地元のお酒×旬なフルーツを使ったサングリアで乾杯(山梨県南アルプス市)
超小型電気自動車で巡る南アルプスの旅。実は、超小型電気自動車をレンタルできる「南アルプスゲートウェイ」では、座禅体験、山サイクリング&ヨガ、歴史探訪など、さまざまなアクティビティを用意しています。その中でもイチオシの「フルーツ狩り&オリジナルサングリア作り」を体験してみました。
地元の味で作る「サングリア」
何を隠そう、ここ南アルプスには全国でも名高い「南アルプスの清水」があります。日本国内のミネラルウォーターの約4割は山梨産とのこと。そんな美味しい水で作られた「地元の銘酒」と、そんな美味しい水で育てられた「旬なフルーツ」が、グラスの中で絶妙にマリアージュ。
まずは、お酒とフルーツ、それぞれにスポットを当ててみていきましょう。
創業130年!南アルプスの清流でつくる銘酒「太冠酒造」
サングリアでフルーツを漬け込むのに「日本酒」か「ワイン」か選ぶことができますが、その「日本酒」を作っているのが創業130年の「太冠酒造」です。
冬のシーズンになると杜氏(とうじ)の方々がやってきて、酒造りが始まります。酒造りが始まると、素人は立ち入り厳禁。休憩のお茶でさえ、室内では飲めないというぐらい、雑菌が入らないために細心の注意を払います。湿度と温度の管理も非常にデリケート。そうした努力の甲斐もあって、こちらの日本酒はさまざまな鑑評会で多くの賞を受賞しています。
7月時点でもまだまだたくさんの瓶が出荷を待っています。ラベルが貼られていないもの、加熱されていないものなど、店頭に並ぶ前の日本酒達がところ狭しと積まれています。全て瓶詰めされているため、意外とお酒の香りはしません。
出荷された商品は、酒屋はもちろん、市内のお土産屋さんにも並びます。
やっぱり自分で採りたい!旬なフルーツ
タルトにパン、ジャムにドレッシング。加工しても美味しいけれど、やっぱり旬なフルーツはそのまま食べるのが一番!
市内中に果樹園があり、様々なフルーツを育てている南アルプスですが、7月といえばやっぱり「桃」です。
遠くからは葉っぱに隠れて見えなかった桃。近づくと美味しそうな実がたくさんなっていました。
もちろん、この状態になるまでには、太陽の光と水分・養分に加え、農家の方のたゆまぬ努力が不可欠です。
多くの方は「桃は熟して柔らかくなったもの」を食べるのではないでしょうか。山梨は違います。堅いままガリガリ食べるのが山梨流です。
なぜか?答えは簡単。だって、堅くても十分に甘いから。柔らかくなるのを待つ必要がありません。
試しに、いくつか採ってみました。軽くタオルで表面だけ拭いて、かじってみました。皮の産毛が気にならないぐらいの甘さにビックリ。でも、農家の方いわく「これ、出荷する頃には柔らかくなっちゃうから、今のうちにたくさん採ってって」。よくみると、採りきれずに落ちていたり、鳥に食べられていたり。思わずスーパーの店頭を思い浮かべて、金額を計算しちゃいました。
桃以外にも、この時期は「すもも」のシーズン。すももには、酸っぱいイメージがありませんか?山梨でこの時期に採れるすももは、ものすごい甘いんです。すももの生産量、全国一位の山梨。店頭に並ぶと箱に入って売られるようなブランドのすももも、ここでは気軽に採れちゃいます。
ちなみに、さくらんぼは山形より先駆けて収穫されますし、桃、すももの次はぶどうが採れます。フルーツ大国・山梨、ここにありという感じです。
いざ、サングリア作り
農園で採った桃以外に、南アルプスゲートウェイで用意してくれたフルーツ(もちろん地元の美味しいフルーツ)を適当な大きさにカットします。
これらをボトルに入れて、日本酒(お好みでワインもOK)を注ぎ、フタをします。これで完成!
■南アルプスゲートウェイ
・住所:〒400-0221 山梨県南アルプス市在家塚992-1
・URL: http://minamialps-gateway.com/
筆者
地球の歩き方ウェブ運営チーム
1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。
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