にぎり寿司の概念をぶっ壊すデカネタ! 滋賀・土山町「はなぶさ」のメガ寿司とは!

公開日 : 2019年03月03日
最終更新 :
「はなぶさ」名物の「にぎり盛り合わせ」
「はなぶさ」名物の「にぎり盛り合わせ」

みんな大好きなにぎり寿司。たまには回転寿司ではなく、カウンターのあるお寿司屋さんでお腹いっぱい食べてみたいものですよね。でもそうなると財布の中身が気になる…。琵琶湖から遠く離れた三重県との県境にほど近い滋賀県土山町に、魚好きが泣いてよろこびそうなとってもスペシャル(?)なにぎり寿司を、大変リーズナブルに食べられる寿司屋があると聞いたので行ってきました!

「はなぶさ」はごく普通な地元のお寿司屋さん!?

「はなぶさ」はごく普通な地元のお寿司屋さん!?
国道1号沿いにある「はなぶさ」

スペシャルなお寿司をいただけるというお店の名は「はなぶさ」。国道1号を水口(みなくち)の中心より鈴鹿方面へ車で15分ほど走ると、看板と信楽焼の狸が左手に見えてきます。

噂ではここの「にぎり寿司の盛り合わせ」は、デカネタで有名とのこと。着いたのは11:30くらいでしたが、すでに駐車場はかなりいっぱい。人気のあるお店のようです。

店の入口にデカネタの存在を示すものは特にない
店の入口にデカネタの存在を示すものは特にない

お店の入り口まで来ましたが、特にデカネタ寿司をうたった看板やポスターなどはありません。いたって普通、地元に昔からあるお寿司屋さんという雰囲気です。

たまたま立ち寄っただけですと、デカネタ寿司があるなんて微塵も思わないでしょう。訪れる客を完全に油断させる店構えです。果たして、本当にデカネタはあるのでしょうか。

おいしそうな魚たちが並ぶカウンター
おいしそうな魚たちが並ぶカウンター

店内はカウンターとテーブル席、また奥には座敷も用意されています。駐車場の様子からもわかりましたが、店内はお客さんでいっぱい。

筆者はカウンターに通されました。目の前の冷蔵ケースには、おいしそうな魚がズラッと並んでいます。さすがに、お昼時のラッシュなので大将もかなり忙しそう……。

メニューを見ましたが、「にぎり盛合わせ(大ネタ7貫)」「上にぎり(小ネタ8貫)」「上にぎり(小ネタ10貫)」と表記がある程度。大ネタ、小ネタの区分けに一瞬(?)となりますが、メニューには写真などもなく大ネタのサイズ感を想像することすらできません。

たしかに、まわりのお客さんの食べているものを見ると、通常よりもひとまわり大きなネタが乗ったにぎり寿司(おそらく上にぎり)や、ちらし寿司が。これは期待できそう!

事前に問い合わせたところ、「にぎり盛合わせ(大ネタ7貫)」は、1組1セットの数量限定メニューでしたので、筆者はその時に電話予約をしておきました。果たして、どんなヤツが登場するのか!

遂に現れたメガ寿司! 寿司の概念が吹っ飛ぶ!

遂に現れたメガ寿司! 寿司の概念が吹っ飛ぶ!
写真で伝わるか!? このメガなサイズ感

カウンターで待つこと少々。割と普通サイズの20cm角の一段重箱が運ばれ、目の前に置かれます。その瞬間、私は目を疑いました。

通常の寿司ならば、ゆうに15貫は入りそうなお重に、たった7貫。まるでメガネの拡大率でも間違ったかのように、巨大な刺身の塊が埋め尽くしていたのです。ちなみに、筆者は老眼ですがメガネはしてません!

しかも、特筆すべきはその厚み。シャリなんて存在しているのか、さえも不明。家族で手巻き寿司をしようと、スーパーで買って帰った刺身の柵(サク)が、そのままお重に入っているかのような強烈な見た目です。まさに「賤ケ岳七本鎗(しずがたけのしちほんやり)」の武将を思わせる様相です。

このメガ感をいかに表現しようかと、10分くらい目の前にある寿司を食べずに悩んでしまいました。

スマホと並べてみた
スマホと並べてみた

まずは、オーソドックスにスマホと並べてみます。

よく考えると、普通サイズのエビが他のメガネタのなかで肩身が狭そうにしているのに気づきました…。

この日のために持参したモノサシ
この日のために持参したモノサシ

ネタの大きさを計ってみましたが、余裕で10cmを越えてきます!

サーモンの写真と比較
サーモンの写真と比較

いまいちわかりにくいので、スタンダードサイズのサーモン寿司の写真と並べてみました。上のメガサーモン、もはや寿司かどうかすらわかりません。頭がクラクラしてきました。

見よ! この圧倒的な存在感!

見よ! この圧倒的な存在感!
分厚すぎて、箸で持ち上げるのもやっと

写真ではどうも伝わらないのですが、厚みは4cmくらいはあるでしょうか。その重みに耐えきれず、シャリがメガネタの下でひしゃげてしまっています。

一体全体どうやってこれを食べればいいのか…。

いろいろ悩んだ挙句、メガネタだけを持って醤油に浸し、シャリを少しずつ乗せて食べることに。

ぶ厚焼き玉子!
ぶ厚焼き玉子!

ちなみに、だし巻き卵もご覧の通り。本来なら、ここから5貫は作れそうです。

お持ち帰り用パックをくれます
お持ち帰り用パックをくれます

本来、大食い系記事ならばやはり完食は必須なのでしょうが、ゴメンナサイ・・・。どうしても食べきれず2貫だけ残してしまいました。

そんな人のために、お店の方に「すみません、持ち帰らせてください!」とお願いすると、パックとビニール袋がもらえます。最後に楽しみに残しておいた、だし巻き玉子とマグロは、お持ち帰りです。

しかし、この(上の)写真を見てください。たった2貫でパックがいっぱいになってしまいました! これだけのメガ寿司が、たった1,000円とは恐ろし過ぎます。もちろん、普通の定食や麺類、丼ものも充実しています!

「はなぶさ」のある土山町とは?

「はなぶさ」のある土山町とは?
東海道・土山宿本陣

「はなぶさ」がある滋賀県甲賀市土山町は、旧東海道の宿場町「土山宿」があった町です。江戸時代は、東海道の難所・鈴鹿峠を目の前に多くの旅人でにぎわったそうで、今も立派な本陣が残ります。

ほかにも、坂上田村麻呂を祀る「田村神社」や「土山茶」「あいの土山マラソン」などが有名な歴史と自然に恵まれた地域です。

さあ、「我こそは魚なしでは生きていけない」というツワモノどもたちよ! 滋賀県・土山町の「はなぶさ」で、思う存分海鮮の神髄を味わってみるがいい!

■はなぶさ
・住所:〒528-0235 滋賀県甲賀市土山町大野4945-4
・アクセス:新名神高速道路から車で約10分

いかがでしたか。魚好きが泣いてよろこびそうなデカネタ寿司を提供する「はなぶさ」を紹介しました。口いっぱいに、新鮮なお寿司を頬張ってみませんか。

筆者

滋賀特派員

フナズシマル

皆様に是非訪れてほしいマニアックな滋賀のマニアックなスポットをご紹介していきます!

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