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ソメイヨシノのふるさと駒込へ桜散歩に出かけませんか?(東京都豊島区)

2019年03月16日

桜といえば「ソメイヨシノ」を連想される方も多いと思いますが、このソメイヨシノが東京都豊島区で誕生したことをご存知ですか。ソメイヨシノは、江戸時代の終わりごろ、旧上駒込村染井(現在の豊島区駒込)の植木屋が最初に売り出したといわれています。日に日に春らしくなってきました。ソメイヨシノのふるさと・駒込への桜散歩をご案内します。

ソメイヨシノとは!?

ソメイヨシノは染井生まれ

江戸時代の文献によると、そのころの旧上駒込村染井(現在の豊島区駒込)には、多くの植木屋が軒を連ねていました。というのも、この周辺には大名屋敷が点在していて、農民たちがその庭づくりの仕事をしていました。そのような状況もあり、植木屋がたくさん誕生したといわれています。

染井の植木屋から売り出された新種の桜は、はじめは「吉野桜」という名前でした。当時は桜の名所といえば奈良の吉野山が有名でしたので、それにあやかったのです。ところが、吉野山の桜は山桜。混同を避けるために、地名の「染井」を名前につけて「染井吉野」となったのだそうです。

ソメイヨシノのおとうさんとおかあさん

オオシマザクラ
エドヒガンザクラ

ソメイヨシノは、オオシマザクラとエドヒガンの園芸種との交配種といわれています。

オオシマザクラは、花が大きくて白く、伊豆半島や房総半島などに分布しています。エドヒガンザクラは、薄いピンク色の小ぶりの花を付け、本州、四国、九州などに分布しています。

発祥の地である豊島区駒込周辺では、ソメイヨシノと共にオオシマザクラやエドヒガンザクラを植えている場所も多く、同時に楽しめます。

染井吉野桜記念公園

染井吉野桜発祥の里の碑
染井吉野桜記念公園

駒込周辺には、桜を楽しめる場所が数多くありますが、この染井吉野桜記念公園は、駒込駅からすぐ(徒歩約1分)で、どなたでも訪ねやすい公園です。

園内には、駒込が染井吉野桜の発祥の地であることを記念した「染井吉野櫻発祥の里の碑」が建っています。そこには、江戸東京博物館所蔵の図録『絵本江戸桜』のなかの「染井之植木屋」の1ページが紹介されています。

また、園内には、ソメイヨシノの原種といわれているオオシマザクラとエドヒガンザクラが植えられていて、それぞれを見比べることができるようになっています。近くには、桜色のかわいい郵便ポストがあります。記念写真はぜひここで!

■染井吉野桜記念公園
・住所:〒170-0003 東京都豊島区駒込2-2-1
・最寄駅:JR山手線、東京メトロ南北線駒込駅
・URL:http://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/002.html

門と蔵のある広場

旧丹羽家の腕木門
旧丹羽家住宅蔵

染井吉野桜記念公園からも近く、染井の植木職人と深い関係がある公園(広場)を紹介しましょう。

門と蔵のある広場は、江戸時代後期に造られた腕木門と旧丹羽家の蔵がある公園です。この公園は、もともと江戸時代から染井の植木職人として活躍をした旧丹羽家の土地を豊島区が取得し、公園として整備したものです。

門は旧丹羽家の門で、腕木と呼ばれる梁で屋根を支える形式の腕木門です。正確な建築年代は不明ですが、修理記録などが残っており、それによると江戸時代後期に造られたものだと考えられています。豊島区指定有形文化財に指定されています。

蔵は、染井を代表する植木職人として活躍した丹羽家の八代目茂右衛門が、1936(昭和11)年に木造土蔵造りだった蔵を、鉄筋コンクリートづくりに建て直しました。建築後80年以上が過ぎており、昭和初期の姿を残している貴重な建物だということで、国の登録有形文化財建造物に登録されています。

門と蔵のある広場では、週末になると、蔵の中が公開されたり、地域ゆかりの写真の展示などが行われたりします。

■門と蔵のある広場
・住所:〒170-0003 東京都豊島区駒込3-12-8
・最寄駅:JR山手線、東京メトロ南北線駒込駅
・URL:http://www.city.toshima.lg.jp/132/bunka/kanko/moyoshi/tsunen/020667.html

染井よしの桜の里公園

公園を取り囲む桜
大切に育てられている苗木

もうひとつ、ソメイヨシノのふるさと、駒込で観覧できる桜の公園を紹介しましょう。

染井よしの桜の里公園は、近隣住民の方々と話し合いを重ねて計画された公園です。運動公園のような広場と、小さい子供たちが遊べる遊具があります。公園をぐるりと囲むように、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、エドヒガンザクラが植えられています。

そしてここには、隣接して苗床があります。地元の寺院、神社、小学校などのソメイヨシノから枝をもらい、接木をして育てられています。駒込生まれのソメイヨシノを作り、これからも守っていこうというのです。

■染井よしの桜の里公園
・住所:〒170-0003 東京都豊島区駒込6-3-1
・最寄駅:JR山手線、東京メトロ南北線駒込駅
・URL:http://www.city.toshima.lg.jp/340/shisetsu/koen/005.html

桜並木には、提灯が似合います

さて、ソメイヨシノのふるさと、駒込の桜散歩を紹介しましたが、いかがでしたか。ソメイヨシノの原種がオオシマザクラやエドヒガンザクラだったことや、駒込生まれのソメイヨシノの苗が作られていることなど、新しい発見がいろいろありました。

どこにお花見に行こうかと考えているみなさま。2019年春は、ぜひ、ソメイヨシノのふるさとに出かけてみてはいかがでしょうか。

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