アカデミー賞、主要6部門ノミネート！アメリカ西部が舞台のロードムービー『ノマドランド』が3月26日公開

2021年3月15日（月）に発表された第93回アカデミー賞のノミネーションで、『ノマドランド』は作品賞や監督賞、主演女優賞などの主要6部門でノミネートを果たしました。期待のかかるアカデミー賞の授賞式は、日本時間4月26日（月）に開催されます。
賞レースの幕開けとなったボストン批評家協会賞でもさまざまな賞を獲得し、英国アカデミー賞でも作品賞や監督賞など7部門でノミネート。第78回ゴールデン・グローブ賞では作品賞（ドラマ部門）と監督賞（映画部門）の主要2部門で受賞するなど、圧倒的な注目を集めています。

主演は、『スリー・ビルボード』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、その絶対的存在感で世界を圧倒したフランシス・マクドーマンドさん。
そして監督は、前作『ザ・ライダー』が第70回カンヌ国際映画祭の監督週間でプレミア上映され、アート・シネマ賞を獲得して絶賛を浴び、本作では各賞で監督賞を総なめにしているクロエ・ジャオさんです。マーベル・スタジオが贈る『アベンジャーズ』シリーズに続く最新ヒーロー超大作『エターナルズ（原題）』の監督にも大抜擢されるなど、いままさに注目の新鋭監督です。
新時代を切り開く女性タッグによって生み出された新たな傑作に期待が高まっています。

【STORY】
企業の破たんとともに、長年住み慣れたネバタ州の住居も失ったファーン（フランシス・マクドーマンドさん）は、キャンピングカーに亡き夫との思い出を詰め込んで、〈現代のノマド遊牧民〉として、季節労働の現場を渡り歩きます。
その日、その日を懸命に乗り越えながら、往く先々で出会うノマドたちとの心の交流とともに、誇りを持った彼女の自由な旅は続いていきます──。

主人公のファーンがキャンピングカーで旅をするのはアメリカ西部。荒涼とした砂漠が広がるネバダ州の町エンパイアやアリゾナ州クォーツサイトの砂漠、サウスダコタ州にある美しい岩山がそびえ立つバッドランズ国立公園など、広大な風景が印象的です。

大自然のなかでの生活に加え、動物との触れあいや天体観測などのアクティビティを体験する様子は一緒に旅をしている気分になれます。
旅でのさまざまな出会いによって、自分と向き合いながら静かに展開するストーリー。人生における“家”という存在を深く考えさせられ、じんわりと温かい気持ちになる映画です。ぜひ劇場の大画面でアメリカの大地を感じてください。

■ノマドランド
・公開：　2021年3月26日（金）から全国公開
・監督・脚本：　クロエ・ジャオ　『ザ・ライダー』（2017）、『エターナルズ』（2021）
・出演：　フランシス・マクドーマンド、デヴィッド・ストラザーン、リンダ・メイ　ほか
・全米公開：　2月19日（原題『Nomadland』）
・原作：　『ノマド：漂流する高齢労働者たち』（ジェシカ・ブルーダー著/春秋社刊）
・配給：　ウォルト・ディズニー・ジャパン
(C) 2021 20th Century Studios. All rights reserved.
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※当記事は、2021年3月18日現在のものです