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太平洋戦争末期、保育所の疎開先開拓に奔走する保母たちの物語。映画『あの日のオルガン』舞台挨拶

2019年02月05日

第二次世界大戦末期に東京都品川区戸越の保育士たちが、園児たち53人を連れて集団で疎開したいわゆる「疎開保育園」の事実はあまり知られていません。小学3年生以上の学童疎開は誰もが知っていますが、自力で避難出来ない園児たちは、日に日に空爆が激しくなる東京で命の危険に晒されていました。東京大空襲で10万人以上の人々が犠牲になった際にも、多くの幼い子供達が命を失いました。「子供たちの命を守る」という執念につき動かされ、園児たちの命を守り育てた保育士たちの真実の物語『あの日のオルガン』は、2019年2月22日(金)より全国ロードショー。

しっかり者の怒れる乙女、楓を演じる戸田恵梨香さん

太平洋戦争末期、迫りくる空襲から防空壕に避難する生活が続く1944年。東京・品川区の戸越保育所の主任保母・板倉楓(戸田恵梨香)は園児たちの疎開を模索していた。一方、親たちは子どもを手放すことに反発。別の保育所・愛育隣保館の主任保母(夏川結衣)の助けもありなんとか親たちを説得するが、戸越保育所の所長(田中直樹)がようやく見つけてきた疎開先は埼玉の荒れ寺。そして、親から離れた幼い子どもたちとの生活は問題が山積みだった。

それでも保母たちや疎開先の世話役(橋爪功)は子どもたちと向き合い、みっちゃん先生(大原櫻子)はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。しかし、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。

というストーリーです。

53人の子どもたちを守るため、東京から埼玉県桶川市へ疎開させるという、大きな決断と行動に出た保母たち。昭和から平成、そして新しい時代へ語り継ぎたい真実の物語『あの日のオルガン』に、是非ご注目ください。

戸田恵梨香が怒りの乙女に?!大原櫻子の美しい歌声に注目の予告編が解禁。リーダーとして逞しく振舞う一方で、「もう疲れたんです…」とうなだれた様子をみせる戸田の姿、また対象的に、「私たちいつ寝るんですか…!」と訴えかけるお茶目な姿や、童謡「この道」を佐久間と共に美しく口ずさむ大原の様子などが確認できる本映像。

しっかり者・楓×天真爛漫・光枝という対象的なふたりを演じる戸田と大原の姿に思わず笑い、子どもたちの笑顔を守る為に奮闘し、そして涙する保母たちの姿に心をグッと掴まれます。また、その唯一無二の歌声で本作を彩るのは、『おおかみこどもの雨と雪』の主題歌でも注目を集めた、シンガーソングライターのアン・サリー。本作の主題歌である「満月の夕(2018ver.)」は、95年の阪神・淡路大震災を題材につくられた「満月の夕」のカバーであり、優しく包み込むようなサウンドと歌詞が、温かい余韻を残します。

『あの日のオルガン』ポスタービジュアル

『あの日のオルガン』ポスタービジュアル

青空が広がる中、園児たちと共に保母や村の人らがオルガンを運びながら楽しそうに皆で仲良く野道を歩く。そんな戦争とは程遠い平和な一場面が切り取られているポスタービジュアル。「53人の子どもの笑顔を守る。それが、わたしたちの使命だった。」というキャッチコピーから、多くの困難が待ち受けていようとも、必ずや使命を果たそうと奮闘した保母たちの力強い意志が時代を経ても感じられると共に、そんな保母たちの行く先に訪れるであろう未来を描いているかのような、希望が感じられるポスターになりました。

■『あの日のオルガン』
公開日:2019年2月22日(金)全国ロードショー
配給:マンシーズエンターテインメント
©2018「あの日のオルガン」製作委員会
URL:https://www.anohi-organ.com/

プレミア上映会&舞台挨拶レポート

『あの日のオルガン』プレミア上映会

2019年2月4日、都内某所にておこなわれたプレミア上映会。本作キャストの戸田恵梨香さん、大原櫻子さん、佐久間由衣さん、三浦透子さん、堀田真由さん、そして本作のメガホンを取った平松恵美子監督が姿を現すと、大きな拍手と歓声で迎えられました。戸田さん「本日はお越しいただき、ありがとうございます。皆さん、この作品は重たいんじゃないかなと?思っていると思うんですけど、隣にいる大原さんが演じたみっちゃん先生が、ものすごくこの作品を明るくしてくださいました。全然暗くないですし、笑顔で走り回っている子どもたちからは、たくさんの笑顔がもらえる作品です。どしっとかまえずに、ふらっと観ていただけたら幸いです」とコメント。W主演の大原さん「そんな明るいみっちゃんを演じられているかどうかは、映画を観て確認してください!」と続けました。

”怒りの乙女”こと楓先生役の戸田恵梨香さん

それぞれが演じた、実在した保母さんを演じたことについて問われると、怒りの乙女と呼ばれながら保母たちのリーダーとして牽引役の楓先生を演じた主演の戸田さんは、「撮影に入る前は、他のキャストさんたちと全然年が離れてないと思っていて、私がリーダーに見えるのかな?と不安だったんですけど、年齢を聞くと皆20代前半で衝撃でした。年齢的に全然リーダーだなと思って(笑)怒りの乙女と呼ばれるキャラクターを演じていますが、普段、ずっとふつふつと自分の中で怒りを持って、何かに戦って挑んでいるということがないので、お芝居で怒りを表現することが難しかったです。子供たちが元気をくれる存在だったので、本当の保育園みたいな空間で、それぞれが本当の保母さんのようでしたし、すごく豊かな環境でした。」とコメントしました。

