マドンナ・デッラ・ロッカ教会からタオルミーナの絶景を拝む！

タオルミーナの街から、更に上部を見上げるとマドンナ・デッラ・ロッカという教会（街中からは白い十字架のみが見える）と要塞が見えます。
要塞の方は、アラブ・ノルマン時代に建設されたものとされており、現在は閉鎖されていて中に入ることは出来ません。
教会は1640年頃、メッシーナの司教ジェロニモ・ヴェローナによって建設されたとされています。

この教会の建設においては、ある伝説が伝えられています。
羊飼いの少年がある日この岩の洞穴の中に雨宿りの為に隠れていたところ、突然強い光の中に子供を抱いた美しい女性を見たのだそうです。
驚いた少年は、羊を置いて逃げ出してしまいました。
そんあ少年を?りつけた両親は、少年の話を半信半疑で聞き、どちらにしても置いてきてしまった羊たちを迎えに行かなければならない為、後日その場所に戻ることにしました。
洞穴の中には何も見当たらなかったのですが、大きな割れ目の中に、少年を抱いた女性の油絵を見つけました。

その奇跡を称えて建設に至ったとされる教会ですが、
現在も月に一回ミサが行われています。
それ以外の時は、観光客に開放されていますので、
内部まで見学することが可能。
同時に、教会前から見下ろすタオルミーナの全景にも注目です！

【データ】
マドンナ・デッラ・ロッカ教会(Santuario della Madonna della Rocca)
住所：Via Madonna Rocca, Taormina
訪問可能時間：9:30～12:30 16:00～19:30（夏季）、9:30～12:30（冬季）
タオルミーナからバスでのアクセスについて
メッシーナ門近くのInterbus社のバス停留所から
カステルモーラ行きのバス（一時間に約1本: 09:30頃～20:30頃まで）に乗車し、
二つ目の停留所マドンナ・デッラ・ロッカで下車する。
値段：片道€1,90、往復€3