映画『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』が6月25日にいよいよ公開!

公開日 : 2021年06月23日
最終更新 :
今回もピーターラビット大暴れ!?(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)
今回もピーターラビット大暴れ!?(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)

100年を超えて愛されてきたピーターラビット。世界中で大ヒットした前作に続き『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』が全国公開になります。新たなストーリーと、原作となったイギリスの湖水地方やロケ地である自然豊かなオーストラリアの情報とともに紹介します。

映画『ピーターラビット』シリーズ

映画『ピーターラビット』シリーズ
2021年6月25日(金)から全国ロードショー

世界で一番愛されるウサギを主人公にした絵本のキャラクター「ピーターラビット」が誕生したのは1902年。フレデリック・ウォーン社から出版された、ビアトリクス・ポター™作の「ピーターラビットのおはなし」から始まりました。絵本シリーズは現在までに世界110の国と地域で出版、35もの言語に翻訳され、全世界累計2億5000万冊という驚異的な発行部数を記録しています。

ピーターと三つ子の妹、いとこのベンジャミン(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)
ピーターと三つ子の妹、いとこのベンジャミン(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)

多くの人々を魅了し続けてきたピーターラビットの初のハリウッド実写映画化の扉を開けたのは、ミュージカルドラマ映画『ANNIE/アニー』のウィル・グラック監督です。原作者への深いリスペクトを根底に、動物と自然への愛と共存という原作の重要なスピリットを映画に散りばめ、フレデリック・ウォーン社の全面協力を得て実現させました。ピーターのかわいいだけではない一面=ワイルドで怖いもの知らずという大胆なキャラクターを全開させ、それまで誰も見たことのないエキサイティングかつハートウォーミングな物語をつくり上げました。

前作でもおなじみの動物たち(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)
前作でもおなじみの動物たち(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)

2018年に映画『ピーターラビット』が公開されると、全世界興行収入が約386億円(※)を超える大ヒットを記録! イキイキとした表情のピーターや個性あふれる動物たち、彼らが繰り広げるミュージカルのような心躍るダンス&シング♪、愛情たっぷりに接してくれる女性ビアとの生活、そんな幸せな生活を脅かす動物嫌いな男マグレガーの登場で始まる“恋の三角関係”、そしてピーターとマグレガーの痛快で壮絶なバトル! そんなすべてに、ピーターラビットが生きてここにいる!と世界中が実感したはずです。観る者すべてを笑顔にした前作から3年、あのピーターラビットがもっと“モフワル”になってスクリーンに帰ってきました!
※約3億5126万ドル/1ドル=110円換算

STORY

STORY
自然豊かな地でビアと暮らすウサギたち(前作『ピーターラビット』より)

ピーター家とマグレガー家には深い因縁があります。原作にも登場しますが、ピーターの父親はマグレガーおじさんに捕らえられパイにされてしまいました。心優しい画家のビアの存在が両親のいない寂しさを吹き飛ばし、ウサギたちは湖水地方で幸せな日々を過ごしています。

今作でもトーマス・マグレガーとピーターのバトルは必見!(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)
今作でもトーマス・マグレガーとピーターのバトルは必見!(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)

マグレガーおじさんは、野菜を盗もうと庭に忍び込んだピーターを追う最中に心臓発作で突然死んでしまいます。その屋敷に引っ越してきたマグレガー家の一族が、神経質で動物嫌いのトーマス・マグレガーです。あろうことかビアとマグレガーは惹かれ合い、ビアに恋心を抱くピーターラビットと、動物たちを追い払おうとするマグレガーは何度もバトルを繰り広げてきました。行き過ぎたケンカのせいでビアの家が破壊される事件もありましたが、互いに愛する存在であるビアの笑顔を取り戻すためにピーターとマグレガーが初めて協力したことで、マグレガーとビアは晴れて恋人同士になります。

ロンドンの時計台(前作『ピーターラビット』より)
ロンドンの時計台(前作『ピーターラビット』より)

そんな前作から3年——、今作はかつての恋敵だったマグレガーと大好きなビアが結婚するところから物語が始まります。
新しい家族として仲良く暮らしていくはずだったピーターとマクレガー。ふたりは、マクレガーの育てるトマトをめぐってすれ違いはじめます。唐突にウサギたちの“父親”役を担うことになってしまったマクレガーと、亡き父親に思いをはせて自分の居場所を見失い、生まれ育った湖水地方を飛び出して大都会へ行ってしまうピーター。

ビアとマグレガーとともに町に出かけたピーターたち(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)
ビアとマグレガーとともに町に出かけたピーターたち(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)

知り合いもいない、食べ物もない都会で、ある日ピーターは父親の親友だったというウサギ・バーナバスと出会います。バーナバスは、都会で生きるための盗みのスキルをピーターに教え、仲間として迎え入れてくれました。やがてピーターは、湖水地方の“父親”気取りのマグレガーよりも、自分のことを認めてくれるバーナバスに“父親”のような思いを抱くようになります。バーナバスにもっと認めてもらいたい! 褒めてもらいたい! ピーターのそんな純粋な気持ちがエスカレートし、やがて湖水地方の本当の家族や仲間を巻き込んで、事態は思わぬ方向に……。