楓先生とは正反対の天真爛漫で少しおっちょこちょいな、みっちゃん先生を演じた大原さんは、「年齢的にも、顔つき的にも童顔といわれる私が、保母さんって大丈夫かな?と最初は思ったんですけど、台本を読むと光枝は子どもたちと同じ目線に立って、一緒に楽しいことを探していく役だったので、カメラが回っていないときでも常に子どもたちと遊んだり、オルガンを演奏して子どもたちと歌ったり、大変なこともありましたけど、とても楽しかったです。」と、振り返り、みっちゃん先生の親友、よっちゃん先生役を演じた佐久間さんは、「私が演じた役柄は、しっかりしているようでおっちょこちょいな部分があったり、唯一青春をしているような、普通の女の子でした。そんな姿をこの作品の中で表されていればいいなと思います」とコメントし、まさこ先生を演じた三浦さんは、「とにかく声を出して、体を使って、子どもたちと触れ合おうと思っていました。

役としてだけではなく、現場でも縁の下の力持ちになれれば、自然と正子さんのキャラクターもでてくるかなと思って撮影に挑みました」と、元気とパワーで皆を陰ながら引っ張る正子先生の役作りについて明かしました。みっちゃん先生の背中を後押しするようなしっかりものの初枝先生を演じた堀田さんは、「私は終盤から皆さんとご一緒するので、どうにかコミュニケーションをとりたいなと思い、積極的に子どもたちへ声をかけていたら、『今、泣きたいから話しかけないで!』と言われちゃって(笑)小さい役者さんたちのパワーをすごく感じました」と、撮影秘話を語りました。

大女優を目指すヤッちゃん役の中島琴音さんと戸田恵梨香さん

印象に残っているエピソードについて戸田は、「ヤッちゃんという子役に、『大女優になりたいです。どうやったら大女優になれますか?』と聞かれて、『私は大女優じゃないから、分かりません。どういう女優さんになりたいの?』って聞いたら、『戸田恵梨香さんと、大原櫻子さんと、』って言われて、子どもなのにすごく気が遣えるんだなとびっくりしました(笑)」と、おませなヤッちゃんとの思い出を振り返ると、大原さんもヤッちゃんの思い出深いエピソードがあると言い、「撮影が昨年の今頃でとても寒い時期だったんですけど、カメラが回っていないのに、薄い衣装のままで歩いていて。『寒いから服着たほうがいいよ、温かくしたほうがいいよ』って声をかけたら、『いい!女優は寒い時にもこういう格好で歩くの!』って言われちゃって(笑)」と明かすと、「反省します!私、寒いとすぐ服着ちゃうから!」と戸田さん。小さな女優のほっこりエピソードに会場は温かい雰囲気に包まれました。

サプライズ登壇は子役のみんな!

最後に、MCからスペシャルゲストが呼び出されると、「雀の学校」の童謡に合わせて、疎開保育園の園児たちを演じた子どもたちがサプライズで登場!キャスト達は花束を受け取り、1年前の撮影当時に比べ随分と大きくなった子どもたちに驚きと喜びを隠せない様子。すっかり劇中時の保母を演じていたときのような優しい表情を向けながら久々の再会に戸田さんは「別人!!かわいい~!おかっぱどうなったの!(笑)」と、子どもたちの成長の速さをしみじみと感じているようでした。みっちゃん先生に懐いていたケンちゃん役の村上秋峨くんは、大原さんに緊張しているかどうか尋ねらえると、少し恥ずかしそうにしながらも「わからない~でもすごく嬉しいです!」とかわいらしくコメント。キャストたちから沢山のエピソードが繰り広げられたヤッちゃん役の中島琴音さんは「皆さんにとっても会いたかったので、嬉しかったです!」と将来の大物ぶりを思わせるしっかりとしたコメントに、「感じていただけましたでしょうか、これが大女優の琴音でございます!」と戸田さんからも紹介を受けると、「ありがとうございます!」と、嬉しそうな様子を見せました。

2019年2月22日(金)全国ロードショー

最後に戸田さん「もっと子どもたちと時間を過ごしたかったです。この作品は未来ある子どもたちを守りたいと、私も初めて実感した現場でした。ケンちゃんのモデルの方は今も存命されている方です。私たちが演じていくというのがそれだけ重要で、どれだけの責任かということを向き合って演じていました。実際に戦争を体験していて、今も生きている方たちのお話を聞けるのが、もしかすると私たちが最後の世代ではないのかなと思います。この作品は戦争というものが実際にあった話で、どれだけ悲惨なものということが、伝えられる映画です。私たち世代やそれよりも若い世代の方々、その当時を生きた方々、皆さんに伝われば嬉しいです。この作品がこれからどこまで皆さんの心に残るかは分からないですが、10年、20年先も心に残る大事な作品になればいいなと思います。本日はありがとうございました」とメッセージを贈りました。

1年ぶりとなるキャストと子どもたちのサプライズ再会も叶い、かけがえのない時間となった本イベントは、終始暖かい空間に包まれながら幕を閉じました。

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