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世界のご当地スープ15選。国の数だけ“オイシイ~”がある!(後編)

2020年05月12日

世界中どこにでもあるご当地スープ。効率よく栄養がとれて作り方も簡単なスープは、名脇役であり、時には主役=メインとして食卓を彩ります。さあ、スープで世界を旅してみませんか。後編はヨーロッパと南北アメリカから9皿をドーンとご紹介します。

ブイヤベース/Bouillabaisse(フランス)

ブイヤベースのスープにパンを浸して食べるのがプロヴァンス流 ©iStock

南フランスの地中海沿岸の港町マルセイユ発祥の、魚介を煮込んだスープ。
今では、庶民的なレストランから高級料理店までメニューにあるフランスを代表するご当地スープです。
もともとは、漁師たちが売り物にならない魚をスープにして食べたのが始まりなのだとか。
マルセイユには「ブイヤベース憲章」なるものがあり“地元で獲れた魚を4種類以上入れる”“スープは小魚でとる”など、細かい定義が設けられています。

ボルシチ/Borscht(ウクライナ)

ボルシチの赤い色はビーツの色 ©iStock

真っ赤なスープが印象的なウクライナの郷土料理。ロシアや東欧の国々でも食べられています。
“飲む血液”とも言われるほど栄養価が高いホウレンソウの仲間、ビーツを使うのが特徴。牛肉、タマネギやジャガイモなどの野菜を煮込み、下処理したビーツを加えると、真っ赤な色に変わります。
食べる前にサワークリームをかけて、あつあつのうちにいただきます。

ポトフ/Pot-au-feu(フランス)

食べ応えがあって、体の芯から温まるポトフ ©iStock

牛肉やソーセージ、野菜を丸ごと煮込んだフランスの家庭料理。
コンソメの素を使って簡単に作れることから、日本人にもおなじみです。
本場フランスではローリエやタイムなどのハーブを使い、じっくりと火を通すことで素材の味を引き出します。
具材を細かくカットしないのは、長時間煮込むことによる煮崩れを防ぐため。スープと具を別々に食べることもあります。

ガスパチョ/Gazpacho(スペイン)

冷たくてヘルシーなスープ、ガスパチョ ©iStock

スペインのアンダルシア地方で生まれたトマトベースの冷製スープ。
トマト、キュウリ、ピーマンなどの夏野菜と、ちぎったパンをミキサーにかけてビネガーやオリーブオイル、塩などで味を整えたらできあがり。冷蔵庫で冷やして食べます。
火を使わずに作れるサラダのようなスープ。暑い夏にぴったりです。

グヤーシュ/Goulash(ハンガリー)

屋外に設置した大鍋で作るのが伝統のグヤーシュ ©iStock

ハンガリー名産のパプリカをたっぷり使った郷土料理。大鍋で肉や野菜を煮込んだアウトドア料理がはじまりで、今でも屋外でのイベントには欠かせないメニューです。
牛肉とパプリカパウダー、タマネギ、ジャガイモなどの野菜をじっくりと煮込んで味を調えたら出来上がり。トマトベースのもの、牛肉の代わりにソーセージを入れたものなどもあります。
ハンガリーのスーパーにはパプリカのパウダーやペーストが種類豊富に売られています。

ミネストローネ/Minestrone(イタリア)

野菜たっぷりのミネストローネ ©iStock

日本でもよく知られているミネストローネは、イタリア生まれのスープです。
ニンジン、セロリ、タマネギのほか、ズッキーニ、インゲンなど好みの野菜をローリエと一緒に煮込み、塩、コショウで味を調えオリーブオイルをたらします。
シンプルだからこそ、野菜の味がしっかりと感じられるヘルシーなスープです。
ポイントは野菜を細かくカットすること。イタリアでは野菜が崩れるくらい煮込むのが普通です。
基本的に肉類は入れませんが、家庭によってはベーコンを使う場合も。マカロニやお米、豆を入れることもあります。

クラムチャウダー/Clam chowder(アメリカ)

パンを器にしたクラムチャウダー ©iStock

ハマグリやアサリなどの二枚貝と、タマネギやジャガイモなどの野菜を牛乳で煮込んだスープ。貝の風味が立ち上る、日本でも人気のスープです。小麦粉でとろみをつけ、生クリームを加えてコクを出すこともあります。
おなじみの白いクラムチャウダーはアメリカ東海岸のニューイングランド生まれ。マンハッタンにはトマトをベースにした赤いクラムチャウダーがあります。

ヘルネケイット/Hernekeitto(フィンランド)

シンプルながら味わい深いヘルネケイット

13世紀から飲まれるようになったという、歴史のあるご当地スープ。フィンランド語でヘルネが豆、ケイットがスープという意味です。
主に使うのはエンドウ豆。すりつぶしたエンドウ豆を煮込み、マスタードと玉ネギのみじん切りを入れ、よく混ぜて食べます。現地では木曜日に飲む習慣があります。

カスエラ/Cazuela(南米)

使われる素焼きの鍋がカスエラ ©iStock

カスエラ(カスウエラ)は、16世紀に南米にやってきたスペイン人が持ち込んだ素焼きの器の名称。この器を使ったスープがカスエラと呼ばれるようになり、カスエラ=スープとして定着しました。
肉や野菜を使うことは共通していますが、具材や味付けは国や地域により異なり、チリでは骨付き肉やジャガイモ、カボチャなど、ペルーでは細くて短いパスタと牛乳を入れるのが一般的。
店のメニューには通常、カスエラ・デ・アベ(鶏肉のカスエラ)、カスエラ・デ・マリスコス(魚貝のカスエラ)など、具材名が表記されています。

まとめ

ハンガリーのグヤーシュ。昔ながらの店ではこの鍋で出てくることが多い ©iStock

レストランや家で普段なにげなく食べているスープも、ルーツを探ると広い世界のどこかに結びつくなんて素敵ですね。次に旅に出るときは、自分好みの本場のスープを探してみませんか。

TEXT:グルーポ・ピコ
PHOTO:iStock、グルーポ・ピコ

※当記事は、2020年5月7日現在のものです。

世界のご当地スープ15選(前編)はこちら

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