地球の歩き方の新天地!東京・五反田で楽しむ世界のグルメ ~ペルー編~

公開日 : 2021年02月19日
最終更新 :

海外旅行ができない今、地球の歩き方&aruco編集部が日々会社のある五反田でランチタイムに楽しんでいる世界のグルメ。前回のスリランカ編に続いて、今回はペルー編をお届けします!

海の幸に山の幸……美食の宝庫ペルー料理をいただきます!

海の幸に山の幸……美食の宝庫ペルー料理をいただきます!
鮮やかでかわいい雑貨がならぶ「アルコ イリス」の店内

日本では出合うことの少ないペルー料理ですが、実は豊富な食材と多様な食文化が融合した美食の宝庫。世界中の観光地が競う「ワールド・トラベル・アワード」では、ペルーが“世界で最も美食を楽しめる国”を8年連続で受賞したほど!

会社近くにおいしいペルー料理の老舗があると聞き、早速編集部が向かったのはJR五反田駅から徒歩3分ほどの「ARCO IRIS アルコ イリス」。店内に入ると大きなペルー国旗や、かわいいアルパカの人形が出迎えてくれ、早速テンションが上がります!

壁にはアンデスの女性を思わせる大きなタペストリーが
壁にはアンデスの女性を思わせる大きなタペストリーが

オーナーの新垣さんは沖縄出身のボリビア移民一世。日本に戻ってから出会ったペルー人の奥様とそのご家族で、38年前に日本初のペルー料理レストランを川崎にオープン。ペルー領事館が五反田にあったことから、21年前に五反田にもお店を開いたそう。奥様の家族がリマでレストランをやっていることもあり、すべて本場直伝のレシピ!

シャキシャキのタマネギとトマトの酸味が効いているロモ・サルタード
シャキシャキのタマネギとトマトの酸味が効いているロモ・サルタード

ランチタイムには6種類程度のメニューがラインアップ。何を頼むか迷ってしまうところですが、外せないのは代表的なペルー料理のひとつ「Lomo Saltado ロモ・サルタード」950円。牛肉の薄切りとタマネギやトマト、そしてパパ・フリータと呼ばれるフライドポテトを一緒に炒めた国民食です。味付けに醤油を使うこともあり、日本人の味覚にとても合うひと皿なんです。「9割くらいの料理に入っているよ!」と新垣さんが言うように、インカ時代から食べられているジャガイモを使った料理が多いのもペルー料理の特徴。

カレーライスのようなビジュアルのアヒ・デ・ガジーナ
カレーライスのようなビジュアルのアヒ・デ・ガジーナ

もうひとつご紹介するのが「Aji De Gallina アヒ・デ・ガジーナ」900円。「アヒ」はペルーの黄色い唐辛子、「ガジーナ」は雌鶏のことで、スパイスを使ったチキンクリーム煮込みのような料理です。唐辛子といっても辛みは強くなく、むしろマイルド。ゆで卵をほぐしてご飯と絡めれば、無限に食べられてしまいそうです。

チキンのトマト煮「Estofado De Pollo エストファド・デ・ポジョ」800円
チキンのトマト煮「Estofado De Pollo エストファド・デ・ポジョ」800円
ペルービールやワイン片手に南米のサッカー中継を観戦したい
ペルービールやワイン片手に南米のサッカー中継を観戦したい

太平洋に面したペルーでは豊富な魚介を使った料理も絶品。ランチは肉料理が中心ですが、ディナータイムにはさまざまな海の幸を堪能できます。一番人気は魚介をレモンや香辛料でマリネしたセビーチェ。重たい肉料理やフライのあとには、さっぱりと酸味の効いたセビーチェがよく合いそう。

クスコのクスケーニャやリマのクリスタルといったペルービールはもちろん、ワインの産地として有名なイカワインなども揃ってるので、コロナ禍が落ち着いたら、おいしい料理と一緒においしいお酒も楽しみたいものです。

■ ARCO IRIS アルコ イリス 五反田店
・住所: 品川区東五反田1-15-5 第5本宮ビル2F
・TEL: 03-3449-6629
・営業時間: 12時~22時 ※緊急事態宣言中は20時までの営業

一生に一度は訪れたい“空中都市”マチュピチュ

一生に一度は訪れたい“空中都市”マチュピチュ
マチュピチュ遺跡とワイナピチュ山 ©iStock

「アルコ イリス」オーナーの新垣さんとお話をしていたら、マチュピチュ旅行の前後にお店を訪れる方が多い!とお聞きしました。古くから文明が栄えていたペルーにはたくさんの魅力的な遺跡がありますが、誰もが憧れる旅先といえば、世界遺産にも登録されているマチュピチュではないでしょうか。皆さん、ペルー料理を味わいながら、マチュピチュ旅行の計画を立てたり、思い出を語り合ったりしているのでしょうね!

急斜面を利用して造られた段々畑 ©iStock
急斜面を利用して造られた段々畑 ©iStock

1450年頃にインカ第9代皇帝パチャクティの時代に造られたマチュピチュ。スペインがインカ帝国を征服してから400年近くの時を経て、1911年に発見されました。標高約2400mに突然現れる石造りの遺跡は、麓からはその姿を確認することができず、まさに“空中都市”と呼ぶにふさわしい場所。なぜこの場所に都市が建設されたのか、緻密な設計はどのような行われたのか?など多くの謎に包まれていますが、残された神殿や広場、住居跡などを眺めていると、はるか昔のインカの人々に思いをはせてしまいます。

20頭ほど住むリャマと遺跡のコラボは必撮 ©iStock
20頭ほど住むリャマと遺跡のコラボは必撮 ©iStock
ワイナピチュ山から見下ろす遺跡はコンドル飛んでいるような形 ©iStock
ワイナピチュ山から見下ろす遺跡はコンドル飛んでいるような形 ©iStock

ペルーの首都、リマってどんなところ?

ペルーの首都、リマってどんなところ?
アルマス広場の正面に立つペルー最古のカテドラル ©iStock

ペルーの首都であるリマは、南米を代表する大都市のひとつ。名前は町を流れる「リマック川」から付けられたそうです。スペインの征服者ピサロが建都した町で、セントロ地区(旧市街)にはインカ帝国の黄金を使って造られたコロニアル建築物が点在。歴史地区全体が世界遺産に登録されています。

サント・ドミンゴ教会・修道院の内部 ©iStock
サント・ドミンゴ教会・修道院の内部 ©iStock

美しいカテドラルや教会が、征服者の欲望よってに築かれていたとは……。町の歴史を紐解いてみると、栄華と没落、支配や侵略といった背景にあるストーリーを知ることができます。

2021年3月発売予定『世界246の首都と主要都市』はただいま制作中!
2021年3月発売予定『世界246の首都と主要都市』はただいま制作中!

地球の歩き方「旅の図鑑シリーズ」では、第4弾として『世界246の首都と主要都市』を発行予定です。ペルーのリマはもちろん、日本から地球の裏側の国々まで、199の首都と47の大都市の成り立ちや歴史、名前の由来などを楽しみながら知れる一冊。地球の歩き方らしい、くすっと笑える旅の雑学も満載です。

アフターコロナの旅先選びに、自分の教養や視野を広げるために、ぜひ活用してみてください。

aruco編集部 日隈理絵

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