ナショナル・ギャラリー・シンガポールにてチームラボがデジタルアート作品を発表

公開日 : 2018年01月11日
最終更新 :

さまざまな分野のスペシャリストが集い、常に新しい挑戦を続けているウルトラテクノロジスト集団、チームラボ。大河ドラマ「花燃ゆ」のオープニングムービーをはじめ、ミラノ万博2015の日本館、ニューヨークPace Galleryなど、その作品をご覧になったことのある方は多いのではないでしょうか。そのチームラボがナショナル・ギャラリー・シンガポールにて発表しているデジタルアート作品をご紹介します。

「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」

「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」
現実と非現実世界の境界をあいまいにするデジタルアート作品

さまざまな分野のスペシャリストが集うウルトラテクノロジスト集団、チームラボは、2018年1月5日(金)から8月12日(日)までの期間、ナショナル・ギャラリー・シンガポールにて、デジタルアート作品「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」と「花と人 - Dark」を展示しています。

なお、今回発表しているふたつの作品、「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」と「花と人 - Dark」は、ナショナル・ギャラリー・シンガポールが主催するアート・フェスティバル「Light to Night Festival」の一環としても展示されています。「Light to Night Festival」の期間中、シンガポールにある主要な文化施設や公園などでは世界各国から寄せられたさまざまなアート作品を見ることができます。

「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」は、現実と非現実世界の境界をあいまいにするデジタルアート作品です。作品を目の当たりにした人は、次から次へとたくさんの人物に遭遇し、その人物に触れると、時には立ち止まったり、時には方向を変え進んで行ったりと、進むべき道を変えるという。

「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」は、記録された映像をただ再生している訳ではなく、作品を目の当たりにした人の反応によって変化し続けるそうです。二度と同じものが訪れることのない、かけがえのない瞬間を「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」で楽しみましょう。

Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite
teamLab, 2018, Interactive Digital Installation, Endless, Sound: Hideaki Takahashi, Voices: Yutaka Fukuoka, Yumiko Tanaka

「花と人 - Dark」

「花と人 - Dark」
リアルタイムに描かれ続けているデジタルアート作品

チームラボによるもうひとつの作品、「花と人 - Dark」。こちらの「花と人 - Dark」は、作品を目の当たりにした人の行動によって、花がいっせいに散ったり、枯れたり、もしくは、また生まれ変わり、いっせいに咲き乱れたりするデジタルアート作品です。

こちらの「花と人 - Dark」も先述した「Walk, Walk, Walk: Search, Deviate, Reunite」と同様、あらかじめ記録された映像を再生している訳ではありません。作品を目の当たりにした人の行動にともない、コンピュータプログラムによってリアルタイムに描かれ続けている、すなわち常に変容しているデジタルアート作品なのです。

花と人 – Dark / Flowers and people - Dark
teamLab, 2015, Interactive Digital Work, 3–8 channels, Endless, Sound: Hideaki Takahashi

ウルトラテクノロジスト集団、チームラボとは

ウルトラテクノロジスト集団、チームラボとは
2001年から活動を開始したスペシャリスト集団

チームラボとは、東京大学大学院の学生を中心に2001年から活動を開始したスペシャリスト集団です。現在では、プログラマをはじめ、エンジニア、CGアニメーター、数学者、建築家などの専門家からなるクリエイティブ集団です。

チームラボは、大河ドラマ「花燃ゆ」のオープニングムービーをはじめ、ミラノ万博2015の日本館、ニューヨークPace Gallery、ロンドンSaatchi Gallery、パリMaison & Objet、DMM.プラネッツ Art by teamLab、など、世界中の展覧会で数多くの作品を発表しています。

現在は、福岡県にある福岡城跡で「福岡城 チームラボ 城跡の光の祭」を2018年1月28日(日)まで開催中です。また海外では、2018年4月15日(日)まで、オーストラリア・メルボルンにあるビクトリア国立美術館の「NGVトリエンナーレ」で作品を展示中です。

ナショナル・ギャラリー・シンガポールへの行き方

ナショナル・ギャラリー・シンガポールへの行き方
地下鉄MRTを利用すると便利

ナショナル・ギャラリー・シンガポールへ行くには、地下鉄を利用すると便利です。ナショナル・ギャラリー・シンガポールの最寄り駅は、MRT(マス・ラピッド・トランジット=シンガポールの地下鉄)のノースサウス線、およびイーストウェスト線のシティ・ホール駅です。

シティ・ホール駅で下車し、出口Bを利用するとナショナル・ギャラリー・シンガポールへのアクセスもスムーズです。セント・アンドリュー大聖堂を右手になるように直進し、Coleman Streetで左折、Saint Andrew's Roadに出た後、右折するとすぐです。シティ・ホール駅から数百メートルの距離にあり、徒歩で移動できます。

二度と同じ風景には出合えない、まさに刹那の体験。シンガポールにお出かけの際にはナショナル・ギャラリー・シンガポールを訪れ、チームラボの作品をご覧になってみてはいかがでしょうか。

筆者

地球の歩き方ウェブ運営チーム

1979年創刊の国内外ガイドブック『地球の歩き方』のメディアサイト『地球の歩き方web』を運営しているチームです。世界約50の国と地域、160人以上の国内外の都市のスペシャリスト・特派員が発信する旅の最新情報をお届けします。

【記載内容について】

「地球の歩き方」ホームページに掲載されている情報は、ご利用の際の状況に適しているか、すべて利用者ご自身の責任で判断していただいたうえでご活用ください。

掲載情報は、できるだけ最新で正確なものを掲載するように努めています。しかし、取材後・掲載後に現地の規則や手続きなど各種情報が変更されることがあります。また解釈に見解の相違が生じることもあります。

本ホームページを利用して生じた損失や不都合などについて、弊社は一切責任を負わないものとします。

※情報修正・更新依頼はこちら

【リンク先の情報について】

「地球の歩き方」ホームページから他のウェブサイトなどへリンクをしている場合があります。

リンク先のコンテンツ情報は弊社が運営管理しているものではありません。

ご利用の際は、すべて利用者ご自身の責任で判断したうえでご活用ください。

弊社では情報の信頼性、その利用によって生じた損失や不都合などについて、一切責任を負わないものとします。