イタリア・ボローニャのカフェ&ティールームはココがおすすめ!定番から話題のスポットまで一挙に紹介

公開日 : 2018年05月12日
最終更新 :
筆者 : 望月 唯
イタリア人はコーヒーを飲みながら、まったりおしゃべりがお好き!
イタリア人はコーヒーを飲みながら、まったりおしゃべりがお好き!

イタリア人はとにかくコーヒーを飲みます。朝起きたとき、休憩時間、人とおしゃべりするとき、食後の消化のため……。コーヒーの味にはうるさく、こだわりが強いイタリア人たちが行きつけにしているお店に行ってみたいとは思いませんか。今回はイタリア北部、エミリア・ロマーニャ州の州都「ボローニャ」のカフェ&ティールームのおススメを紹介します。ボローニャは、日本でも「ボロニェーゼ」として有名なミートソースのパスタなどのグルメ、ポルティコとよばれる柱廊アーケード、サン・ペトロニオ教会があるマッジョーレ広場、二つの斜塔など重厚な中世の街並みなどの見どころがたくさん。ボローニャ観光で、名物が食べられる定番のバールから新しくできて話題になっているスポットまで、ボローニャのおすすめカフェ&ティールームを紹介します。

ボローニャで「コーヒーがおいしい!」と有名なバール【TERZI】

ボローニャで「コーヒーがおいしい!」と有名なバール【TERZI】
「TERZI」の入り口。いつも人でにぎわっています

ボローニャの中心街にある「TERZI」は、「コーヒーがおいしい」と、イタリア人の間で有名なお店です。いつも誰かしらコーヒーを立ち飲みしています。

ボローニャの人たちが立ち飲みでコーヒーを楽しんでいます
ボローニャの人たちが立ち飲みでコーヒーを楽しんでいます

「あそこのコーヒーはおいしいんだけど、いつも混んでいて長居できないし、落ち着けないんだよね……」そんな話もありますが、実は奥に席があります。

「TERZI」の奥の席。隠れ家的な素敵な空間
「TERZI」の奥の席。隠れ家的な素敵な空間

奥にはテーブル席が4つほどしかありません。しかし、「TERZI」のメインのお客さんは、立ち飲みをして帰る人たちです。席に座る人は少ない(席があることすら知らない人も)ので、奥のテーブル席では、ゆっくりとこだわりのコーヒーを楽しむことができます。フリーWi-Fiが完備されているので、調べものに立ち寄るのもよいでしょう。

モダンアートがおしゃれ。静かな音楽をBGMに優雅なひととき
モダンアートがおしゃれ。静かな音楽をBGMに優雅なひととき

ただし、座るとサービス料金が請求されます。立ち飲みよりも飲み物代が高くなります。ボローニャの人たちは、立って飲むコーヒーがお目当てなんでしょう。

値段の参考:コーヒー3.50ユーロ~、紅茶5ユーロ~

おススメのアーモンド入りコーヒー
おススメのアーモンド入りコーヒー

たくさんの種類があるコーヒーで、おススメなのが「Mediterranea(メディテッラーネア)」です。たっぷりのアーモンド入りのコーヒーのため甘く、砂糖なしで飲みます。まろやかなクセになる味で、一度飲んだらリピートしてしまいます。イタリア人の友達に教えてもらいました。こちらのコーヒーは4.50ユーロです。

ジャスミンティ。とってもいい香りです
ジャスミンティ。とってもいい香りです

紅茶もティーパックではなく、茶葉から淹れてくれます。「もうできてるから、待たずに飲めるよ」と、一番おいしいタイミングでもってきてくれます。こんなサービスもうれしいものです。ジャスミンティは6.50ユーロです。

タリアテッリーナ。パスタとリコッタチーズのタルト
タリアテッリーナ。パスタとリコッタチーズのタルト

「何かボローニャ限定のお菓子はある?」と聞いたところ、こちらの「Tagliatellina(タリアテッリーナ)」をおススメされました。こちらは、ボローニャで有名なミートソースを使ったタリアテッレという種類のパスタをお菓子にしたもの。パスタのサクサクとした触感と、少量のリコッタチーズが絶妙なマッチングです。こちらは2.50ユーロです。

「TERZI」はボローニャのメイン通りであるRizzoli(リッツォーリ)通りの脇道、Oberdan(オーベルダン通り)に入って少し進んだところにありますので、観光の合間の休憩にもピッタリです。ぜひ、ボローニャでもおいしいと有名な「TERZI」に足を運んでみてください。

インスタ映えならココ!優雅なくつろぎ空間【Bistrot Les Fupitres】

インスタ映えならココ!優雅なくつろぎ空間【Bistrot Les Fupitres】
フランス系のカフェ。店内の内装が豪華です

観光の合間の休憩なら、「Bistrot Les Fupitres」ものんびりできるおしゃべり場として人気です。フランス系のカフェなので、ボローニャの名産品は取り扱っていないのですが、「落ち着けて、コーヒーがおいしい!」とボローニャ人たちから大人気です。場所は、ボローニャのシンボル「二つの塔」のすぐ脇の道に入ったところです。

