物語はいよいよ後半戦へ!NHK大河ドラマ『西郷どん』を楽しむ旅 ~西郷隆盛ゆかりの地巡り~Vol.2

公開日 : 2018年06月19日
最終更新 :
筆者 : ララ
軍服姿の西郷隆盛銅像
軍服姿の西郷隆盛銅像

明治維新の立役者、愛と勇気に溢れた西郷隆盛の生涯を綴るNHK大河ドラマ『西郷どん』。物語は、いよいよ後半戦へと突入です。もっと『西郷どん』を楽しんでもらおうと、Vol.1では、西郷隆盛生誕の地(石碑)や城山公園展望台、南洲神社など西郷隆盛ゆかりの地を紹介しました。Vol.2では、西郷隆盛銅像や鹿児島名物の黒豚が食べられる食事処を中心に紹介します。

(6)西郷隆盛銅像

(6)西郷隆盛銅像
勲章をひとつも付けていない西郷隆盛銅像

西郷隆盛銅像は、文字どおり、鹿児島が生んだ英雄・西郷隆盛の銅像です。鹿児島旅行では外せない代表的な観光スポットです。西郷隆盛の銅像と言えば、東京・上野公園の和服姿の銅像が有名ですが、故郷・鹿児島では軍服を着ています。陸軍大将の地位にあったにもかかわらず、勲章をひとつも付けていないところに、飾らない誠実な西郷隆盛の人柄が伺えます。

西郷隆盛銅像の近くには、同じく明治維新で活躍した「小松帯刀銅像」や、下級武士だった西郷隆盛の才能を見出した島津斉彬を祭る「照国神社」があります。

西郷隆盛銅像へ行くには、JR鹿児島本線鹿児島中央駅からカゴシマシティビュー、またはまち巡りバスに乗り、「西郷銅像前」で下車すると便利です。または、鹿児島市内を走る路面電車に乗り、「天文館通り」停留所で下車、徒歩(約10分)でも行けます。

(7)西郷南洲顕彰館

(7)西郷南洲顕彰館
西郷南洲顕彰館の外観

Vol.1でも紹介したとおり、西郷南洲とは、西郷隆盛の雅号(ニックネーム)です。西郷南洲顕彰館は、西郷隆盛の人生について詳しく知ることができる資料館です。館内には、西郷隆盛が着ていた服や西郷隆盛の肖像画が展示されています。

また、西郷南洲顕彰館には、解説スタッフが駐在しています。日本最後の内戦といわれる西南戦争の説明を聴くことができ、勃発から終焉まで戦争の詳しい経緯を学ぶことができます。館内は、記念撮影スペース以外は撮影禁止となっています。

なお、西郷南洲顕彰館の隣には、Vol.1で紹介した、西郷隆盛を祭る南洲神社と西南戦争で亡くなった人たちが眠る南洲墓地があります。

西郷南洲顕彰館へ行くには、JR鹿児島本線鹿児島中央駅からカゴシマシティビューまち巡りバスに乗り、「西郷南洲顕彰館(南洲公園)前」で下車するのと便利です。または、JR鹿児島本線鹿児島駅から徒歩(約10分)でも行けます。

(8)鹿児島名物・黒豚のいちにぃさん

(8)鹿児島名物・黒豚のいちにぃさん
いちにぃさんの入口

鹿児島名物といえば、ぜひ食べておきたいのが、黒豚です。黒豚の食べ方としては「しゃぶしゃぶ」が有名ですが、お手軽に黒豚ランチを楽しめるお店がいちにぃさんです。地元民も足しげく通う人気のお店です。

特におすすめしたいメニューは、「黒豚の野菜蒸し膳」と「黒豚ミルフィーユカツ膳」です。臭みがなく、柔らかくてジューシーな黒豚を思う存分堪能してください。また、いちにぃさんでは、オンラインショップを展開していますので、「黒豚しゃぶしゃぶ」や「黒豚そば」などの取り寄せも可能です。

いちにぃさんは、路面電車「武之橋」停留所下車、徒歩(約10分)の場所にあります。近くには、西郷どん大河ドラマ館があり、西郷・大久保家の撮影セットの再現や、鹿児島ロケのメイキング映像が流れています。黒豚で腹ごしらえが済んだら、ぜひ立ち寄ってみてください。

黒豚の野菜蒸し膳
黒豚の野菜蒸し膳

(9)維新ふるさと館

(9)維新ふるさと館
維新ふるさと館の外観

維新ふるさと館は、西郷隆盛や大久保利通など、明治維新で活躍した偉人たちの人生や時代背景を学ぶことができる資料館です。資料の展示はもちろんのこと、映像やゲームなど多彩な演出が見どころです。入場料は、大人(高校生以上)300円、小人(小・中学生)150円です。

1階には、西郷隆盛の軍服や篤姫の着物を着て写真が撮れる撮影スポットがあります。また、郷中教育を体験するスペースがありますので、大人だけでなく子供も楽しめます。地下1階では、西郷隆盛の生涯や薩摩ステューデント(渡英した薩摩藩士)を紹介するシアターが上映されています。

なお、館内の近くには、歴史ロード“維新ふるさとの道”があります。この小径は、鹿児島市内を流れる甲突川(こうつきがわ)沿いに延びる遊歩道で、西郷隆盛や大久保利通などの誕生地(石碑)をはじめ、数々の史跡が集まっています。川岸を散策しながら、幕末から明治の歴史に浸ることができます。

維新ふるさと館と歴史ロード“維新ふるさとの道”は、JR鹿児島本線鹿児島中央駅から徒歩約10分の場所にあります。

(10)西郷隆盛謫居跡(沖永良部島)

(10)西郷隆盛謫居跡(沖永良部島)
西郷隆盛謫居跡にある銅像

西郷隆盛は、人生で2回島流しにされます。1回目の奄美(現在の奄美大島)への島流しは有名ですが、2回目は1862(文久2)年、沖永良部島(おきのえらぶじま)に流されます。沖永良部島では、雨ざらしの牢屋の中で、西郷隆盛はじっと瞑想をしていたといいます。

そして、西郷隆盛を語るうえで欠かせない座右の銘「敬天愛人」の思想を、この沖永良部島で完成させたともいわれています。「敬天愛人」とは、天が平等に人を愛するように、自分も他の人を愛するという思想です。

西郷隆盛は、沖永良部島では罪人という身分でしたが、地元の島民に与えた影響は大きかったようです。その持ち前の人望で島民の信頼を集め、聖賢の道について教えたり、農作物が凶作だった場合に備えて穀物の備蓄システムを伝えたりしたそうです。

西郷隆盛謫居跡(たっきょあと)の近くには、西郷隆盛を祭る西郷南洲神社や、沖永良部島での西郷隆盛の生活について知ることのできる西郷南洲記念館があります。西郷隆盛謫居跡は、沖永良部島の北東部に位置する和泊港から徒歩約15分の場所にあります。

いかがでしたか。NHK大河ドラマ『西郷どん』がもっと楽しめるようになる、西郷隆盛ゆかりの地を紹介しました。愛と勇気に溢れる西郷隆盛の足跡を、じっくりと辿ってみてはいかがでしょうか。

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