高知の花めぐりスポット5選！ひと足早く春を告げる「雪割り桜」が見ごろ

高知県は早く桜が開花することで知られ、日本国内で一番に桜が咲く年もあります。特に、海岸沿いの地域は、四国山地に季節風が遮られ、黒潮の影響も受けることから、温暖な気候として知られています。

そんな高知県は、3月中旬から4月にかけて見ごろを迎える春の花でいっぱいです。高知県須崎市、桑田山の斜面に咲く「雪割桜」を皮切りに、四万十市の「ソメイヨシノ」、香南市の「チューリップ」、四万十市の「菜の花」、本山町の「シャクナゲ」と見どころが満載です。最新の開花情報などは、各地域の公式サイトなどで確認してください。

高知県須崎市の桑田山では、濃い桃色の花をつける「雪割り桜」が見ごろを迎えています。「雪割り桜」は、正式名称を「ツバキカンザクラ」といい、2月中旬から3月中旬のまだ雪の残る寒い時期に咲き始める珍しい桜です。桑田山には、約1000本の「雪割り桜」があるといわれ、シーズンになると市内外から訪れる観光客でにぎわいます。

3月中旬から4月上旬にかけて、高知県四万十市では、桜の名所である中村城址の為松公園で「ソメイヨシノ」が見ごろを迎えます。四万十川や小京都・中村の町を見下ろす高台にあります。

3月上旬から4月上旬にかけて、高知県香南市では、四国最大級の花園「かがみ花フェスタ」にて、130品種、約13万本の「チューリップ」を見ることができます。なお、2020年4月5日（日）まで、「第13回 かがみ花フェスタ チューリップまつり」が開催されます。
※新型コロナウイルス感染拡大防止のため、一部イベント・トロッコ列車の運行・飲食ブースの出店を中止。詳細は公式Webサイトをご確認ください。

3月上旬から3月下旬にかけて、高知県四万十市では、四万十川沿いのヤナギ林を埋め尽くす約1000万本の「菜の花」を見ることができます。菜の花で覆われた林の中を散策すれば、春を体感できることでしょう。

4月中旬から5月初旬にかけて、高知県本山町では、県指定の自然公園「帰全山公園」にて「シャクナゲ」を見ることができます。春になると、ピンク色に染まる「帰全山公園」は、別名「シャクナゲ公園」とも呼ばれています。公園の隣には、モンベルがプロデュースするアウドドア拠点「モンベル アウトドアヴィレッジ本山」があり、宿泊施設だけでなく、温浴施設やレストラン、モンベルストアなどが利用できます。