「Bistrot Les Fupitres」の外観
「Bistrot Les Fupitres」の外観
1階と2階に席があります
1階と2階に席があります

よい立地とおしゃれな内装、イタリア人からお墨付きのコーヒーが飲めるのに、席に着くサービス代は請求されません。カッフェマッキアート(ミルク入りエスプレッソ)を頼んで、1.10ユーロ。座っておしゃべりをゆっくり楽しめるのに、この値段は良心的です。

ゆったりとできるソファー席も
ゆったりとできるソファー席も

若い女性たちのクチコミから話題になり、最近ではデートスポットにも使われています。フリーWi-Fiもあります。観光の合間に、オシャレな空間で寛いでみませんか。

ボローニャのご当地お菓子を楽しむならココ!【ANTICA BOLOGNA】

ボローニャのご当地お菓子を楽しむならココ!【ANTICA BOLOGNA】
ボローニャのお菓子を取り扱っているケーキ屋さん

店名の前に付いている「Pasticeria(パスティチェリア)」というのは、菓子屋という意味です。イタリアでは、ケーキ屋でも店内でお菓子とコーヒーを楽しめるところがあります。「ANTICA BOLOGNA」は、おいしいコーヒーも飲みたいけど、やっぱ旅行に来たのなら、ご当地のお菓子だって楽しみたい!という方にうってつけのスポットです。

おいしそうで可愛いお菓子が並んでいます
おいしそうで可愛いお菓子が並んでいます

上の写真の上の段左側にあるお菓子が、「ラビオリ」というボローニャのお菓子。半円型をしています。ジャム入りのものか、クリーム入りのものかを選ぶことができます。

「選べない!」というと、「でしょ」と自信満々に店員さん
「選べない!」というと、「でしょ」と自信満々に店員さん

もうひとつ有名なお菓子が、「トルタリリーゾ」というお米のタルトです。上の写真の、上段真ん中にある四角い形のお菓子です。

ふたつの名物お菓子の中身を公開!
ふたつの名物お菓子の中身を公開!

「トルタリリーゾ」は、しっとりプリンのようななめらかな触感に、お米のツブツブが面白い一品です。「ラビオリ」は、厚い皮のメロンパンのようで、サクサクしています。どちらも日本ではあまり見かけないご当地のお菓子なので、旅行の記念におススメです。

値段の参考:ラビオリ1.20ユーロ、トルタリリーゾ(小)0.80ユーロ

店内は広々、ゆっくりできます
店内は広々、ゆっくりできます

「ANTICA BOLOGNA」は菓子屋ですが、上の写真のように
・おしゃべりを楽しんでいる
・新聞を読みに来ている
・勉強しに来ている
など、いろんな人がまったりと過ごしています。

「ANTICA BOLOGNA」は、「二つの塔」からボローニャのメイン通りを背にしてSan Vitale(サン・ヴィターレ)通りを10分ほど歩いたところにあります。

ボローニャで話題のニュースタイルなカフェ【ZOO】

ボローニャで話題のニュースタイルなカフェ【ZOO】
アメリカンスタイルの新しいカフェ

最近、ボローニャで話題になっているのは、Strada Maggiore(ストラーダ・マッジョーレ)にオープンしたアメリカンなカフェ「ZOO」です。こちらも、「二つの塔」からメイン通りを背にして、10分ほど歩きます。

チーズケーキがたくさん!
チーズケーキがたくさん!

アメリカスタイルなので、ボローニャの名産品などは売っていません。しかし、このお店のよいところは、セットを頼むと、紅茶、緑茶、アメリカンコーヒーが飲み放題になるところです。

ドリンクバーのような形式は、ボローニャではホテルを除いてほぼ存在しませんので、長居をしたい人達に喜ばれています。また、フリーWi-Fiがあるのもポイントです。

オシャレな内装
オシャレな内装

食べ物はハンバーガー、ベーグル、パンケーキなどアメリカ風ですが、イタリアの絵本がいつも展示されていて、絵本に関連した文房具などを買うことができます。ボローニャで話題の新しいカフェに立ち寄りつつ、ちょっとしたイタリアのおみやげ探しにもおススメです。

値段の参考:ハンバーガーセット(ポテト、ドリンクバー付き/平日限定)12ユーロ

ハンバーガーセットを注文♪
ハンバーガーセットを注文♪

いかがでしたか。ボローニャの定番から話題のカフェ&ティールームを紹介しました。イタリア人はコーヒーを飲みながら、まったりおしゃべりが大好きです。ぜひ、ボローニャ観光の際には、コーヒーと紅茶を楽しんでみてください。

筆者

イタリア特派員

望月 唯

ボローニャ在住のメゾソプラノ歌手です。ボローニャ生まれのピアニスト・マルコと一緒にボローニャの歴史や裏話を紹介します。

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