上海国際映画祭出品決定!猫映画の決定版!沢尻エリカ主演映画『猫は抱くもの』舞台挨拶

公開日 : 2018年06月09日
最終更新 :
©2018「猫は抱くもの」製作委員会
©2018「猫は抱くもの」製作委員会

『ヘルタースケルター』(2012)以来、6年ぶりとなる沢尻エリカさん主演、若手演技派俳優の吉沢亮さん出演、犬童一心監督がメガホンをとる『猫は抱くもの』が、6月23日(土)に新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町他にて全国公開となります。主人公と猫の「内面」と「現実」が入り混じる演出が見どころで、猫の擬人化や舞台を使ったシーン、そしてアニメーションなど、さまざまな演出が盛り込まれている話題作が、なんと日本映画で唯一、第21回上海国際映画祭コンペティション部門への正式出品決定!映画祭に向けた出演者と犬童監督の意気込みをお届けします。©2018「猫は抱くもの」製作委員会

こじらせた1人と1匹の妄想が、自分らしい幸せに気付かせてくれる

こじらせた1人と1匹の妄想が、自分らしい幸せに気付かせてくれる
6月5日におこなわれた舞台挨拶

映画『ジョゼと虎と魚たち』や『グーグーだって猫である』の映画版、ドラマ版を手掛けた犬童一心監督の最新作、『猫は抱くもの』。思った通りの自分になれず、投げやりな毎日に慣れてしまった“元アイドル”の沙織(沢尻エリカさん)と“自分を沙織の恋人だと思い込んでいる猫”が、自分らしい生き方を見つけていく物語です。猫の良男の擬人化した姿を演じるのは、若手演技派俳優の吉沢亮さん。さらに、「水曜日のカンパネラ」のボーカル・コムアイさんが猫のキイロを擬人化した姿を演じ、銀幕デビューを果たしています。また、ロックバンド「銀杏BOYZ」でボーカル&ギターを務める峯田和伸さんも、物語のキーマンとなる画家・ゴッホとして登場します。

6月5日(火)都内でおこなわれた舞台挨拶&完成披露試写会

6月5日(火)都内でおこなわれた舞台挨拶&完成披露試写会

6月5日(火)、丸の内ピカデリー2(東京)でおこなわれた完成披露試写会では、沢尻エリカさん、吉沢亮さん、コムアイ(水曜日のカンパネラ)さんら主要キャスト、犬童一心監督が登壇。犬童監督は「主人公の沙織はある意味地味な役だけど、沢尻さんが演じることで新鮮になるのではということ、映画のクライマックスで野蛮なパワーが欲しかった。沢尻さんが本来持つ良さをクライマックスでお見せできたらと思いました。この映画の話が出たとき、一番に沢尻さんに演じてほしいと思いました。」と、主演に沢尻さんを起用した背景を語りました。沢尻さんは「お話をいただいて、即決しました」と相思相愛な様子がうかがえました。

「あまりの可愛さに譲り受けた」もう一人(匹)の出演者

「あまりの可愛さに譲り受けた」もう一人(匹)の出演者
舞台挨拶に出演した猫の良男くん

さらに、本作の完成を祝って、もう一人の大事なキャストである、猫の良男もご登場!本作で愛情たっぷりに共演したふたり。あまりの可愛さに、沢尻さんは撮影後に良男を譲り受けたほどだとか。現在、沢尻家の飼い猫として暮らす良男改め「グリグリ」。今回は公の場で沢尻さんとの貴重な2ショットが実現しました!グリグリにマイクが向けられると「ニャ~」と可愛らしい声が。観客から拍手と共に歓声があがる中、「できる子~!」と大興奮の沢尻さん。猫への愛が垣間見えるワンシーンでした。

日本作品で唯一、コンペティション入選!

日本作品で唯一、コンペティション入選!
上海国際映画祭へ参加する意気込みを語る

日本作品で唯一、コンペティション入選となった上海国際映画祭へ参加する意気込みを、キャストや監督が熱く語る舞台挨拶。6月16日~25日まで開催される上海国際映画祭は、世界15大映画祭のひとつで、FIAPF(国際映画製作者連盟)が認定する国際映画祭。21回目を迎える今年は、世界108カ国から、3,400本以上のエントリー(内日本映画約200本)があり、アジア最大級の映画祭として注目を集めています。また、本作が出品されるコンペティション部門は、第10回(2007年)に山田洋次監督『武士の一分』が最優秀音楽賞(冨田勲)を受賞、第19回(2016年) に阪本順治監督『団地』が最優秀女優賞(藤山直美)を受賞するなどしています。『猫は抱くもの』の上海映画祭での上映日は6月21日(木)。それにあわせて急遽、犬童監督ほか渡航し舞台挨拶を行う予定です。

上海国際映画祭に向けた意気込み

上海国際映画祭に向けた意気込み
愛猫のグリグリとともに

今回の出品決定に関して、犬童監督は「沢尻エリカの野蛮なパワーと吉沢亮の唖然とするエレガントさが中国の皆さんにどうささるのかが楽しみです」とコメント。賞の獲得にも期待が膨らみます。主演の沢尻さんは「『猫は抱くもの』が、コンぺティション部門に選ばれ光栄に思います。海外でどのように評価して頂けるか、楽しみにしています。」とコメント。日本映画として最優秀作品賞受賞作品(金爵奨)を受賞すれば2005年『村の写真集』(監督:三原光尋)以来の快挙となります。6月25日(月)、上海で行われる授賞式からも目が離せません。

『猫は抱くもの』
公開:2018年6月23日(土)
新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町ほか全国ロードショー
出演:沢尻エリカ、吉沢亮、峯田和伸、コムアイ(水曜日のカンパネラ)監督:犬童一心
企画製作・配給:キノフィルムズ 上映時間:109分
©2018「猫は抱くもの」製作委員会
公式サイト:http://nekodaku.jp/

筆者

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