世界遺産でも注目!海辺の町チェファルー
シチリア島州都のパレルモから電車で約45分の場所にあるチェファルー。
パレルモからの距離は東に約70km程。
田舎のリゾート地、という言葉がぴったりの、美しく綺麗な海に加えて、のんびりとしたアットホームな雰囲気も兼ね備えています。
町は小さく、徒歩で観光するのが良いでしょう。
お買い物を楽しむも良し、ビーチで海水浴を楽しむも良し!です。
町の入り口から続くメインストリートを進むと、大聖堂広場にたどり着きます。
広場には、2015年に世界遺産に登録された、アラブ・ノルマ様式の大聖堂がそびえ立ちます。
大聖堂の後ろ側には、町のシンボルでもあるロッカと呼ばれる岩山が。
ここチェファルーの大聖堂は、1130年から1240年の間に約100年かけて、
当時シチリア王国を収めていたノルマンの初代国王ルッジェーロ2世によって建設されたものです。
彼が戦争を終えてシチリア島へ戻ろうとしていた時、船が嵐に遭い、このまま無事にシチリアに辿り着ければ、その場所に記念の教会を建てると誓いをたてたところ、そうして漂流したのがチェファルーでした。
そうして建設が進められたのがこの大聖堂です。
その高い芸術性が認められ、2015年からはパレルモのアラブ・ノルマン建築群とモンレアーレの大聖堂と共に世界遺産に登録されています。
大聖堂の広場から海側に進むと、埠頭があり、そこに小さなビーチもあります。
実はこの場所では、ニューシネマパラダイスという映画のロケが行われたこともあります。
ファンには見逃せない場所ですね!
【チェファルへのアクセス方法】
電車の場合: パレルモ⇄メッシーナ間のローカル電車にてチェファルー(Cefalù)下車。
パレルモからは約45分、メッシーナからは約2時間~2時間半
筆者
イタリア特派員
小湊照子
イタリアのシチリア在住で会社経営者です。
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