古都・京都で見たい真夏の夜の花火大会6選

公開日 : 2018年08月02日
最終更新 :
古都・京都を彩る壮麗な花火
古都・京都を彩る壮麗な花火

古都・京都で観たい真夏の夜の花火大会を6つ紹介します。京都府は、日本文化発祥の地とも言われており、その1,200年の歴史とともに培ってきたさまざまな伝統行事が存在します。なかでも、夏の花火大会は、いつの時代になっても観る人の心を揺さぶる魅力があります。400年続く伝統ある花火大会や珍しい種類の花火を打ち上げる花火大会など、8月を中心に郊外各地で順次開催されます。

笠置夏まつり花火大会(笠置町)

笠置夏まつり花火大会(笠置町)
山で囲まれた地形ならではの大音響

笠置夏まつり花火大会(笠置町)は、山で囲まれた地形ならではの、迫力ある音が魅力です。約1,800発の花火が、河川敷の中央部から打ち上げられ、約30分間にわたり、色とりどりの花火が木津川の川面に映ります。

会場一帯は、四方を山で囲まれた地形になっていますので、山々に響き渡る大迫力の音を感じることができます。また、開催日当日の18:00からは、JR笠置駅前に夜店が開かれます。

千日会観光祭(京丹後市)

千日会観光祭(京丹後市)
かぶと山の大文字にも注目!

千日会観光祭(京丹後市)は、久美浜湾のほとりに建つ古刹・如意寺の「千日会」にちなんで開催される夏祭りで、「この日に如意寺のご本尊をおがむと千日分のご利益を得られる」といわれています。

花火大会の当日は、一発の打ち上げ花火を合図に、かぶと山の大文字に灯りがともり、久美浜湾に3,000個の灯籠が流されます。会場周辺では、さまざまな仕掛け花火や打ち上げ花火が楽しめます。

亀岡平和祭保津川市民花火大会(亀岡市)

亀岡平和祭保津川市民花火大会(亀岡市)
京都で唯一の特選玉が打ち上がる

亀岡平和祭保津川市民花火大会(亀岡市)は、京都で唯一の特選玉や、バラエティ豊かな花火が満載です。世界の恒久平和と「ふるさと亀岡」の平和を祈念して、1952年から続く夏祭りです。

花火という伝統文化財の育成を目的として設立された「日本煙花芸術協会」の特選玉の打ち上げは、見ものです。また、橋上観覧席がある、京都で唯一の花火大会です。スターマインの一斉打上げや大会オリジナルの「かめまる花火」など、数々の花火を堪能できます。

与謝野田園花火~与謝野魂に火を灯せ~(与謝野町)

与謝野田園花火~与謝野魂に火を灯せ~(与謝野町)
日没後の空を彩る花火(イメージ)※実際の与謝野田園花火ではありません

与謝野田園花火~与謝野魂に火を灯せ~(与謝野町)は、広大な田園風景と大江山をバックに、日没後の空を彩る花火大会です。山、川、海の豊かな自然に囲まれ、丹後ちりめんなどの織物業で有名な与謝野町で行われます。花火大会の会場は模擬店が充実しており、毎年多くの人々でにぎわいます。

京都南丹市花火大会(南丹市)

京都南丹市花火大会(南丹市)
川面に映る花火と流れる灯籠が見どころ

京都南丹市花火大会(南丹市)は、川面に映る花火と流れる灯籠が有名です。旧名を「やぎの花火大会」といい、1947年から始まり、今年で72回目を迎える歴史ある花火大会です。花火大会の当日は、灯籠が大堰川に流され、一帯が幽玄な空気に包まれるなか、花火大会がスタートします。灯籠が揺らめく幻想的な空間で、約5,000発の豪華な花火が楽しめます。

宮津灯籠流し花火大会(宮津市)

宮津灯籠流し花火大会(宮津市)
1924年に始まった花火の打ち上げ

宮津灯籠流し花火大会(宮津市)は、400年続く燈籠流しと打ち上げ花火が生む、海と空の光の祭典です。宮津湾に「精霊船」と灯籠が浮かび、夜空に鮮やかな花火が開花する、宮津市最大のイベントです。

宮津市の「灯籠流し」の起源は、今から400年程前におよびます。当時の城下の人々がお盆の精霊送りとして海に燈籠を流したのが始まりで、今では日本三大灯籠流しのひとつにも数えられています。これらの灯籠流しに合わせて、1924年、花火の打ち上げが始まりました。

「精霊船」と紅白の燈籠
「精霊船」と紅白の燈籠

花火大会の当日は、初盆の家から送り出された「精霊船」と、それらを囲むように流された約10,000個の紅白の燈籠が宮津湾を漂い、会場は美しくも厳かな雰囲気に包まれます。夜空には約3,000発の色鮮やかな花火が開花し、海と空の両方を楽しむことができます。花火大会が終了すると、花火の観覧スポットである島崎公園で、盆踊り大会「宮津おどり」も楽しめます。

いかがでしたか。古都・京都で観たい真夏の夜の花火大会を6つ紹介しました。風雅の趣が漂う花火を観に、京都へ出かけてみてはいかがでしょうか。

筆者

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