ベトナム映画ニューウェーブ日本本格上陸!『漂うがごとく/ベトナムを懐う』2本同時公開が決定!

公開日 : 2019年02月01日
最終更新 :
『漂うがごとく/ベトナムを懐う』
『漂うがごとく/ベトナムを懐う』

日越国交樹立45周年記念「ベトナム映画祭2018」で上映された作品の中から、ベトナムの現在を描き出す珠玉の2本をセレクト、2019年3月23日(土)より新宿K’s Cinemaで『漂うがごとく/ベトナムを懐う』の2本同時公開が決定しました。

『漂うがごとく』

『漂うがごとく』
『漂うがごとく』

『漂うがごとく』はハノイを舞台に、満たされない想いを抱えながら、彷徨う現代のベトナム人女性を描いた、第66回ヴェネツィア国際映画祭国際批評家連盟賞受賞作。

監督は第6回NHK アジア・フィルム・フェスティバル上映作品『癒やされた地』のブイ・タク・チュエン。ベトナムの鬼才映画監督ファン・ダン・ジーが脚本を担当した、ベトナム映画で少ないアート色の強い作品。満たされることのない人間の孤独や欲望を表現し、登場人物がそれぞれ抱える心の乾きが、湿度の高いベトナムの風景や水の流れなど美しい映像と共に描かれる。主演のドー・ハイ・イエンは、17歳の時に「夏至」(2000)に出演し女優デビュー。共演者もベトナム国内のみならず世界で活躍する俳優たちが揃いました。

『漂うがごとく』ストーリー
『漂うがごとく』ストーリー

【ストーリー】
ハノイで旅行ガイド兼通訳として働くズエンと、タクシー運転手のハイは、出会って三ヶ月で結婚を決めた。式のあと酔いつぶれ、夫婦の寝室へ担ぎ込まれる新郎ハイを、ズエンはただ見つめることしか出来なかった。後日、式に来られなかった女友達のカムを訪ねた帰り、彼女の代わりに手紙を届けに行ったズエンは、受取人のトーに襲われる。ハイとは正反対の、どこか危険な匂いのする男・トーに何故か魅了されていくズエン。 だが女としての彼女の目覚めはやがてある悲劇を招く…。

というストーリーです。

■『漂うがごとく』(原題:Choi voi/英題:Adrift)
URL:http://mapinc.jp/vietnam2films/
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
©Vietnam Feature Film Studio1,Acrobates Film
2019年3月23日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次ロードショー

『ベトナムを懐う』

『ベトナムを懐う』
『ベトナムを懐う』

『ベトナムを懐う』は祖国を離れ、ニューヨークで暮らす3世代のベトナム人たちを描いた戯曲が原作。

長く戦争が続いたベトナムの歴史を背負いながら、異国で故郷をおもう各世代の心情を丁寧に描いてる。監督は「サニー」ベトナムリメイク版『輝ける日々に』のグエン・クアン・ズン。世代や文化のギャップが生むユーモラスな衝突から、祖国を捨てた息子とその父親、そして孫娘の3世代が対峙することで、ベトナム移民の哀しい背景を描き出した一作です。

『ベトナムを懐う』ストーリー
『ベトナムを懐う』ストーリー

1995年のニューヨーク。雪の中を老人ホームから抜け出してきたトゥーは、息子グエンと孫娘タムが暮らしているアパートに転がり込むが、ボーイフレンドの誕生日を祝おうとしていたタムは祖父の乱入に困惑を隠せない。祖父との時間に堪えきれなくなったタムの怒りは爆発、トゥーは家を飛び出すこととなる。そこへ帰って来た息子・グエンは故郷への哀しい思いを語り始めた。なぜグエンは祖国を捨てたのか。タムはベトナム移民である自分のルーツと家族の歴史を知ることになる……。


というストーリーです。

■『ベトナムを懐う』(原題:Dạ cổ hoài lang/英題:Hello Vietnam)
URL:http://mapinc.jp/vietnam2films/
配給:ムービー・アクト・プロジェクト
©HKFilm
2019年3月23日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次ロードショー

筆者

地球の歩き方ウェブ運営チーム

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