスを利用する方法があります。スターフェリーふ頭が始発の15番の2階建てバスやIFCモール(国際金融中心)のミニバスターミナルから出ている緑のミニバスで行くことができます。

くねくね道を行く2階建てバスは、2階の一番前の席に座ると、ジェットコースターに乗っているよりスリル満点。街中の景色をゆっくり見ながら目的地に着きたい人向きです。

ピークトラムは待ち時間が長く、バスは乗っている時間が長いので、時間がない人におすすめなのはタクシーです。市街のセントラル(中環)から乗ると約15分、70香港ドル以下でアッという間に着いてしまいます。

世界三大夜景の美しさ

世界三大夜景の美しさ
ビクトリア・ピークから眺める香港の摩天楼 ©iStock

宝石箱をひっくり返したという表現がぴったりの世界三大夜景に入る香港の夜景。昼間の景色とは違うキラキラが、夜間に観賞できます。

おすすめのビュースポットは3つ。1つ目は、ザ・ピークタワーから徒歩約1分のところにある無料のライオンズパビリオンです。2つ目は、ザ・ピークタワーのルーフトップにある有料のスカイテラス。そして、3つ目は、ピークトレイルの途中です。

時間に余裕がある人は、夕方ごろにビクトリア・ピーク入りして、明るい香港の景色を観賞後、ザ・ピークタワー内で買い物、観光、食事などをしてから、夜景を観賞するとビクトリア・ピークを120%満喫できます。

昼間のビクトリア・ピークからの眺め ©iStock
昼間のビクトリア・ピークからの眺め ©iStock

マダムタッソー蠟人形館で有名人と記念撮影

マダムタッソー蠟人形館で有名人と記念撮影
ザ・ピークタワーの外観 ©iStock

香港を代表する世界的スターのジャッキー・チェンやブルース・リーと記念撮影できるところがあります。ザ・ピークタワーにあるマダムタッソー蝋人形館は、9つのゾーンに分かれていて、カンフーゾーンではジャッキー・チェンやブルース・リーに出会うことができます。

歴史上の人物ゾーンでは、オバマ元大統領やトランプ大統領、スポーツゾーンではテニス選手のシャラポワ、ハリウッドスターのブラッド・ピットや歌手のレディー・ガガやマドンナをはじめマイケル・ジャクソンも! 日本人では草間彌生さんにドットのお部屋でお目にかかれます。

途中、疲れたら、セルフィーカフェで、自分の顔写真が浮かぶラテを飲むのもおすすめです。

 ©iStock
 ©iStock

ビクトリア・ピークのおすすめレストラン&カフェ

ビクトリア・ピークのおすすめレストラン&カフェ
地元の人にも愛されているレストラン

ビクトリア・ピークには、レストランやカフェが多くありますので、ニーズにあわせて選べます。

在住者も訪れる、おすすめのレストランは、1901年に建てられた「ザ・ピークルックアウト(The Peak Lookout)」。当時、上流階級の外国人居住地だったこのエリアでは、駕籠(かご)が交通手段であり、その置き場として使われていました。レストランとしてオープンしたのは、1947年のこと。石造りのレトロな空間では、優雅な時間が流れています。テラス席もあります。

スコットランド出身のミシュランシェフであるゴードン・ラムゼイの「ブレッドストリートキッチン(Bread Street Kitchen)」も選択肢のひとつ。食事だけでなく、バーで一杯飲むのに立ち寄ることもできます。香港で一番眺めのいいコーヒーショップもここにあります。パシフィックコーヒーの窓際のカウンター席からは、香港島と九龍を一望できます。

ピークサークルをお散歩

ピークサークルをお散歩
 ©iStock

ザ・ピークタワーの横からはじまる香港トレイルは、香港に4つあるトレイルのひとつで、全長約50キロメートルあります。そのなかのピークサークルは、一周3キロメートル、約40~60分のお散歩コースになっています。

植物や蝶の説明が書かれているボードを読みながら、香港の景色を違う角度から観ることができます。もし全コースを歩く時間がなかったら、15分くらいだけでも歩いてみてください。吸い込まれるような絶景が見えるスポットにたどり着きます。特に暗くなってからは、100万ドル以上の夜景が拝めること間違いなしの、知る人のみぞ知る超穴場スポットが現れます。

穴場スポットは人もまばら
穴場スポットは人もまばら

いかがでしたか。香港島と九龍島の摩天楼を見下ろすビクトリア・ピークを紹介しました。100万ドルの夜景を観に、香港を旅してみませんか。

筆者

香港特派員

りんみゆき

香港在住26年のライター/通訳です。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。