万博記念公園の春に咲くフォトジェニックなお花たち(大阪府吹田市)

公開日 : 2019年02月18日
最終更新 :
筆者 : かおり
満開の紅色の梅 大盃
満開の紅色の梅 大盃

2025年に大阪・関西万博の開催が決定した熱い大阪。今回紹介するのは、1970年開催の大阪万博の跡地に造られた万博記念公園です。大阪府の北部、北摂と呼ばれる地域の吹田市にあり、約260ヘクタール、甲子園球場の約65個分という広大な敷地面積を誇ります。最寄駅の大阪モノレールの万博記念公園駅からすぐというアクセスのよさもあり、人気イベントがいくつも開催され、毎年多くの人々が訪れます。また、季節によってさまざまな花が咲き乱れる美しい公園として、写真家にとっては外せないスポットとなっています。特にこれからの季節は、次から次へと春の花のラッシュです。2~4月にかけて楽しめるカラフルなお花たちをご覧ください!

梅から始まる春の香り

梅から始まる春の香り
清楚な白梅 叡山白

春の始まりを告げる花といえば、梅ではないでしょうか。

自然文化園と日本庭園の梅林では、2019年2月16日(土)から3月17日(日)までの期間、梅まつりが開催されます。約140品種、約680本の梅が、白、ピンク、紅とさまざまな花色で咲き乱れます。梅まつり期間中は、演奏会や梅関連製品の販売、日本庭園の茶室では抹茶と和菓子を楽しむことができます。

梅ガイドツアーの集合場所
梅ガイドツアーの集合場所

梅ガイドによる約30分の参加無料ツアーにぜひ参加してみましょう。

2019年1月29日(水)から3月14日(木)までの火・木曜と2月24日(日)、3月9日(土)、3月10日(日)に、1日6回開催されます。各回10名程度の先着順で、事前申込不要です。集合場所は、自然文化園の梅林東側入口です。園内に案内が出ていますのですぐにわかります。

梅ガイドツアーに参加する人々
梅ガイドツアーに参加する人々

梅ガイドの方によると、自然文化園の梅林は、早咲きの12月から遅咲きの3月まで花を楽しめるとのこと。枝垂れ梅や、接ぎ木によって1本の木から2色の花が咲くものなど、珍しい梅の紹介もしてくれます。

ガイドする人によって説明のポイント(着眼点など)が異なるそうなので、開花状況によって何度も訪れてもよいかもしれませんね。

椿も見逃せない花

椿も見逃せない花
東洋のバラとも呼ばれる椿

梅まつりと同時期に開催されるのが椿まつり。

自然文化園のつばきの森には、約100品種、約260本の椿が植えられています。椿は冬の花のイメージですが、品種によって咲く時期はさまざまで、11~5月まで楽しめます。

立ち寄った時には、すでに散ってしまって地面に花びらを散らしているものもあれば、まだ固い蕾をたくさんつけているものもありました。色は赤、白、ピンク、花びらは一重のものから八重のものまで多種多様です。

春といえばチューリップ

春といえばチューリップ
美しく咲き揃ったチューリップたち

4月初めから咲き始めるチューリップ。

自然文化園の中央にあるチューリップの花園では、一面チューリップ、チューリップ、チューリップ! 昨年は32品種、約10万球が咲きました。チューリップフェスタが開催され、イベントも行われます。

立ち寄った時のチューリップは、球根から小さな芽がやっと出たところでした。地面に生えた雑草などを取り除く作業をしているのを目にすることができ、ていねいな手入れがあるからこそ、春に美しく咲き揃うのかもしれません。

3月末から4月初旬にかけては桜も咲き、桜まつりが開催されます。

毎年4月に花の丘に咲くオレンジとイエローのアイスランドポピー。残念なことに、2019年は2月28日(木)まで改修工事のため、例年開催されているポピーまつりは中止となっています。

あわせて見たい、太陽の塔の内部公開

あわせて見たい、太陽の塔の内部公開
高さ70メートルの太陽の塔

春の花とあわせて見たいのが、前衛芸術家・岡本太郎氏によって制作された、太陽の塔。大阪万博開催から48年を経た2018年3月に太陽の塔の内部公開が始まりました。入館は前日までの完全予約制です。土・日曜、祝日は空きが少ないですから、予定が決まれば早目にホームページから予約しましょう。

原生類から哺乳類へと進化する生命の樹
原生類から哺乳類へと進化する生命の樹

内部公開が始まってから写真・動画撮影は許可されていませんでしたが、2018年12月より1階部分のみ撮影ができるようになりました。「写真を撮りたい」という声が大阪府に多数寄せられたようです。

高さ41メートルにおよぶ生命の樹には、生命の進化をたどる33種もの生き物が付けられています。岡本太郎氏のすばらしい想像力と、48年という長い年月が感じられます。

いかがでしたか。万博記念公園の3種の花を紹介しました。春だけではなく、夏のひまわり、秋のコスモスなど、1年中美しい花を楽しめる万博公園にぜひお出かけください。

筆者

大阪特派員

かおり

家族の転勤により大阪・徳島・埼玉に住み、今回で3度目の大阪には累計で約20年ほど住んでいます。

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