北海道150年記念「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」に賞讃の嵐

公開日 : 2018年01月21日
最終更新 :
赤れんが庁舎プロジェクションマッピング
赤れんが庁舎プロジェクションマッピング

北海道庁旧本庁舎で開催中の「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」を紹介します。北海道は、2018年にその名を受け、今年で150年を迎えました。北海道命名150周年を記念して、北海道庁旧本庁舎に映像を映し出す「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」が開催されています。札幌の夜空に浮かびあがる壮大な物語を見に、北海道庁旧本庁舎に足を運んでみてはいかがでしょうか。

「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」とは!?

「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」とは!?
期間中、毎日12分間の映像を10回投影

北海道札幌市に本社を構える加森観光株式会社は、2018年1月19日(金)から2月25日(日)までのおよそ1ヵ月間、北海道庁旧本庁舎にて「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」を開催中です。

1869年(明治2年)、太政官布告によって、かつて蝦夷と呼ばれていた場所が北海道と名を変えることになりました。2018年の今年は、北海道と命名されてから150年を迎えます。現在、北海道庁旧本庁舎で開催中の「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」は、その北海道命名150周年を記念して行われているイベントのひとつです。

この「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」では、北海道庁旧本庁舎をスクリーンに見立て、自然を敬い、そしてその自然と共に生きるアイヌ民族をはじめ、ヒグマやシャチなど北海道の動物たちの生き様が鮮烈に描き出されます。イベント期間中は、毎日、12分間の映像が10回投影されます。

「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」のストーリー

「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」のストーリー
高さ14.6メートル、横54.5メートルの大スクリーン

北海道庁旧本庁舎に映像を映し出すプロジェクションマッピングは、今回が初めての試みとなります。プロジェクションマッピングは、高さ14.6メートル、横54.5メートルの北海道庁旧本庁舎東側の壁面全体に投影され、見る者の目をくぎ付けにします。

夜の静寂を打ち破ってプロジェクションマッピングが始まると、アイヌの神の使いであるシマフクロウが颯爽と登場し、海、山、川、湖など北海道の大自然を大きな翼で飛来しながら案内していきます。その先々で目に留まるシャチやサケ、ヒグマ、オオカミといった北海道に生息する動物たちが、北海道庁旧本庁舎の壁面いっぱいに駆け巡ります。

プロジェクションマッピングが終盤に差し掛かると、北海道の大自然と共にアイヌ文様が浮かびあがります。渦巻を表す「モレウ」、トゲを表す「アイウシ」、目を表す「シキ」の3種の文様が複雑に組み合わされ、今までに見たことのない映像美が札幌の夜を彩ります。

北海道開拓のシンボル「北海道庁旧本庁舎」

北海道開拓のシンボル「北海道庁旧本庁舎」
約250万個のれんがで造られた米国風ネオ・バロック様式の建築

北海道庁旧本庁舎は、その名のとおり、かつて北海道庁の本庁舎として建築されたれんが造りの洋館で、現在は「赤れんが庁舎」の愛称で親しまれています。1888年(明治21年)に建てられた米国風ネオ・バロック様式の建築で、およそ250万個のれんがでできています。

北海道庁旧本庁舎は、1969年(昭和44年)に重要文化財に指定されて以降、連日多くの観光客でにぎわいます。れんが造りの美しさもさることながら、当時(明治時代)の姿のまま残るひずみガラスや、防寒対策の二重扉を小粋にしまう化粧枠など、その建築技術の高さに訪れた人は驚くことでしょう。なお、館内は無料公開されており、北海道の歴史が学べる資料が展示されています。

会場(北海道庁旧本庁舎)への行き方

会場(北海道庁旧本庁舎)への行き方
北海道庁旧本庁舎へのアクセスは地下鉄を利用すると便利

「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」の会場となる北海道庁旧本庁舎へ行くには、地下鉄を利用すると便利です。北海道庁旧本庁舎の最寄りの駅は、札幌市営地下鉄南北線、東豊線さっぽろ駅、もしくはJR函館本線札幌駅です。北海道庁旧本庁舎は、いずれの駅からも徒歩圏にあります。

北海道命名150周年を記念して行われる「赤れんが庁舎プロジェクションマッピング」。札幌の夜空に浮かびあがる壮大な映像美を見に、北海道庁旧本庁舎を訪れてみてはいかがでしょうか。

筆者

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