地下のアジトにいるピーターとバーナバス一味(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)
地下のアジトにいるピーターとバーナバス一味(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)

前作からおなじみのピーターの三つ子の妹モプシー、フロプシー、カトンテール、いとこのベンジャミン、そして心優しきビアと神経質なマグレガーももちろん大活躍します。バーナバスとの出会いによって、“モフカワ”から“モフワル”へ飛躍するピーター! バーナバスが率いる組織のメンバーとして古株の泥棒ネズミのサムエル、無口なネコのトム、その妹で頭脳派のミトンなどワルそうな面々も新たに登場します。

出版をもちかけるナイジェル(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)
出版をもちかけるナイジェル(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)

また、ビアが自費出版で手がけたウサギの絵本の評判を聞き、大手出版社社長のナイジェルが大々的にピーターラビットを出版する話を持ちかけることも、ビアとマグレガーとピーターの運命に大きな影響を及ぼします。

原作となったイギリスの湖水地方とロケ地のオーストラリア

原作となったイギリスの湖水地方とロケ地のオーストラリア
ピーターが住む家のエントランス(前作『ピーターラビット』より)

原作の舞台は、イギリスで最も美しいと称えられる湖水地方です。2017年には世界文化遺産に登録された人気の観光地。映画のなかでもピーターが暮らす豊かな自然に囲まれた農園が映し出されます。出版社がある町とのコントラストで、より美しく描かれる風景が魅力。

農園の地域と町をむすぶ列車(前作『ピーターラビット』より)
農園の地域と町をむすぶ列車(前作『ピーターラビット』より)

多くの文人に影響を与えた湖水地方はイングランド北西部のカンブリア州にある広大な国立公園で、その中にあるウィンダミア湖はイングランド最大の湖です。原作者のビアトリクス・ポターは幼少期にこの地を家族とともに訪れました。そのとき飼っていたウサギの名前がピーターです。

畑にいるピーターと妹たち(前作『ピーターラビット』より)
畑にいるピーターと妹たち(前作『ピーターラビット』より)

湖水地方のボウネスという町には「ビアトリクス・ポターの世界」というアトラクション施設があり、ピーターラビットの物語についてより深く知ることができます。日本語にも対応しているため、旅行におすすめのスポットです。ほかにも周辺ではポターが過ごした家や絵本にも登場する風景が楽しめます。

町なかを駆け回るピーターたち(前作『ピーターラビット』より)
町なかを駆け回るピーターたち(前作『ピーターラビット』より)

映画の撮影は前作に続き、今回もおもにオーストラリアで行われています。そのため、グロスターの町の代わりになるロケーションは、シドニーのザ・ロックスなどの英国式の建築物が残る歴史地区が選ばれました。
ロックスは、古きよきシドニーの面影を残しており、タイムスリップしたような気分が味わえます。オペラハウスからも徒歩10分程度と、シドニー観光ではぜひ訪れてほしいスポットです。

マーケットのバーナバスとピーター(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)
マーケットのバーナバスとピーター(『ピーターラビット2/バーナバスの誘惑』より)

主要場面のファーマーズ・マーケットでの強奪シーンにぴったりな場所は、シドニー郊外のパラマタにある、1800年代初めに建てられたカンバーランド病院です。登場する50もの露店は美術チームがデザインしています。

黒柳徹子さんも太鼓判を押す『ピーターラビット2』の公開が楽しみです!

■ピーターラビット2/バーナバスの誘惑
・公開予定日: 2021年6月25日(金)全国ロードショー
・URL: https://www.peterrabbit-movie.jp/
・Twitter: https://twitter.com/PeterRabbit_JP
・Facebook: https://www.facebook.com/PeterRabbitMovieJP/
・Instagram: https://www.instagram.com/PeterRabbitMovieJP/
2020年/アメリカ映画/スコープサイズ/上映時間:1時間33分/字幕・吹替
原題:Peter Rabbit 2: The Runaway/字幕翻訳:牧野琴子

Blu-ray<br />©2018 Columbia Pictures Industries, Inc., 2.0 Entertainment Financing, LLC and MRC II Distribution  Company  L.P.  All  Rights  Reserved.  |  PETER  RABBIT  and  all  associated characters ™ & © Frederick Warne & Co Limited.
Blu-ray<br />©2018 Columbia Pictures Industries, Inc., 2.0 Entertainment Financing, LLC and MRC II Distribution Company L.P. All Rights Reserved. | PETER RABBIT and all associated characters ™ & © Frederick Warne & Co Limited.

前作も気になる方は発売中のDVDや各動画配信サイトをチェックしてみてください!

■ピーターラビット™
デジタル配信中・Blu-ray 2619円(税込)/DVD 2075円(税込)、発売・販売元:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

≫≫≫(関連記事)「ピーター・ラビット好き必読!イギリス湖水地方お手軽周遊ガイド」の記事はこちら

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新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、上記記事内で紹介した映画において、公開日の変更の可能性があります。最新情報は、公式ウェブサイト(URL)などで確認してください。
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※当記事は、2021年6月15日現在のものです

筆者

地球の歩き方ウェブ運営チーム

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